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Oracle® Database 2日でデータベース管理者
12c リリース1 (12.1)
B71307-08
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5.1.3 サーバーおよびクライアント・プロセスについて

Oracle Databaseでは、バックグラウンド・プロセスに加えて、ユーザー・プロセスまたはクライアント・プロセスの接続要求を処理するサーバー・プロセスを作成します。ユーザー接続は、次の異なる要素で構成されています。

サーバー・プロセスは、専用または共有のいずれかです。サーバー・プロセスが専用の場合、Oracle Databaseは専用サーバー・モードで実行されます。サーバー・プロセスが共有の場合、Oracle Databaseは共有サーバー・モードで実行されます。専用サーバー・モードでは、各クライアント・プロセスに独自のサーバー・プロセスがあります。専用サーバー・プロセスは長時間実行の問合せおよび管理タスクに適していますが、アイドル・プロセスまたは多すぎる専用プロセスにより、結果的にリソースの使用が非効率的になる可能性があります。

共有サーバー・モードを使用すると、ユーザー接続ごとに専用サーバー・プロセスを使用する必要がなくなり、ユーザー接続ごとに必要とするメモリーが削減され、より多くのユーザーがデータベースにアクセスできるようになります。共有サーバー・モードでは、実行時間の短い問合せが頻繁に行われるため、複数のクライアント・プログラムをサポートするのに効果的です。