タグとは、バックアップを一意に、またはバックアップ・グループの一部として識別するテキスト文字列です。すべてのOracle Recovery Manager (RMAN)バックアップ(増分バックアップを含む)にタグが付いています。たとえば、毎週土曜日にデータベースの全体バックアップを実行した場合、タグFULL_SAT
を使用してこのバックアップを識別できます。
タグを使用すると、RMANコマンドで特定のバックアップを参照できます。たとえば、最新のFULL_SAT
バックアップをテープに移動するコマンドを発行できます。タグを指定しない場合は、RMANにより一意のタグが自動的に作成されます。
タグを使用し、バックアップの異なるグループを参照できるため、異なるルーチンを互いに干渉しないバックアップ計画に作成できます。バックアップ・ジョブのスケジュールを設定してジョブ名を指定すると、ジョブ名がタグになります。