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Oracle® Application Express APIリファレンス
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71340-03
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このリリースでの変更点

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Application Expressリリース4.2での変更点

Oracle Application Expressリリース4.2用のOracle Application Express APIリファレンスにおける変更点は、次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • APEX_COLLECTION

    • Oracle Database 12c VARCHAR2をサポートするため、コレクションが拡張されています。Oracle Database 12cから、データ型VARCHAR2のデータベース列は32,767バイトまで定義できます。これには、データベース初期化パラメータMAX_STRING_SIZEEXTENDEDの値があることが必要です。Application ExpressがOracle Database 12cにインストールされ、MAX_STRING_SIZE = EXTENDEDの場合、Application Expressコレクションの表は、コレクション文字属性について32,767バイトまでサポートするように定義されます。APEX_COLLECTION APIのメソッドでは、文字属性へのすべての参照(c001からc050)は32,767バイトまでサポート可能です。

  • APEX_CSS

    • apex_cssおよびapex_javascript APIに対するメディア問合せおよびIE条件に対するサポートが追加されています。ADD_FILEプロシージャに、新しい2つのパラメータが追加されました。「ADD_FILEプロシージャ」を参照してください。

    • jQueryファイルに関するコンテンツ配信ネットワークをサポートするため、ADD_THIRD_PARTY_LIBRARYプロシージャが追加されています。「ADD_3RD_PARTY_LIBRARY_FILEプロシージャ」を参照してください。

  • APEX_DEBUG

    • Oracle Application Express 4.2では、APEX_DEBUG_MESSAGEパッケージの名前がAPEX_DEBUGに変更されました。APEX_DEBUG_MESSAGEパッケージ名も、下位互換性のためにサポートされています。ただし、Oracle Application Expressの旧バージョンでパッケージを実行する場合を除き、新規アプリケーションでは新しいAPEX_DEBUGパッケージを使用することをお薦めします。「APEX_DEBUG」を参照してください。

  • APEX_ESCAPE

    • ホワイトリストに指定されているタグを除く、入力テキストのすべての文字でHTMLエスケープを実行するために、HTML_WHITELISTファンクションが追加されています。「HTML_WHITELISTファンクション」を参照してください。

  • APEX_IR

    • Application Expressリリース4.2より前は、対話モード・レポートAPIがAPEX_UTILに存在していました。Application Expressリリース4.2では、開発者が対話モード・レポートの手法を容易に検索できるように、個別のAPEX_IRパッケージが実装されています。「APEX_IR」を参照してください。

  • APEX_JAVASCRIPT

    • apex_cssおよびapex_javascript APIに対するメディア問合せおよびIE条件に対するサポートが追加されています。ADD_FILEプロシージャに、新しい2つのパラメータが追加されました。「ADD_LIBRARYプロシージャ」を参照してください。

    • jQueryファイルに関するコンテンツ配信ネットワークをサポートするため、ADD_THIRD_PARTY_LIBRARYプロシージャが追加されています。「ADD_3RD_PARTY_LIBRARY_FILEプロシージャ」を参照してください。

  • APEX_MAIL

  • APEX_UTIL

    • ビルド・オプションは、機能を有効化および無効化するために使用されるApplication Expressアプリケーションにおける共有コンポーネントです。Application Expressリリース4.1.1では、ビルド・オプションを設定するためにAPIが追加されました。Application Expressリリース4.2では、指定されたビルド・オプションのステータスを再取得するために、ファンクションを利用できます。APEX_UTIL.GET_BUILD_OPTION_STATUSファンクションには2つの種類があり、1つはIDによってビルド・オプションを指定するもの、もう1つはビルド・オプション名によってビルド・オプションを指定するというものです。

    • セッション・ステートは、アプリケーション・アイテムへの拡張を実装することによって、同じワークスペースのアプリケーション間で共有できます。次のプロシージャは、変更されています。

      • APEX_UTIL.SET_SESSION_LIFETIME_SECONDS

        パラメータp_scopeは廃止になりました。このプロシージャは常に、セッション全体の存続期間を設定します。「SET_SESSION_LIFETIME_SECONDSプロシージャ」を参照してください。

