ローカル・ユーザーとは、共通ではなく、1つのプラガブル・データベース(PDB)でのみ操作が可能なユーザーです。ローカル・ユーザーには、次の特徴があります。
ローカル・ユーザーは、特定のPDB固有で、このPDB内でスキーマを所有します。
ローカル・ユーザーは、ルートでは作成できません。
あるPDBのローカル・ユーザーは、別のPDBまたはルートにはログインできません。
ローカル・ユーザーには、c##
またはC##
の文字で始まる名前を付けることはできません。
ローカル・ユーザーの名前は、PDB内でのみ一意である必要があります。
ユーザー名とそのユーザーのスキーマが含まれているPDBにより、一意のローカル・ユーザーが決まります。たとえば、rep
というローカル・ユーザーとスキーマが、hrpdb
というPDBに存在することができます。rep
という完全に独立したローカル・ユーザーとスキーマが、salespdb
というPDBに存在することができます。
ローカル・ユーザーが共通スキーマのオブジェクトにアクセスできるかどうかは、それらのユーザー権限によって決まります。
たとえば、c##dba
共通ユーザーは、hrpdb
PDB上のc##dba
スキーマで表を作成できます。c##dbaがこの表で必要な権限をローカルのhr
ユーザーに付与しなければ、hr
はこの表にアクセスできません。
関連項目:
ローカル・ユーザーの詳細は、『Oracle Database概要』を参照してください。
2つのPDBのローカル・ユーザーに関連したシナリオは、『Oracle Database概要』を参照してください。
ローカル・アカウントの詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。