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Oracle® Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71281-05
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183 DBMS_XDB_CONFIG

DBMS_XDB_CONFIGパッケージは、Oracle XML DBとそのリポジトリを構成するインタフェースを提供します。


関連項目:

『Oracle XML DB開発者ガイド』

この章では、次の項目について説明します。

DBMS_XDB_CONFIGの使用

概要

PL/SQLパッケージDBMS_XDB_CONFIGは、DBAがシステムを構成するためのPL/SQL向けOracle XML DBリソースのアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)です。このAPIは、PL/SQLを使用して、Oracle XML DBリポジトリ・リソースにアクセスして管理するためのファンクションとプロシージャを提供します。また、リソースのセキュリティおよびOracle XML DBの構成の管理方法も説明します。

Oracle XML DBリポジトリはXMLでモデル化されており、すべてのデータに対するデータベース・ファイル・システムを提供します。リポジトリは、XMLTypeのデータベース・オブジェクトにパス名(またはURL)をマップし、これらのオブジェクトの管理機能を提供します。

PL/SQLパッケージDBMS_XDB_CONFIGは、次のすべての管理に使用できるAPIです。

  • Oracle XML DBリソース

  • Oracle XML DBセキュリティは、アクセス制御リスト(ACL)に基づいています。ACLは、どのリソースへのアクセス権をどのプリンシパル(ユーザーまたはロール)が持つかを決定するアクセス制御エントリ(ACE)のリストです。

  • Oracle XML DBの構成

セキュリティ・モデル

DBMS_XDB_CONFIGパッケージは、XDBが所有しているため、SYSまたはXDBで作成される必要があります。EXECUTE権限は、PUBLICに付与されます。このパッケージ内のサブプログラムは、現行のユーザーの権限を使用して実行されます。

