Oracle ASMプロキシ・リソースを無効にします。Oracle ASMにOracle Clusterwareデータが含まれる場合、またはノードでの障害発生前に実行されていたノードが再起動した場合、Oracle ASMは再起動します。また、srvctl disable asm
コマンドを使用すると、srvctl start asm
コマンドでOracle ASMインスタンスを起動できなくなります。
Oracle ASMプロキシ・リソースを無効にすると、データベースおよびディスク・グループを起動できなくなります。データベースおよびディスク・グループがOracle ASMプロキシ・リソースに依存しているためです。
注意:
Oracle Database 12cインストールでOracle ASMを管理するには、クラスタのOracle Grid Infrastructureホーム(Gridホーム)にあるSRVCTLバイナリを使用します。Oracle RACまたはOracle Databaseがすでにインストールされている場合、データベース・ホームでSRVCTLバイナリを使用してOracle ASMを管理することはできません。
Oracle ASMはOracle Clusterwareスタックの一部であり、Oracle ASMにOCRと投票ファイルが格納されていると、OHASDがOracle Clusterwareスタックを起動するときにOracle ASMが起動します。srvctl disable asm
コマンドを使用しても、OHASDで管理されるOracle ASMインスタンスの起動は行われます。したがって、Oracle ASMは、Oracle Clusterwareスタックが必要とする場合に起動します。
srvctl disable asm
コマンドを使用すると、Oracle ASM Oracle Clusterwareプロキシ・リソースとそれに依存するすべてのリソースを起動できなくなります。このため、Oracle Clusterwareの管理対象オブジェクト(データベース、ディスク・グループ、Oracle ASMに依存するファイル・システムなど)を起動できなくなります。たとえば、srvctl start database | diskgroup | filesystem
コマンドを実行しても、Oracle ASM Oracle Clusterwareプロキシ・リソースが無効になっているノードのオブジェクトを起動することはできません。また、srvctl start asm
コマンドでリモート・ノードのOracle ASMの起動することもできません。