      • APEX_UTIL.SET_SESSION_MAX_IDLE_SECONDS

        パラメータp_scopeは廃止になりました。このプロシージャは常に、セッション全体の存続期間を設定します。「SET_SESSION_MAX_IDLE_SECONDSプロシージャ」を参照してください。

  • APEX_PLUGIN

    • 標準のリージョン・タイプ・プラグイン設定として、No Data Found Messageが追加されました。「データ型」t_regionを参照してください。

    • リージョン・タイプ・プラグインのカスタム属性数が25に増えています。「データ型」t_regionを参照してください。

    • 標準のリージョン・タイプ・プラグイン設定としてFetched Rowsが追加されています。「データ型」t_regionを参照してください。

    • CSS Classes属性が、リージョン、ボタン、ページ・アイテムおよびレポート列に追加されました。「データ型」のt_page_itemを参照してください。

    • 複数のアイテム・タイプに、HTML5プレースホルダ属性のサポートが追加されています。「データ型」のt_page_itemを参照してください。

  • APEX_PLUGIN_UTIL

  • APEX_INSTANCE_ADMIN

    • APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETERおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETERに、BIGFILE_TABLESPACES_ENABLEDと呼ばれる新しいパラメータ値が追加されました。「使用可能なパラメータ値」を参照してください。

    • ログイン失敗の処理が改善されました。パラメータ値LOGIN_THROTTLE_DELAYLOGIN_THROTTLE_METHODSINBOUND_PROXIESが追加されました。「使用可能なパラメータ値」を参照してください。

    • 対話モード・レポートのサブスクリプションを削除するためのインタフェースが実装されました。2つの新しいパラメータ(email_images_urlemail_instance_url)が追加されました。「使用可能なパラメータ値」を参照してください。

    • Application Expressインスタンス管理に、Enable Application Tracingのサポートが追加されました。この機能をサポートするために、TRACING_ENABLEDパラメータ値が実装されています。「使用可能なパラメータ値」を参照してください。

    • インスタンス管理とパッケージAPEX_INSTANCE_ADMINにおける暗号化された表領域のシステム・プリファレンスを公開しています。ENCRYPTED_TABLESPACES_ENABLEDと呼ばれる、APEX_INSTANCE_ADMIN.SET_PARAMETERおよびAPEX_INSTANCE_ADMIN.GET_PARAMETERへの新しいパラメータ値です。「使用可能なパラメータ値」を参照してください。

    • リソース・コンシューマ・グループがワークスペース・レベルで利用可能です。ADD_WORKSPACEプロシージャに新しいパラメータp_rm_consumer_groupが追加されました。「ADD_WORKSPACEプロシージャ」を参照してください。また、SET_WORKSPACE_CONSUMER_GROUPプロシージャおよびADD_WORKSPACEプロシージャが追加されています。「SET_WORKSPACE_CONSUMER_GROUPプロシージャ」および「ADD_WORKSPACEプロシージャ」を参照してください。

    • Application Expressの管理に、対話モード・レポートのサブスクリプションに関するレポートが追加されました。REMOVE_SUBSCRIPTIONプロシージャが追加されています。「REMOVE_SUBSCRIPTIONプロシージャ」を参照してください。

    • Application Expressによってメンテナンスされる各ログに対して、インスタンス管理者がログ・スイッチ間隔を設定できるプロシージャが追加されました。「SET_LOG_SWITCH_INTERVALプロシージャ」を参照してください。

  • JAVASCRIPT API

その他の変更

  • Oracle Bug#16410097

    APEX_DEBUG.LOG_DBMS_OUTPUTにはDBMS_OUTPUT.ENABLEが必要。

  • Oracle Bug#17847306

    PURGE_REGIONS_BY_APPの例が正しくない。

  • Oracle Bug#17840784

    SET_SESSION_SCREEN_READER_OFFの例が正しくない。

  • Oracle Bug#17840019

    SHOW_HIGH_CONTRAST_MODE_TOGGLEの例が正しくない。

  • Oracle Bug#17840613

    SHOW_SCREEN_READER_MODE_TOGGLEの例が正しくない。

  • Oracle Bug#17854194

    WORKSPACE_ACCOUNT_DAYS_LEFTの例が正しくない。

  • Oracle Bug#16034677

    APEX.DA.RESUME JavaScript APIがJavaScript APIリファレンスから欠落している。