定数

DBMS_XDB_CONFIGパッケージでは、表183-1「DBMS_XDB_CONFIGの定数」に示す定数が使用されます。

表183-1 DBMS_XDB_CONFIGの定数

定数 タイプ 説明

XDB_ENDPOINT_HTTP

NUMBER

1

最初のHTTPポートのリスナーの定義

XDB_ENDPOINT_HTTP2

NUMBER

2

2番目のHTTPポートのリスナーの定義

XDB_PROTOCOL_TCP

NUMBER

1

HTTPプロトコルのリスナーの定義

XDB_PROTOCOL_TCPS

NUMBER

2

HTTPSプロトコルのリスナーの定義


DBMS_XDB_CONFIGサブプログラムの要約

表183-2 DBMS_XDB_CONFIGパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

ADDHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャ


有効期限に対するURLパターンのマッピングをXDB$CONFIGに追加します。これによって、パターンに一致するURLのExpireヘッダーを制御します。

ADDMIMEMAPPINGプロシージャ


XDB構成にMIMEマッピングを追加します。

ADDSCHEMALOCMAPPINGプロシージャ


XDB構成にスキーマ位置マッピングを追加します。

ADDSERVLETプロシージャ


XDB構成にサーブレットを追加します。

ADDSERVLETMAPPINGプロシージャ


XDB構成にサーブレット・マッピングを追加します。

ADDSERVLETSECROLEプロシージャ


XDB構成内の指定したサーブレットにセキュリティ・ロールREFを追加します。

ADDXMLEXTENSIONプロシージャ


次のXML拡張子を<xml-extensions>: <extension>extension</extension>下のXDB構成に追加します。

CFG_GETファンクション


セッションの構成情報をXMLTypeインスタンスとして取得します。

CFG_REFRESHプロシージャ


セッションの最新の構成情報をデータベースに反映します。

CFG_UPDATEプロシージャ


構成情報を更新し、変更をコミットします。

DELETEHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャ


有効期限に対するURLパターンのすべてのマッピングをXDB$CONFIGから削除します。

DELETEMIMEMAPPINGプロシージャ


指定した拡張子のMIMEマッピングをXDB構成から削除します。

DELETESCHEMALOCMAPPINGプロシージャ


指定したスキーマURLのスキーマ位置マッピングをXDB構成から削除します。

DELETESERVLETプロシージャ


サーブレットをXDB構成から削除します。

DELETESERVLETMAPPINGプロシージャ


指定したサーブレット名のサーブレット・マッピングをXDB構成から削除します。

DELETESERVLETSECROLEプロシージャ


XDB構成内のサーブレットから指定したロールを削除します。

DELETEXMLEXTENSIONプロシージャ


指定したXML拡張子をXDB構成から削除します。

ENABLEDIGESTAUTHENTICATIONプロシージャ


Digest認証を有効にします。

GETFTPPORTファンクション


現在のFTPポートの値を取得します。

GETHTTPPORTファンクション


現在のHTTPポートの値を取得します。

GETHTTPCONFIGREALMファンクション


レルム名を取得します。

GETHTTPSPORTファンクション


現在のHTTPSポートの値を取得します。

GETLISTENERENDPOINTプロシージャ


XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを取得します。

SETFTPPORTプロシージャ


FTPポートを新しい値に設定します。

SETHTTPPORTプロシージャ


HTTPポートに新しい値を設定します。

SETHTTPCONFIGREALMプロシージャ


レルムに新しい値を設定します。

SETHTTPSPORTプロシージャ


HTTPSポートに新しい値を設定します。

SETLISTENERENDPOINTプロシージャ


XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを設定します。

SETLISTENERLOCALACCESSプロシージャ


XML DB HTTPサーバーのすべてのリスナーのエンド・ポイントを、ローカルホスト・インタフェースでのみリスニングするか(l_accessTRUEに設定されている場合)、ローカルホスト・インタフェースと非ローカルホスト・インタフェースの両方でリスニングするか(l_accessFALSEに設定されている場合)のどちらかに制限します。

USEDPORTプロシージャ


同じ統合データベース内の他のプラガブル・データベースで使用されるポート番号を取得します。


ADDHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、有効期限に対するURLパターンのマッピングをXDB$CONFIGに追加します。これによって、パターンに一致するURLのExpireヘッダーを制御します。

構文

DBMS_XDB_REPOS.ADDHTTPEXPIREMAPPING (
     pattern    IN    VARCHAR2,
     expire     IN    VARCHAR2);

パラメータ

表183-3 ADDHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

pattern

URLパターン(ワイルドカードとして*のみ使用可能)。

expire

Apacheのmod_expiresExpireDefaultに続く次のような有効期限ディレクティブ。

base [plus] (num type)*
-- base: now | modification
-- type: year|years|month|months|week|weeks|day|days|
minute|minutess|second|seconds

DBMS_XDB_REPOS.ADDHTTPEXPIREMAPPING ('/public/test1/*', 'now plus 4 weeks');
DBMS_XDB_REPOS.ADDHTTPEXPIREMAPPING (
             '/public/test2/*', 'modification plus 1 day 30 seconds');

ADDMIMEMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成に次のMIMEマッピングを追加します。

<mime-mapping>
<extension>extension</extension>
<mime-type>mimetype</mime-type>
</mime-mapping>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDMIMEMAPPING(
     extension    IN   VARCHAR2,
     mimetype     IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-4 ADDMIMEMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

extension

MIMEタイプが追加される拡張子。

mimetype

MIMEタイプ。


ADDSCHEMALOCMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成に次のスキーマ位置マッピングを追加します。

<schemaLocation-mapping>
     <namespace>namespace</namespace>
     <element>element</element>
      <schemaURL>schemaURL</schemaURL>
</schemaLocation-mapping>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDSCHEMALOCMAPPING(
     namespace    IN   VARCHAR2,
     element      IN   VARCHAR2,
     schemaURL    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-5 ADDSCHEMALOCMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

namespace

名前空間。

element

要素

schemaURL

スキーマURL。


ADDSERVLETプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成に次のサーブレットを追加します。

<servlet>
     <servlet-name>name</servlet-name>     <servlet-language>language</servlet-language>
     <display-name>dispname</display-name>
     <description>descript</description>
     <servlet-class>class</servlet-class>
     <servlet-schema>schema</servlet-schema>
</servlet>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDSERVLET(
     name       IN   VARCHAR2,
    language    IN   VARCHAR2,
    dispname    IN   VARCHAR2,
    icon        IN   VARCHAR2 := NULL,
    descript    IN   VARCHAR2 := NULL,
    class       IN   VARCHAR2 := NULL,
    jspfile     IN   VARCHAR2 := NULL,
    plsql       IN   VARCHAR2 := NULL);

パラメータ

表183-6 ADDSERVLETプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

name

サーブレット名。

language

C、Java、PL/SQLのいずれかを指定する必要があります。

dispname

表示名。

icon

アイコン。

descript

説明

class

このサーブレットに対応するclass / jspfile / plsqlファンクション。これら3つの引数のうち最初のNULL以外の引数が選択され、その他の引数はNULLとして処理されます。

jspfile

このサーブレットに対応するclass / jspfile / plsqlファンクション。これら3つの引数のうち最初のNULL以外の引数が選択され、その他の引数はNULLとして処理されます。

plsql

このサーブレットに対応するclass / jspfile / plsqlファンクション。これら3つの引数のうち最初のNULL以外の引数が選択され、その他の引数はNULLとして処理されます。

schema

スキーマ


ADDSERVLETMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成に次のサーブレット・マッピングを追加します。

