DBMS_XDB_CONFIGパッケージは、Oracle XML DBとそのリポジトリを構成するインタフェースを提供します。
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関連項目: 『Oracle XML DB開発者ガイド』 |
この章では、次の項目について説明します。
概要
セキュリティ・モデル
定数
PL/SQLパッケージDBMS_XDB_CONFIGは、DBAがシステムを構成するためのPL/SQL向けOracle XML DBリソースのアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)です。このAPIは、PL/SQLを使用して、Oracle XML DBリポジトリ・リソースにアクセスして管理するためのファンクションとプロシージャを提供します。また、リソースのセキュリティおよびOracle XML DBの構成の管理方法も説明します。
Oracle XML DBリポジトリはXMLでモデル化されており、すべてのデータに対するデータベース・ファイル・システムを提供します。リポジトリは、XMLTypeのデータベース・オブジェクトにパス名(またはURL)をマップし、これらのオブジェクトの管理機能を提供します。
PL/SQLパッケージDBMS_XDB_CONFIGは、次のすべての管理に使用できるAPIです。
Oracle XML DBリソース
Oracle XML DBセキュリティは、アクセス制御リスト(ACL)に基づいています。ACLは、どのリソースへのアクセス権をどのプリンシパル(ユーザーまたはロール)が持つかを決定するアクセス制御エントリ(ACE)のリストです。
Oracle XML DBの構成
DBMS_XDB_CONFIGパッケージは、XDBが所有しているため、SYSまたはXDBで作成される必要があります。EXECUTE権限は、PUBLICに付与されます。このパッケージ内のサブプログラムは、現行のユーザーの権限を使用して実行されます。
表183-2 DBMS_XDB_CONFIGパッケージのサブプログラム
| サブプログラム | 説明 |
|---|---|
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有効期限に対するURLパターンのマッピングを |
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XDB構成にMIMEマッピングを追加します。 |
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XDB構成にスキーマ位置マッピングを追加します。 |
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XDB構成にサーブレットを追加します。 |
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XDB構成にサーブレット・マッピングを追加します。 |
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XDB構成内の指定したサーブレットにセキュリティ・ロール |
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次のXML拡張子を |
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セッションの構成情報を |
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セッションの最新の構成情報をデータベースに反映します。 |
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構成情報を更新し、変更をコミットします。 |
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有効期限に対するURLパターンのすべてのマッピングを |
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指定した拡張子のMIMEマッピングをXDB構成から削除します。 |
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指定したスキーマURLのスキーマ位置マッピングをXDB構成から削除します。 |
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サーブレットをXDB構成から削除します。 |
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指定したサーブレット名のサーブレット・マッピングをXDB構成から削除します。 |
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XDB構成内のサーブレットから指定したロールを削除します。 |
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指定したXML拡張子をXDB構成から削除します。 |
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ENABLEDIGESTAUTHENTICATIONプロシージャ |
Digest認証を有効にします。 |
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現在のFTPポートの値を取得します。 |
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現在のHTTPポートの値を取得します。 |
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レルム名を取得します。 |
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現在のHTTPSポートの値を取得します。 |
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XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを取得します。 |
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FTPポートを新しい値に設定します。 |
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HTTPポートに新しい値を設定します。 |
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レルムに新しい値を設定します。 |
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HTTPSポートに新しい値を設定します。 |
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XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを設定します。 |
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XML DB HTTPサーバーのすべてのリスナーのエンド・ポイントを、ローカルホスト・インタフェースでのみリスニングするか( |
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同じ統合データベース内の他のプラガブル・データベースで使用されるポート番号を取得します。 |
このプロシージャは、有効期限に対するURLパターンのマッピングをXDB$CONFIGに追加します。これによって、パターンに一致するURLのExpireヘッダーを制御します。
このプロシージャは、XDB構成に次のMIMEマッピングを追加します。
<mime-mapping> <extension>extension</extension> <mime-type>mimetype</mime-type> </mime-mapping>
このプロシージャは、XDB構成に次のスキーマ位置マッピングを追加します。
<schemaLocation-mapping>
<namespace>namespace</namespace>
<element>element</element>
<schemaURL>schemaURL</schemaURL>
</schemaLocation-mapping>
このプロシージャは、XDB構成に次のサーブレットを追加します。
<servlet>
<servlet-name>name</servlet-name> <servlet-language>language</servlet-language>
<display-name>dispname</display-name>
<description>descript</description>
<servlet-class>class</servlet-class>
<servlet-schema>schema</servlet-schema>
</servlet>
構文
DBMS_XDB_CONFIG.ADDSERVLET(
name IN VARCHAR2,
language IN VARCHAR2,
dispname IN VARCHAR2,
icon IN VARCHAR2 := NULL,
descript IN VARCHAR2 := NULL,
class IN VARCHAR2 := NULL,
jspfile IN VARCHAR2 := NULL,
plsql IN VARCHAR2 := NULL);
パラメータ
表183-6 ADDSERVLETプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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サーブレット名。 |
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C、Java、PL/SQLのいずれかを指定する必要があります。 |
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表示名。 |
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アイコン。 |
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説明 |
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このサーブレットに対応する |
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このサーブレットに対応する |
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このサーブレットに対応する |
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スキーマ |
このプロシージャは、XDB構成に次のサーブレット・マッピングを追加します。
<servlet-mapping> <servlet-pattern>pattern</servlet-pattern> <servlet-name>name</servlet-name></servlet-mapping>
このプロシージャは、XDB構成内の指定したサーブレットに次のセキュリティ・ロールREFを追加します。
<security-role-ref>
<role-name>rolename</role-name>
<role-link>rolelink</role-link>
<description>descript</description>
</security-role-ref>
このプロシージャは、<xml-extensions>で、XDB構成に次のXML拡張子を追加します。
<extension>extension</extension>
このプロシージャは、Digest認証を有効にします。DigestがXML DB HTTPサーバーで使用される最初の認証メカニズムとしてリストされます。
このプロシージャは、XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを取得します。このプロシージャでは、HTTPとHTTP2の両方のエンド・ポイントのパラメータを取得できます。
このプロシージャは、XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを設定します。このプロシージャでは、HTTPとHTTP2の両方のエンド・ポイントを設定できます。
構文
DBMS_XDB_CONFIG.SETLISTENERENDPOINT ( endpoint IN NUMBER, host IN VARCHAR2, port IN NUMBER, protocol IN NUMBER);
パラメータ
表183-23 SETLISTENERENDPOINTプロシージャのパラメータ
| パラメータ | 説明 |
|---|---|
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設定するエンド・ポイント。この値は、 |
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リスナーのエンド・ポイントがリスニングするインタフェース。この値は、' |
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リスナーのエンド・ポイントがリスニングするポート。 |
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リスナーのエンド・ポイントが受け入れる転送プロトコル。この値は、 |