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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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srvctl disable asm

Oracle ASMプロキシ・リソースを無効にします。Oracle ASMにOracle Clusterwareデータが含まれる場合、またはノードでの障害発生前に実行されていたノードが再起動した場合、Oracle ASMは再起動します。また、srvctl disable asmコマンドを使用すると、srvctl start asmコマンドでOracle ASMインスタンスを起動できなくなります。

Oracle ASMプロキシ・リソースを無効にすると、データベースおよびディスク・グループを起動できなくなります。データベースおよびディスク・グループがOracle ASMプロキシ・リソースに依存しているためです。

注意:

  • Oracle Database 12cインストールでOracle ASMを管理するには、クラスタのOracle Grid Infrastructureホーム(Gridホーム)にあるSRVCTLバイナリを使用します。Oracle RACまたはOracle Databaseがすでにインストールされている場合、データベース・ホームでSRVCTLバイナリを使用してOracle ASMを管理することはできません。

  • Oracle ASMはOracle Clusterwareスタックの一部であり、Oracle ASMにOCRと投票ファイルが格納されていると、OHASDがOracle Clusterwareスタックを起動するときにOracle ASMが起動します。srvctl disable asmコマンドを使用しても、OHASDで管理されるOracle ASMインスタンスの起動は行われます。したがって、Oracle ASMは、Oracle Clusterwareスタックが必要とする場合に起動します。

    srvctl disable asmコマンドを使用すると、Oracle ASM Oracle Clusterwareプロキシ・リソースとそれに依存するすべてのリソースを起動できなくなります。このため、Oracle Clusterwareの管理対象オブジェクト(データベース、ディスク・グループ、Oracle ASMに依存するファイル・システムなど)を起動できなくなります。たとえば、srvctl start database | diskgroup | filesystemコマンドを実行しても、Oracle ASM Oracle Clusterwareプロキシ・リソースが無効になっているノードのオブジェクトを起動することはできません。また、srvctl start asmコマンドでリモート・ノードのOracle ASMの起動することもできません。

構文およびパラメータ

srvctl disable asmコマンドは、次の構文で使用します。

srvctl disable asm [-proxy] [-node node_name]

表F-37 srvctl disable asmのパラメータ

パラメータ 説明
-proxy

プロキシOracle ASM構成を無効化するかを指定します。

-node node_name

ノード名

注意: このコマンドはOracle Clusterwareでのみ使用できます。

次の例は、crmnode1という名前のノード上のOracle ASMを無効にします。

$ srvctl disable asm -node crmnode1