<servlet-mapping>     <servlet-pattern>pattern</servlet-pattern>     <servlet-name>name</servlet-name></servlet-mapping>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDSERVLETMAPPING(
     pattern   IN   VARCHAR2,     name      IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-7 ADDSERVLETMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

pattern

サーブレットのパターン。

name

サーブレット名。


ADDSERVLETSECROLEプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成内の指定したサーブレットに次のセキュリティ・ロールREFを追加します。

<security-role-ref>
     <role-name>rolename</role-name>
     <role-link>rolelink</role-link>
     <description>descript</description>
</security-role-ref>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDSERVLETSECROLE(
     servname    IN   VARCHAR2,     rolename    IN   VARCHAR2,     rolelink    IN   VARCHAR2,     descript    IN   VARCHAR2 := NULL);

パラメータ

表183-8 ADDSERVLETSECROLEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

servname

サーブレット名。

rolename

ロール名。

rolelink

ロール・リンク。

descript

説明


ADDXMLEXTENSIONプロシージャ

このプロシージャは、<xml-extensions>で、XDB構成に次のXML拡張子を追加します。

<extension>extension</extension>

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ADDXMLEXTENSION(
     extension    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-9 ADDXMLEXTENSIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

extension

追加するXML拡張子。


CFG_GETファンクション

このファンクションは、セッションの構成情報をXMLTypeインスタンスとして取得します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.CFG_GET 
 RETURN SYS.XMLType;

CFG_REFRESHプロシージャ

このプロシージャは、セッションの最新の構成情報を反映します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.CFG_REFRESH;

CFG_UPDATEプロシージャ

このプロシージャは、構成情報を更新して、変更をコミットします。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.CFG_UPDATE(
   xdbconfig   IN  SYS.XMLTYPE);

パラメータ

表183-10 CFG_UPDATEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

xdbconfig

新規の構成データ。


DELETEHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、有効期限に対するURLパターンのすべてのマッピングをXDB$CONFIGから削除します。

構文

DBMS_XDB_REPOS.DELETEHTTPEXPIREMAPPING(
     pattern  IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-11 DELETEHTTPEXPIREMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

pattern

URLパターン(ワイルドカードとして*のみ使用可能)。


DELETEMIMEMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、指定した拡張子のMIMEマッピングをXDB構成から削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETEMIMEMAPPING(
     extension    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-12 DELETEMIMEMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

extension

MIMEタイプを削除する拡張子。


DELETESCHEMALOCMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、指定したスキーマURLのスキーマ位置マッピングをXDB構成から削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETESCHEMALOCMAPPING(
     schemaURL    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-13 DELETESCHEMALOCMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

schemaURL

スキーマURL。


DELETESERVLETプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成からサーブレットを削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETESERVLET(
     name        IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-14 DELETESERVLETプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

name

サーブレット名。


DELETESERVLETMAPPINGプロシージャ

このプロシージャは、指定したサーブレット名のサーブレット・マッピングをXDB構成から削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETESERVLETMAPPING(
     name      IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-15 DELETESERVLETMAPPINGプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

name

サーブレット名。


DELETESERVLETSECROLEプロシージャ

このプロシージャは、XDB構成内のサーブレットから指定したロールを削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETESERVLETSECROLE(
     servname    IN   VARCHAR2,     rolename    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-16 DELETESERVLETSECROLEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

servname

サーブレット名。

rolename

削除するロールの名前。


DELETEXMLEXTENSIONプロシージャ

このプロシージャは、指定したXML拡張子をXDB構成から削除します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.DELETEXMLEXTENSION(
     extension    IN   VARCHAR2);

パラメータ

表183-17 DELETEXMLEXTENSIONプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

extension

削除するXML拡張子。


ENABLEDIGESTAUTHENTICATIONプロシージャ

このプロシージャは、Digest認証を有効にします。DigestがXML DB HTTPサーバーで使用される最初の認証メカニズムとしてリストされます。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.ENABLEDIGESTAUTHENTICATION;

GETFTPPORTファンクション

このプロシージャは、現在のFTPポートの値を取得します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.GETFTPPORT
 RETURN NUMBER;

GETHTTPPORTファンクション

このファンクションは現在のHTTPポートの値を取得します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPPORT
 RETURN NUMBER;

