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Oracle® Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス
12c リリース1 (12.1)
B71281-05
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182 DBMS_XDB_ADMIN

DBMS_XDB_ADMINパッケージは、Oracle XML DBリポジトリを管理するインタフェースを提供します。


関連項目:

Oracle XML DBリポジトリの詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。

この章では、次の項目について説明します。

DBMS_XDB_ADMINの使用方法

推奨されないサブプログラム


注意:

新しいアプリケーションでは、推奨されないプロシージャは使用しないことをお薦めします。推奨されない機能は、下位互換性を維持する目的のみでサポートされており、今後のバージョンでは終了する場合があります。

Oracle Database 11gでは、次のサブプログラムの使用は推奨されていません。

セキュリティ・モデル

DBMS_XDB_ADMINパッケージは、XDBが所有しているため、SYSまたはXDBによって作成される必要があります。EXECUTE権限は、SYSXDBまたはDBAに付与されます。このパッケージ内のサブプログラムは、現行のユーザーの権限を使用して実行されます。

DBMS_XDB_ADMINサブプログラムの要約

次の表に、このパッケージのサブプログラムをアルファベット順に示します。

表182-1 DBMS_XDB_ADMパッケージのサブプログラム

サブプログラム 説明

CREATENONCEKEYプロシージャ


Digest認証で使用するNonce値を生成します。

CREATEREPOSITORYXMLINDEXプロシージャ


(非推奨)XML DBリポジトリにXMLIndexを作成します。

DROPREPOSITORYXMLINDEXプロシージャ


(非推奨)XML DBリポジトリのXMLIndexを削除します。

INSTALLDEFAULTWALLETプロシージャ


デフォルトのXDBウォレット・ディレクトリにデフォルトのXDBウォレットをインストールします。

MOVEXDB_TABLESPACEプロシージャ


XDB(ユーザー)を指定した表領域に移動します。

REBUILDHIERARCHICALINDEXプロシージャ


インポートまたはエクスポート操作後に、階層の索引を再作成します。

XMLINDEXADDPATHプロシージャ


(非推奨)XML DBリポジトリ内のパスを入力として使用し、この指定されたパスの下のすべてのリソースの索引を作成します。

XMLINDEXREMOVEPATHプロシージャ


(非推奨)指定したパスの索引を削除します。


CREATENONCEKEYプロシージャ

このプロシージャは、Digest認証で使用するNonce値を生成します。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.CREATENONCEKEY;

CREATEREPOSITORYXMLINDEXプロシージャ


注意:

Oracle Database 11gでは、このプロシージャの使用は推奨されていません。

このプロシージャは、XML DBリポジトリにXMLIndexを作成します。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.CREATEREPOSITORYXMLINDEX; 

DROPREPOSITORYXMLINDEXプロシージャ


注意:

Oracle Database 11gでは、このプロシージャの使用は推奨されていません。

このプロシージャは、XML DBリポジトリのXMLIndexを削除します。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.DROPREPOSITORYXMLINDEX; 

INSTALLDEFAULTWALLETプロシージャ

このプロシージャは、デフォルトのXDBウォレット・ディレクトリにデフォルトのXDBウォレットをインストールします。XDBウォレットが格納されているディレクトリ名には、ORACLE_BASE(定義されている場合)によって、またはORACLE_HOMEのいずれかによって接頭辞が設定されます。その後ろに/admin/db_name/xdb_walletが続きます。ここで、db_nameは一意のデータベース名です。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.INSTALLDEFAULTWALLET;

使用上の注意

SYSのみが、デフォルトのウォレットをインストールまたは再配置できます。

MOVEXDB_TABLESPACEプロシージャ

このプロシージャは、指定した表領域にXDB(ユーザー)を移動します。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.MOVEXDB_TABLESPACE(
   new_tablespace   IN  VARCHAR2);

パラメータ

表182-2 MOVEXDB_TABLESPACEプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

new_tablespace

XDBを移動する表領域の名前。


使用上の注意

  • この処理は、すべての同時XDBセッションの終了を待機します。

  • MOVEXDB_TABLESPACEが失敗した場合は、さらにコマンドを発行する前に、データベースを再起動する必要があります。そうしないと、データベースの動作が予期しないものになります。

  • デフォルトでは、XDBリポジトリはSYSAUX表領域に常駐しています。このプロシージャを使用して、別の表領域に移動させることができます。ベスト・プラクティスとして、XDBリポジトリに専用の表領域を作成し、それを他のオブジェクト(表など)と共有しないことをお薦めします。XDBリポジトリが含まれている表領域をREAD ONLYに設定しないでください。このように設定すると、実行中の様々なXML操作に影響することがあるためです。

REBUILDHIERARCHICALINDEXプロシージャ

このプロシージャは、インポートまたはエクスポート操作後に、階層の索引を再作成します。これは、データを索引表からエクスポートできないため必要です。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.REBUILDHIERARCHICALINDEX;

XMLINDEXADDPATHプロシージャ


注意:

Oracle Database 11gでは、このプロシージャの使用は推奨されていません。

このプロシージャは、リポジトリxmlindexにパスで識別されたリソースを追加するか(recurseFALSEの場合)、またはリポジトリxmlindexにパスをルートとするリソースのサブツリーを追加します(recurseTRUEの場合)。recurseのデフォルト値はTRUEです。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.XMLINDEXADDPATH(
   path         IN  VARCHAR2, 
   recurse      IN  BOOLEAN);

パラメータ

表182-3 XMLINDEXADDPATHプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

path

リソースへのパス。

recurse

TRUEまたはFALSE


XMLINDEXREMOVEPATHプロシージャ


注意:

Oracle Database 11gでは、このプロシージャの使用は推奨されていません。

このプロシージャは、リポジトリxmlindexからパスで識別されたリソースを削除するか(recurseFALSEの場合)、またはリポジトリxmlindexからパスをルートとするリソースのサブツリーを削除します(recurseTRUEの場合)。recurseのデフォルト値はTRUEです。

構文

DBMS_XDB_ADMIN.XMLINDEXREMOVEPATH(
   path              IN  VARCHAR2, 
   isrecursive       IN  BOOLEAN);

パラメータ

表182-4 XMLINDEXREMOVEPATHプロシージャのパラメータ

パラメータ 説明

path

リソースへのパス。

recurse

TRUEまたはFALSE