ローカル・サーバーでOracle高可用性サービスを起動するには、crsctl start crsコマンドを使用します。
crsctl start crs
crsctl start crs [-excl [-nocrs] [-cssonly]] | [-wait | -waithas | -nowait] | [-noautostart]
表E-61 crsctl start crsコマンドのパラメータ
-excl
次の2つのオプションを使用してOracle Clusterwareを排他モードで起動します。
CRSDを起動せずに排他モードでOracle Clusterwareを起動するには、-nocrsパラメータを指定します。
-nocrs
CSSDのみを起動するには-cssonlyパラメータを指定します。
-cssonly
-wait | -waithas | -nowait
次のいずれかを選択します。
起動が完了するまで待機し、すべての進捗状況およびステータス・メッセージを表示するには、-waitを指定します。
-wait
起動が完了するまで待機し、OHASDの進捗状況およびステータス・メッセージを表示するには-waithasを指定します。
-waithas
OHASDの起動を待機しない場合は、-nowaitを指定します。
-nowait
-noautostart
OHASDのみを起動します。
このコマンドは、rootで実行する必要があります
root
このコマンドによって起動されるのは、ローカル・サーバーのOracle高可用性サービスのみです。
ローカル・サーバーのOracle高可用性サービスを起動するには、rootとして次のコマンドを実行します。
# crsctl start crs