ヘッダーをスキップ
Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次
 

Oracle Textセクション属性

セクション属性は、フィールド、ゾーン、ハイブリッド、SDATAなど、トークン化されたタイプのOracle Textセクションに関連する設定です。セクション属性を利用すると、ドキュメント・レベルや索引レベルではなくセクション・レベルの細かい制御によって問合せのパフォーマンスが向上します。

セクション属性を使用して、次のような操作が可能です。

セクション属性の設定には、CTX_DDL.SET_SECTION_ATTRIBUTEプロシージャを使用します。

表8-4に、使用できるセクション属性を示します。


表8-4 セクション属性

セクション属性 説明

visible

visible属性は、トークン化されたすべてのセクション・タイプに使用できますが、ゾーン・セクション・タイプには使用できません。つまり、visible属性を使用できるのはフィールド、ハイブリッド、SDATAの各セクション・タイプです。

ドキュメントでテキストを参照可能にするとき、TRUEに指定します。こうすると、フィールド・セクション内のテキストがドキュメント全体の一部として索引付けされます。

デフォルトはFALSEです。この場合、フィールド・セクション内のテキストがドキュメントの他の部分とは別に索引付けされます。

フィールド・セクション・タイプの場合、visible属性はCTX_DDL.ADD_FIELD_SECTIONプロシージャで指定された値より優先されます。

lexer

lexer属性は、トークン化されたすべてのセクション・タイプ、つまりフィールド、ゾーン、ハイブリッドおよびSDATAセクションで使用できます。

SDATAセクションのトークン化を決定するレクサー・プリファレンス名を指定します。デフォルトはNULLで、メイン・ドキュメントのレクサーが使用されます。

レクサー・プリファレンスは、set_section_attributeプロシージャをコールするときに有効である必要があります。レクサー・プリファレンスを参照するフィールド・セクションがまだ存在するときにプリファレンスのいずれかを削除しようとすると、drop_preferenceプロシージャが失敗します。

wordlist

wordlist属性は、トークン化されたすべてのセクション・タイプ、つまりフィールド、ゾーン、ハイブリッドおよびSDATAセクションで使用できます。

セクション固有のプリフィックス索引付けとサブストリング索引付けを有効にするには、セクションのワードリスト・プリファレンス名を指定します。デフォルトはNULLで、メイン・ドキュメントのワードリストが使用されます。

ワードリスト・プリファレンスは、set_section_attributeプロシージャをコールするときに有効である必要があります。ワードリスト・プリファレンスを参照するフィールド・セクションがまだ存在するときにプリファレンスのいずれかを削除しようとすると、drop_preferenceプロシージャが失敗します。

stoplist

stoplist属性は、トークン化されたすべてのセクション・タイプ、つまりフィールド、ゾーン、ハイブリッドおよびSDATAセクションで使用できます。

セクション固有のストップリストを有効にするには、ストップリスト・プリファレンス名を指定します。デフォルトはNULLで、メイン・ドキュメントのストップリストが使用されます。

ストップリスト・プリファレンスは、set_section_attributeプロシージャをコールするときに有効である必要があります。ストップリスト・プリファレンスを参照するフィールド・セクションがまだ存在するときにプリファレンスのいずれかを削除しようとすると、drop_preferenceプロシージャが失敗します。


次の例は、フィールド・セクションのvisible属性を有効にします。

begin
ctx_ddl.create_section_group(‘fieldgroup', ‘BASIC_SECTION_GROUP');
ctx_ddl.add_field_section(‘fieldgroup', ‘author', ‘AUTHOR');
ctx_ddl.set_section_attribute(‘fieldgroup', ‘author', ‘visible', ‘true');
end;

関連項目:

CTX_DDL.SET_SECTION_ATTRIBUTEプロシージャの構文は、『Oracle Textリファレンス』を参照してください。