この項では、索引の更新と関連するパフォーマンスの問題に関してよくある質問と、それに対する回答を提供します。
回答: CTX_DDL.SYNC_INDEX
を使用して再索引付けを実行する頻度が低いほど、索引の断片化が少なくなり、索引の最適化を実行する頻度も低く抑えることができます。
ただし、これではデータが次第に古くなるため、ユーザーにとっては不便になる可能性があります。
ほとんどのシステムでは、毎日の夜間の索引付けで対応可能です。この場合、作成されてから1日未満のデータは検索できないということになります。毎時、10分ごとまたは5分ごとに更新を行うシステムもあります。
回答: 最善の方法は、いくつかの問合せに要する時間を測定してから、索引の最適化を実行し、その後で同じ問合せの時間を再度測定することです(SGAをクリアするために、その都度データベースを再起動する必要があります)。問合せの速度が大幅に上がっている場合は、最適化が有効であったことを示しています。そうでない場合は、次回は待機時間が長くなる可能性があります。
索引の断片化の分析には、CTX_REPORT.INDEX_STATS
を使用することもできます。