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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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7.5.5 例: ユーザー・アカウントへの表領域の割当て制限の割当て

Nickという名前のユーザー・アカウントを作成または変更すると想定します。Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)を使用して、デフォルトの表領域でNickに領域使用量割当てとして16MBを割り当てることができます。

Nickが表領域にオブジェクトを作成できるように、デフォルト表領域にNickの表領域の割当て制限を割り当てる必要があります。(これは他の表領域にNickがオブジェクトを作成する場合も同様です。)Nickに特定の表領域を割り当てた後は、Nickの全オブジェクトが消費する領域の合計は、その表領域内で割当て制限を超えることはできません。UNLIMITEDの割当て制限を割り当てることもできます。

次の例は、Nickのユーザー・アカウントの作成中またはアカウントの編集中であることを想定しています。また、この例では、Nickには表領域の割当て制限が指定されていないものとします。

Nickという名前のユーザーに表領域の割当て制限を割り当てるには、次のステップを実行します。

  1. EM Expressで、ユーザー・アカウントの表示に従って、ユーザーNickの「ユーザーの表示」ページに移動します。

  2. 「割当て制限」サブページを選択します。

    ユーザーNickはどの表領域でも割当て制限を持っていないことを示している割当て制限サブページが表示されます。

  3. USERS表領域を選択し、「編集」をクリックします。

    割当ての変更ページが表示されます。

  4. 「割当て制限」フィールドに16Mと入力し、ユーザーNickのUSERS表領域に16MBの割当て制限を割り当てます。

    「割当て制限」フィールドに値を入力すると、EM Expressでは、選択した表領域に対する割当て制限を変更する際に、その値をデータベース・ブロック数の倍数に丸めます。たとえば、データベースで8Kサイズのデータベース・ブロックが使用されており、「割当て制限」フィールドに値10Kを入力した場合、EM Expressでは表領域に対する割当て制限を変更する際に、10Kを16K (2ブロック)に丸めます。

  5. 「OK」をクリックし、新しい割当て制限の割当てを保存します。

    確認メッセージが表示されます。