ロジカル・スタンバイ・データベースを使用すると、ローリング・アップグレードを実行できます。ローリング・アップグレード中は、プライマリ・データベースとロジカル・スタンバイ・データベースで異なるリリースのOracle Databaseを実行しながら、プライマリ・データベースの停止時間を最短に抑えて各リリースを一度に1つずつアップグレードできます。ローリング・アップグレード中、Oracle TextはText索引のアップグレードをフルに活用します。
すべてのCTX PL/SQLプロシージャはスタンバイ・データベースに完全にレプリケートされ、したがってアップグレードされますが、次のプロシージャでは、それぞれに説明されているように特定の制限があります。
Oracle Databaseでは、ROWIDを内部的に使用して索引が構築されます。次のCTX_DDLプロシージャは、スタンバイに完全にはレプリケートされません。
ADD_MDATA
REMOVE_MDATA
CTX_OUTPUT.ENABLE_QUERY_STATSとCTX_OUTPUT.DISABLE_QUERY_STATSのみがレプリケートされます。つまり、Oracle Textのロギングの原因になる操作を実行する前にプライマリ・データベースでロギングを有効にした場合、その操作はプライマリ・データベースではロギング付きで実行されますが、セカンダリ・データベースではロギングなしで実行されます。
Oracle Text結果表を使用して次のCTX_DOCプロシージャを使用すると、その表に格納されるデータはレプリケートされます。結果表を使用せずにプロシージャを使用すると、レプリケートされません。
CTX_DOC.SET_KEY_TYPE
CTX_DOC.FILTER
CTX_DOC.GIST
CTX_DOC.MARKUP
CTX_DOC.TOKENS
CTX_DOC.THEMES
CTX_DOC.HIGHLIGHT
CTX_DOC.FILTER_CLOB_QUERY
CTX_DOC.MARKUP_CLOB_QUERY
CTX_DOC.HIGHLIGHT_CLOB_QUERY