Oracle Databaseソフトウェアをインストールするには、Oracle Universal Installer(OUI)を使用します。OUIは、新しいOracle DatabaseソフトウェアをインストールできるGraphical User Interfaceユーティリティです。インストールのプロセスをガイドするオンライン・ヘルプも利用できます。
データベースは、インストール中に作成できます。データベースの作成を選択すると、データベースの作成から構成までのプロセスをガイドするOracle Database Configuration Assistant(DBCA)がOUIにより自動的に起動します。
インストール・プロセスを開始する前に、前提条件とインストール時の選択項目を次の項で確認してください。
インストール中にデータベースを作成しない場合は、インストールの後、データベースを作成するときにDBCAを実行する必要があります。
注意:
インストール中またはインストール後に単独のプロセスとしてデータベースを作成すると、新しくデータベースを作成する必要はありません。複数のアプリケーションでデータベースを使用する場合も、複数のデータベースを作成するのではなく、単一のOracle Database内の複数のスキーマにデータを分割します。スキーマの詳細は、「ユーザー・アカウントについて」を参照してください。
Oracle Database 12c以降、0、1または多数のユーザー作成のプラガブル・データベース(PDB)をサポートするマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)も作成できるようになりました。Oracle Database 12cより前に作成されたOracleデータベースはすべて非CDBです。このマニュアルでは、CDBおよびPDBの作成に関するOUIおよびDBCAオプションについて説明します(CDBおよびPDBの管理については後続の章で説明)。CDBおよびPDBの詳細は、『Oracle Database概要』および『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。