この章の内容は次のとおりです。
Oracle Database 12cリリース1 (12.1)の『Oracle Database SecureFilesおよびラージ・オブジェクト開発者ガイド』における変更点は次のとおりです。
SecureFiles LOBでのパラレルDML操作の有効化のサポート
SecureFiles LOBに対するパラレルDMLのサポートが強化され、パフォーマンスが向上します。
「LOBに対するパラレルDML (PDML)のサポート」を参照してください。
現在はデフォルトのLOB記憶域であるSecureFiles LOB
BasicFiles LOBではなくSecureFiles LOBが、LOBのデフォルト記憶域オプションになります。詳細は、「「LOB記憶域」を参照してください。
VARCHAR2
、NVARCHAR2
およびRAW
データ型のサイズ上限の引上げ
このリリースで、SQLデータ型VARCHAR2
、NVARCHAR2
およびRAW
の最大サイズは、それぞれ4,000バイトと2,000バイトから32,767バイトに変更されます。対応するPL/SQLデータ型は、32,767バイトのままです。
このサイズ変更へのアプリケーションでの対処方法は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
デフォルトのLOB記憶域としてSecureFilesを使用するデータ・ポンプ
表をインポートするとき、LOBの列はすべてSecureFiles LOBとして再作成できるため、データ・ポンプのインポート過程でBasicFiles LOBがSecureFiles LOBに変換されます。
「Oracle Data Pumpを使用したLOBデータの転送について」を参照してください。
DBFSへのHTTP、WebDAVおよびFTPアクセスのサポート
SecureFilesでは、様々なXML DBサーバーのプロトコルを使用してインターネットを介してDBFSへのHTTP、WebDAVおよびFTPアクセスを可能にするコンポーネントがサポートされます
「DBFSへのHTTP、WebDAVおよびFTPアクセス」を参照してください。