サーバー・プールは、クラスタをシングルトン・アプリケーションおよび共通アプリケーションの両方をホスティングしているサーバーの論理グループに分割します。アプリケーションは、データベース・サービスまたはデータベース以外のアプリケーションに分類できます。アプリケーション・ワークロードをサーバー・プールのすべてのサーバーに分散させる場合、アプリケーションは共通です。アプリケーションがサーバー・プール内の1つのサーバーで実行される場合、アプリケーションはシングルトンです。Oracle Clusterwareのロール別管理では、サーバー・プールへのアクセスおよびサーバー・プールの使用が決定されます。
Oracle RACデータベースを含むサーバー・プールは、サーバー制御(SRVCTL)ユーティリティを使用して管理します。他のすべてのサーバー・プールを管理するには、Oracle Clusterware制御(CRSCTL)ユーティリティを使用します。最上位のサーバー・プールを作成する権限を所有しているのは、クラスタ管理者のみです。
データベース管理者は、サーバー制御(SRVCTL)ユーティリティを使用して、Oracle RACデータベースを含むサーバー・プールを作成して管理します。クラスタ管理者は、Oracle Clusterware制御(CRSCTL)ユーティリティを使用して、データベース以外のアプリケーションのサーバー・プールなど、他のサーバー・プールすべてを作成して管理します。最上位のサーバー・プールを作成する権限を所有しているのは、クラスタ管理者のみです。
最上位のサーバー・プール:
クラスタを論理的に分割します。
常に排他的です。これは、1つのサーバーが特定の時期に1つの特定のサーバー・プールにのみ存在できることを意味します。