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Oracle® Textアプリケーション開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71317-04
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セクション・グループの作成

セクション検索を使用可能にするには、セクション・グループを定義します。システム定義のセクション・グループのいずれかを使用して、セクション・グループのインスタンスを作成します。ドキュメント・コレクションに適したセクション・グループを選択します。

セクション・グループを使用して、所有しているドキュメント・セットのタイプを指定し、タグ構造を明示的に示します。たとえば、HTMLタグ付きのドキュメントを索引付けするには、HTML_SECTION_GROUPを使用します。同様に、XMLタグ付きのドキュメントを索引付けするには、XML_SECTION_GROUPを使用します。

表8-1は、使用可能な各種のセクション・グループを示しています。


表8-1 セクション・グループのタイプ

セクション・グループ・プリファレンス 説明

NULL_SECTION_GROUP

これはデフォルトです。どのセクションも定義しないか、またはSENTENCEPARAGRAPHセクションのみを定義する場合は、このグループ・タイプを使用します。

BASIC_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、開始および終了タグが<A>および</A>という形式のセクションを定義します。

注意: このグループ・タイプでは、対になっていないカッコ、コメント・タグおよび属性などの入力はサポートされません。これらを入力するには、HTML_SECTION_GROUPを使用してください。

HTML_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、HTMLドキュメントを索引付けし、HTMLドキュメントのセクションを定義します。

XML_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、XMLドキュメントを索引付けし、XMLドキュメントのセクションを定義します。

AUTO_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、XMLドキュメントの開始タグ/終了タグに対して自動的にゾーン・セクションを作成します。XMLタグから導出されるセクション名は、XML内と同様に大/小文字が区別されます。

属性セクションは、属性を持つXMLタグに対して自動的に作成されます。属性セクションは、tag@attributeという形式でネーミングされます。

停止セクション、空のタグ、処理命令およびコメントは、索引付けされません。

自動セクション・グループには次の制限事項が適用されます。

  • ゾーン、フィールドまたは特殊セクションは、自動セクション・グループに追加できません。

  • 自動セクション化は、XMLドキュメント・タイプ(ルート要素)を索引付けしません。ただし、ドキュメント・タイプに停止セクションを定義することはできます。

  • 索引付けされたタグの長さは、プリフィックスおよび名前空間を含めて64バイト以下です。これより長いタグは索引付けされません。

PATH_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、XMLドキュメントを索引付けします。このタイプは、AUTO_SECTION_GROUPと同じように動作します。

相違点は、このセクション・グループを使用すると、INPATHおよびHASPATH演算子でパス検索を実行できることです。タグまたは属性名の問合せでは、大/小文字が同様に区別されます。

NEWS_SECTION_GROUP

このグループ・タイプを使用して、RFC 1036に従ったニュース・グループ形式のドキュメントのセクションを定義します。


注意:

HTMLXMLAUTOおよびPATHセクショナに送られるドキュメントは、\s*<で始まる必要があります(\s*は0文字以上の空白文字を表します)。それ以外のドキュメントはプレーンテキスト・ドキュメントとして処理され、いずれのセクションも認識されません。

CTX_DDLパッケージを使用してセクション・グループを作成し、セクション・グループの構成要素としてセクションを定義します。たとえば、HTMLドキュメントを索引付けするには、HTML_SECTION_GROUPを使用してセクション・グループを作成します。

begin
ctx_ddl.create_section_group('htmgroup', 'HTML_SECTION_GROUP');
end;