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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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特定のサーバー・プールへのリソースの追加

crsctl add resourceコマンドを使用して、リソースをサーバー・プールに追加します。

ポリシー・ベースのデプロイメント・スキームを使用して、特定のサーバー・プールにApache Webサーバーをリソースとして追加するには、Apacheサーバーを実行するユーザーとして次のコマンドを実行します(Apache Serverの場合、これは通常rootユーザーです)。

$ crsctl add resource myApache -type cluster_resource -attr
  "ACTION_SCRIPT=/opt/cluster/scripts/myapache.scr,
   PLACEMENT=restricted,
   SERVER_POOLS=server_pool_list,
   CHECK_INTERVAL=30,
   RESTART_ATTEMPTS=2,
   START_DEPENDENCIES=hard(appsvip),
   STOP_DEPENDENCIES=hard(appsvip)"

前述の例では、クラスタに追加されるリソースの名前はmyApacheです。

注意:

  • エラーにならないように、カンマ区切りまたはスペース区切りの属性値は単一引用符(' ')で囲む必要があります。単独の属性値を単一引用符で囲んだ場合、引用符は無視されてエラーは発生しません。

  • リソース名の先頭をピリオドまたはoraという文字列にすることはできません。

リソースは次のように構成されます。

  • このリソースはcluster_resourceタイプです。

  • ACTION_SCRIPT=/opt/cluster/scripts/myapache.scr: 必要なアクション・スクリプトへのパスです。

  • PLACEMENT=restricted

    関連項目:

    PLACEMENTリソース属性の詳細は、アプリケーションの配置ポリシーを参照してください。

  • SERVER_POOLS=server_pool_list: このリソースは、空白区切りリストで指定されているサーバー・プールでのみ実行できます。

  • CHECK_INTERVAL=30: Oracle Clusterwareによって、リソースのステータスの確認のために30秒ごとにリソースがチェックされます。

  • RESTART_ATTEMPTS=2: Oracle Clusterwareによって、リソースが別のノードにフェイルオーバーされる前に、リソースの再起動が2回試行されます。

  • START_DEPENDENCIES=hard(appsvip): このリソースには、appsvipリソースに対するhard起動依存性が定義されています。myApacheを起動するには、appsvipリソースがオンライン状態である必要があります。

  • STOP_DEPENDENCIES=hard(appsvip): このリソースには、appsvipリソースに対するhard停止依存性が定義されています。appsvipリソースがオフラインになると、myApacheリソースは停止します。