GETHTTPCONFIGREALMファンクション

このファンクションは、レルム名を取得します。レルムの定義はIETFのRFC2617で参照されます。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPCONFIGREALM
 RETURN VARCHAR2;

GETHTTPSPORTファンクション

このプロシージャは、現在のHTTPSポートの値を取得します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.GETHTTPPORT
 RETURN NUMBER;

使用上の注意

ポートが構成されなかった場合、NULLを返します。

GETLISTENERENDPOINTプロシージャ

このプロシージャは、XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを取得します。このプロシージャでは、HTTPとHTTP2の両方のエンド・ポイントのパラメータを取得できます。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.GETLISTENERENDPOINT (
   endpoint  IN   NUMBER, 
   host      OUT  VARCHAR2,    port      OUT  NUMBER, 
   protocol  OUT  NUMBER);

パラメータ

表183-18 GETLISTENERENDPOINTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

endpoint

取得するエンド・ポイント。この値は、XDB_ENDPOINT_HTTPまたはXDB_ENDPOINT_HTTP2に指定できます。

host

リスナーのエンド・ポイントがリスニングするインタフェース。

port

リスナーのエンド・ポイントがリスニングするポート。

protocol

リスナーのエンド・ポイントによって受け入れられた転送プロトコル。


SETFTPPORTプロシージャ

このプロシージャは、FTPポートを新しい値に設定します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETFTPPORT(
   new_port  IN  NUMBER);

パラメータ

表183-19 SETFTPPORTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

new_port

FTPポートが設定される値。


SETHTTPPORTプロシージャ

このプロシージャは、HTTPポートを新しい値に設定します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETHTTPPORT(
   new_port  IN  NUMBER);

パラメータ

表183-20 SETHTTPPORTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

new_port

HTTPポートが設定される値。


SETHTTPCONFIGREALMプロシージャ

このプロシージャはレルム値を変更します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETHTTPCONFIGREALM(
   realm IN VARCHAR2);

パラメータ

表183-21 SETHTTPPORTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

realm

IETFのRFC2617で定義されたレルム。


SETHTTPSPORTプロシージャ

このプロシージャは、HTTPポートを新しい値に設定します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETHTTPSPORT(
   new_port  IN  NUMBER);

パラメータ

表183-22 SETHTTPSPORTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

new_port

HTTPSポートに設定される値。


SETLISTENERENDPOINTプロシージャ

このプロシージャは、XML DB HTTPサーバーに対応するリスナーのエンド・ポイントのパラメータを設定します。このプロシージャでは、HTTPとHTTP2の両方のエンド・ポイントを設定できます。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETLISTENERENDPOINT (
   endpoint  IN  NUMBER, 
   host      IN  VARCHAR2,    port      IN  NUMBER, 
   protocol  IN  NUMBER);

パラメータ

表183-23 SETLISTENERENDPOINTプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

endpoint

設定するエンド・ポイント。この値は、XDB_ENDPOINT_HTTPまたはXDB_ENDPOINT_HTTP2に指定できます。

host

リスナーのエンド・ポイントがリスニングするインタフェース。この値は、'LOCALHOST'、NULLまたはホスト名に指定できます。この値が'LOCALHOST'の場合、リスナーのエンド・ポイントはローカルホスト・インタフェースでのみリスニングできます。この値がNULLまたはホスト名の場合、リスナーのエンド・ポイントは、ローカルホスト・インタフェースと非ローカルホスト・インタフェースの両方でリスニングできます。

port

リスナーのエンド・ポイントがリスニングするポート。

protocol

リスナーのエンド・ポイントが受け入れる転送プロトコル。この値は、XDB_PROTOCOL_TCPまたはXDB_PROTOCOL_TCPSに指定できます。


SETLISTENERLOCALACCESSプロシージャ

このプロシージャは、XML DB HTTPサーバーのすべてのリスナーのエンド・ポイントを、ローカルホスト・インタフェースでのみリスニングするか(l_accessの設定がTRUEの場合)、またはローカルホスト・インタフェースと非ローカルホスト・インタフェースの両方でリスニングするか(l_accessの設定がFALSEの場合)のどちらかに制限します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.SETLISTENERLOCALACCESS (
   l_access   BOOLEAN);

パラメータ

表183-24 SETLISTENERLOCALACCESSプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

l_access

TRUEまたはFALSE


USEDPORTプロシージャ

このプロシージャは、同じ統合データベース内の他のプラガブル・データベースで使用されるポート番号を取得します。

構文

DBMS_XDB_CONFIG.USEDPORT;