tfactl print
コマンドを使用して、Berkeleyデータベースから情報を表示します。
構文
tfactl print [status | config | directories | hosts | actions | repository | cookie
パラメータ
表J-12 tfactl printコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
status |
クラスタ内のすべてのノードにわたってTFAの状態を表示します。また、TFAのバージョンおよび実行中のポートも表示します。 |
config |
現在のTFA構成設定を表示します。 |
directories |
TFAがトレース・ファイルまたはログ・ファイル・データをスキャンするすべてのディレクトリを表示し、データベース、Oracle ASMおよびインスタンスに割り当てられているトレース・ディレクトリの場所を表示します。 |
hosts |
TFAクラスタの一部で、クラスタ全体のコマンドを受信できるホストを表示します。 |
actions |
TFAに送信される、診断の収集などのすべてのアクションを表示します。デフォルトでは、 |
repository |
リポジトリ・ディレクトリの現在の場所および使用済領域の量を表示します。最初、リポジトリ・ディレクトリの最大サイズは、10GBまたは使用可能なファイルシステム領域の50%のいずれか小さい方になります。最大サイズを超えた場合またはファイルシステム領域が1GB以下になった場合、TFAは操作を一時停止し、リポジトリがクローズされます。 |
cookie |
|
例
tfactl print config
コマンドでは次のような出力が戻されます。
Configuration parameter Value ------------------------------------------------------------ TFA Version 2.5.1.5 Automatic diagnostic collection OFF Trimming of files during diagcollection ON Repository current size (MB) in node1 526 Repository maximum size (MB) in node1 10240 Trace Level 1
前述の出力例では、次のとおりです。
Automatic diagnostic collection
: ON
の場合(デフォルトはOFF
)、アラート・ログのスキャンでログ内に特定のイベントが検出されたときに、診断収集がトリガーされます。
Trimming of files during diagcollection
: TFAで、特定の時間範囲内のデータのみを含めるために、大規模なファイルの切捨てを行うかどうかを指定します。OFF
の場合、自動診断収集でのトレース・ファイルの切捨ては発生しません。
Repository current size in MB
: リポジトリの現在の使用量です。
Repository maximum size in MB
: リポジトリ内の記憶領域の最大サイズです。最初、最大サイズは、10GBまたは使用可能なファイルシステム領域の50%のいずれか小さい方に設定されています。
Trace Level
: デフォルトは1で、値を2、3および4にすると詳細度が高まります。トレース・レベルは実行中のTFAデーモンに対して動的に設定できますが、トレース・レベルを上げるとTFAのパフォーマンスに大幅に影響するため、My Oracle Supportからリクエストがあった場合にのみ行います。