crsctl add resource
コマンドを使用して、リソースをサーバー・プールに追加します。
ポリシー・ベースのデプロイメント・スキームを使用して、特定のサーバー・プールにApache Webサーバーをリソースとして追加するには、Apacheサーバーを実行するユーザーとして次のコマンドを実行します(Apache Serverの場合、これは通常root
ユーザーです)。
$ crsctl add resource myApache -type cluster_resource -attr
"ACTION_SCRIPT=/opt/cluster/scripts/myapache.scr,
PLACEMENT=restricted,
SERVER_POOLS=server_pool_list,
CHECK_INTERVAL=30,
RESTART_ATTEMPTS=2,
START_DEPENDENCIES=hard(appsvip),
STOP_DEPENDENCIES=hard(appsvip)"
前述の例では、クラスタに追加されるリソースの名前はmyApache
です。
注意:
エラーにならないように、カンマ区切りまたはスペース区切りの属性値は単一引用符(' ')で囲む必要があります。単独の属性値を単一引用符で囲んだ場合、引用符は無視されてエラーは発生しません。
リソース名の先頭をピリオドまたはoraという文字列にすることはできません。
リソースは次のように構成されます。
このリソースはcluster_resource
タイプです。
ACTION_SCRIPT=/opt/cluster/scripts/myapache.scr
: 必要なアクション・スクリプトへのパスです。
PLACEMENT=restricted
関連項目:
PLACEMENT
リソース属性の詳細は、「アプリケーションの配置ポリシー」を参照してください。
SERVER_POOLS=
server_pool_list
: このリソースは、空白区切りリストで指定されているサーバー・プールでのみ実行できます。
CHECK_INTERVAL=30
: Oracle Clusterwareによって、リソースのステータスの確認のために30秒ごとにリソースがチェックされます。
RESTART_ATTEMPTS=2
: Oracle Clusterwareによって、リソースが別のノードにフェイルオーバーされる前に、リソースの再起動が2回試行されます。
START_DEPENDENCIES=hard(appsvip)
: このリソースには、appsvipリソースに対するhard起動依存性が定義されています。myApacheを起動するには、appsvipリソースがオンライン状態である必要があります。
STOP_DEPENDENCIES=hard(appsvip)
: このリソースには、appsvipリソースに対するhard停止依存性が定義されています。appsvipリソースがオフラインになると、myApacheリソースは停止します。