DBMS_XEVENTパッケージは、イベント関連のタイプおよびサポートするサブプログラムを提供します。
関連項目: Oracle XML DBリポジトリ・イベントの詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』を参照してください。 |
この章では、次の項目について説明します。
セキュリティ・モデル
定数
XDBEvent
タイプのサブプログラム
XDBRepositoryEvent
タイプのサブプログラム
XDBHandlerList
タイプのサブプログラム
XDBHandler
タイプのサブプログラム
XDBPath
タイプのサブプログラム
XDBLink
タイプのサブプログラム
DBMS_XEVENT
パッケージは、XDB
が所有しているため、SYS
またはXDB
によって作成される必要があります。EXECUTE
権限は、PUBLIC
に付与されます。このパッケージ内のサブプログラムは、現行のユーザーの権限を使用して実行されます。
DBMS_XEVENT
パッケージでは、表190-1に示す定数が使用されます。
表190-1 DBMS_XEVENTの定数
名前 | タイプ | 値 | 説明 |
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2 |
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4 |
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6 |
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8 |
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10 |
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12 |
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13 |
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14 |
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19 |
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30 |
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21 |
このサブプログラム・グループでは、XDBEventタイプと一緒に使用するインタフェースを提供しています。
表190-2 XDBEventのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
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イベントをトリガーする操作を実行するユーザーの名前を戻します。 |
|
トリガーするイベントを識別する値を戻します。 |
|
入力した引数が |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、XDBRepositoryEventタイプと一緒に使用するインタフェースが提供されています。
表190-3 XDBRepositoryEventのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
起動するハンドラを定義するリソース構成から抽出された |
|
現在実行中のハンドラの後に実行されるハンドラのリストを含む |
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イベントをトリガーする操作を開始するときに使用するトップレベルのインタフェースを戻します。 |
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ターゲット・リソースの |
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現在の操作に対応するロック・オブジェクトを戻します。 |
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操作が実行される前の元の |
|
オープン操作のアクセス・モードを戻します。 |
|
オープン操作の拒否モードを戻します。 |
|
表示されるデータをハンドラが書き込むことができる出力BLOBを戻します。 |
|
要求固有またはセッション固有のパラメータの値を戻します。 |
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ターゲット・リソースの親フォルダに対応するリソース・オブジェクトを戻します。 |
|
イベントが起動されたリソースのパスを表す |
|
ターゲット・リソースの内容やメタデータにアクセスして変更するための手段を提供する |
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現在の操作がバイト範囲書込みの場合、バイト数を戻します。 |
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現在の操作がバイト範囲書込みの場合、ファンクションは範囲の開始点となるバイト・オフセットを戻します。 |
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入力した引数が |
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表示された内容を含むリソースのパスを指定します。 |
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表示される内容を読み取ることができる |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、XDBHandlerListタイプと一緒に使用するインタフェースが提供されています。
表190-4 XDBHandlerListのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
ハンドラ・リストをクリアします。 |
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リスト内の最初のハンドラを戻します。 |
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リスト内の次のハンドラを戻します。 |
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入力した引数が |
|
指定のハンドラをハンドラ・リストから削除します。 |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、XDBHandlerタイプと一緒に使用するインタフェースが提供されています。
表190-5 XDBHandlerタイプのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
ハンドラの実装言語を戻します。 |
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ハンドラのソースのスキーマを戻します。 |
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ハンドラを実装するJavaクラス、PL/SQLパッケージまたはオブジェクト・タイプの名前を戻します。 |
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入力した引数が |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、XDBPathタイプと一緒に使用するインタフェースが提供されています。
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
このサブプログラム・グループでは、XDBLinkタイプと一緒に使用するインタフェースが提供されています。
表190-7 XDBLinkタイプのサブプログラム
サブプログラム | 説明 |
---|---|
|
リンクが指しているリソースのOIDを戻します。 |
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リンクの親フォルダの名前を戻します。 |
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リンクの親フォルダのOIDを戻します。 |
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入力した引数が |
このパッケージ内のすべてのサブプログラムのリストは、「DBMS_XEVENTサブプログラムの要約」を参照してください。
表190-8 DBMS_XEVENTパッケージのサブプログラム
サブプログラム | 説明 | グループ |
---|---|---|
|
ハンドラ・リストをクリアします。 |
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起動するハンドラを定義するリソース構成から抽出された |
