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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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crsctl query socket udp

デーモンが指定したアドレスおよびポートでリスニングできることを確認するには、crsctl query socket udpコマンドを使用します。

構文

crsctl query socket udp [-address address] [-port port]

表E-51 crsctl query socket udp

パラメータ 説明
-address address

ソケットを作成するIPアドレスを指定します。アドレスを指定しない場合、CRSCTLはデフォルトとしてローカル・ホストを想定します。

-port port

ソケットを作成するポートを指定します。ポート番号を指定しない場合、CRSCTLはデフォルトとして53を想定します。

使用上の注意

  • 1024より小さいポート番号を確認するには、このコマンドをrootとして実行する必要があります。

次の例は、様々な出力を示します。

$ crsctl query socket udp
CRS-10030: could not verify if port 53 on local node is in use

# crsctl query socket udp
CRS-10026: successfully created socket on port 53 on local node

前述の2つのコマンドのうち最初のコマンドはrootとして実行されておらず、いずれのコマンドでもポートが指定されていないため、CRSCTLは、デフォルトを53として想定しました(1024未満)。この条件では、コマンドをrootとして実行する必要があります。

$ crsctl query socket udp -port 1023
CRS-10030: could not verify if port 1023 on local node is in use

# crsctl query socket udp -port 1023
CRS-10026: successfully created socket on port 1023 on local node

最初の2つの例と同様に、前述の2つのコマンドのうち最初のコマンドはrootとして実行されておらず、ポート番号は指定されていますが1024未満のため、root権限でコマンドを実行する必要があります。

次の最後の例では、1024より大きいポート番号が指定されているため、コマンドをrootとして実行する必要はありません。

$ crsctl query socket udp -port 1028
CRS-10026: successfully created socket on port 1028 on local node