Oracle Textでは、RECREATE_INDEX_ONLINEを提供して新規プリファレンスによるCONTEXT索引を再作成できる一方、再作成処理中の元表DMLおよび問合せ機能が保持されています。RECREATE_INDEX_ONLINEを単一手順のプロシージャで使用して、グローバル索引用のCONTEXT索引をオンラインで作成できます。既存の索引を残したまま新規索引が作成されるため、この操作には既存の索引とほぼ同じサイズの記憶域が必要です。また、RECREATE_INDEX_ONLINE操作はオンラインで実行されるため、操作中に元表でDMLを発行できます。再作成中に発行されるすべてのDMLは、オンラインの保留中のキューに記録されます。
索引の再作成操作の完了後、再作成プロセス中のDMLによる新しい情報がすぐに反映されない場合があります。オンラインでの索引の作成の場合と同様に、索引の再作成操作の完了後は、索引を完全に最新にするために、それを同期化する必要があります。
再作成中に索引に対して発行される同期化は、既存の古いデータに対して処理されます。この期間中、問合せがエラーを戻す場合、同期化はブロックされます。
再作成中に索引に対して発行される最適化コマンドは、エラーも処理もなく、すぐに戻ります。
RECREATE_INDEX_ONLINEの間は、ほとんど常に、索引を問い合せることができます。問合せは、最後のスワップが終わるまで、既存の索引およびポリシーに基づいて結果を戻します。また、DML文を発行してそれを同期化した場合は、既存の索引の問合せ時に新しい行を表示できます。
索引がローカルにパーティション化されている場合は、1回の手順で索引を再作成できません。最初にシャドウ・ポリシーを作成してから、すべてのパーティションに対してRECREATE_INDEX_ONLINEプロシージャを実行する必要があります。パーティションの索引の再作成で索引パーティション・データおよび索引パーティション・メタデータをスワップするかどうかを示すSWAPまたはNOSWAPを指定できます。
パラメータ文字列でNOPOPULATEを指定した場合、このプロシージャを使用して、各パーティションのメタデータ(記憶域プリファレンスなど)を更新できます。これは、時間が限定された同期化によってシャドウ索引を追加的に構築する場合に便利です。NOPOPULATEが指定されている場合は、NOSWAPが警告なしで強制されます。
すべてのパーティションでNOSWAPが使用されている場合、既存の索引とほぼ同じサイズの記憶域が必要です。索引パーティションの再作成中にスワッピングは実行されないため、パーティションに対する問合せは通常処理されます。複数のパーティションにわたる問合せは、スワッピングの段階に到達するまで、パーティションをまたがって一貫した結果を戻します。
SWAPを指定してパーティションを再構築する場合、その操作に必要な記憶域は、既存の索引パーティションとほぼ同じサイズです。索引パーティション・データおよび索引パーティション・メタデータは再作成後にスワッピングされるため、複数のパーティションにわたる問合せはパーティション間で一貫した結果を戻しませんが、各索引パーティションに関しては常に正しい結果となります。
SWAPが指定されている場合、パーティションに対するDMLおよび同期化は、スワッピング・プロセス中にブロックされます。