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|
リンクが指しているリソースのOIDを戻します。 |
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|
イベントをトリガーする操作を実行するユーザーの名前を戻します。 |
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|
トリガーするイベントを識別する値を戻します。 |
|
|
リスト内の最初のハンドラを戻します。 |
|
|
現在実行中のハンドラの後に実行されるハンドラのリストを含む |
|
|
イベントをトリガーする操作を開始するときに使用するトップレベルのインタフェースを戻します。 |
|
|
ハンドラの実装言語を戻します。 |
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|
ターゲット・リソースの |
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|
現在の操作に対応するロック・オブジェクトを戻します。 |
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パスの文字列表現を戻します。 |
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|
リスト内の次のハンドラを戻します。 |
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操作が実行される前の元の |
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オープン操作のアクセス・モードを戻します。 |
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|
オープン操作の拒否モードを戻します。 |
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表示されるデータをハンドラが書き込むことができる出力BLOBを戻します。 |
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要求固有またはセッション固有のパラメータの値を戻します。 |
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ターゲット・リソースの親フォルダに対応するリソース・オブジェクトを戻します。 |
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リンクの親フォルダの名前を戻します。 |
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リンクの親フォルダのOIDを戻します。 |
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親のパスを戻します。 |
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イベントが起動されたリソースのパスを表す |
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ターゲット・リソースの内容やメタデータにアクセスして変更するための手段を提供する |
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ハンドラのソースのスキーマを戻します。 |
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ハンドラを実装するJavaクラス、PL/SQLパッケージまたはオブジェクト・タイプの名前を戻します。 |
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現在の操作がバイト範囲書込みの場合、バイト数を戻します。 |
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現在の操作がバイト範囲書込みの場合、ファンクションは範囲の開始点となるバイト・オフセットを戻します。 |
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入力した引数が |
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指定のハンドラをハンドラ・リストから削除します。 |
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表示された内容を含むリソースのパスを指定します。 |
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表示される内容を読み取ることができる |
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このファンクションは、現在実行中のハンドラの後に実行されるハンドラのリストが含まれているXDBHandlerList
オブジェクトを戻します。その後、現在のハンドラはセキュリティ・チェックに従い、必要に応じて後続の一部のハンドラを除外できます。リスト内のハンドラに関連するリソース構成のいずれかに対して必要なアクセス権限が実行ユーザーにない場合、不十分な権限例外が発生します。
このファンクションは、ターゲット・リソースのXDBLink
オブジェクトを戻します。リンク*またはリンク解除*イベントの場合、これは操作に関連するリンクとなります。その他のイベントの場合は、エラーが戻されます。このオブジェクトを使用して、ハンドラは、ParentName
、ParentOID
、ChildOID
、LinkName
などのリンク・プロパティにアクセスできます。
このファンクションは、操作が実行される前の元のXDBResource
オブジェクトを戻します。このメソッドは、更新イベントのみに適用されます。その他のイベントの場合は、エラーが戻されます。これは読取り専用オブジェクトであるため、このオブジェクトに対してはいずれの修飾子メソッドも機能しません。
このファンクションは、要求固有またはセッション固有のパラメータの値を戻します。key
パラメータの定義は、RFC 2616(HTTP/1.1)にあります。この定義は、同等のSQLセッションのパラメータ(ある場合)にマップされます。
このファンクションは、ターゲット・リソースの親フォルダに対応するリソース・オブジェクトを戻します。このリソース・オブジェクトは、ターゲット・リソースへのリンクが含まれている任意のフォルダである可能性があることに注意してください。これは読取り専用オブジェクトであるため、このオブジェクトに対してはいずれの修飾子メソッドも機能しません。リンク*またはリンク解除*イベントでは、このメソッドはリンクの親フォルダを戻します。
このファンクションは、親のパスを戻します。レベルは、階層までのレベルの数を示します。この値は0(ゼロ)より大きい必要があります。レベル1は直接の親を示します。レベルがツリーの高さを超える場合、NULL
が戻されます。
このファンクションは、イベントが起動されたリソースのパスを表すXDBPath
オブジェクトを戻します。このオブジェクトから、異なるパス・セグメントの取得にファンクションが使用されます。
このファンクションは、ターゲット・リソースの内容やメタデータにアクセスして変更するための手段を提供するXDBResource
オブジェクトを戻します。このオブジェクトは、以前のハンドラがリソースに対して行ったすべての変更を反映します。
修飾子メソッドは、事前作成イベント・ハンドラおよび事前更新イベント・ハンドラでのみ機能します。リンク*またはリンク解除*イベントでは、このメソッドはリンクが指すリソースを戻します。作成イベントでは、このメソッドは作成するリソースを戻します。
現在の操作がバイト範囲書込みの場合、ファンクションは範囲の開始点となるバイト・オフセットを戻します。これは整合性がない更新イベントに対してのみ有効です。
このファンクションは、入力した引数がNULL
の場合、TRUE
を戻します。
関連項目:
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構文
DBMS_XEVENT.ISNULL ( ev IN XDBEvent) RETURN BOOLEAN; DBMS_XEVENT.ISNULL ( ev IN XDBRepositoryEvent) RETURN BOOLEAN; DBMS_XEVENT.ISNULL ( hl IN XDBHandlerList) RETURN BOOLEAN; DBMS_XEVENT.ISNULL ( handler IN XDBHandler) RETURN BOOLEAN; RETURN BOOLEAN; DBMS_XEVENT.ISNULL ( path IN XDBPath) RETURN BOOLEAN; DBMS_XEVENT.ISNULL ( link IN XDBLink) RETURN BOOLEAN;
このプロシージャは、表示された内容を含むリソースのパスを指定します。GETOUTPUTSTREAMファンクションによって戻されたストリームが書き込まれた後、またはSETRENDERSTREAMプロシージャがコールされた後に、このプロシージャをコールするとエラーが発生するので、これは行わないでください。これは表示イベントに対してのみ有効です。