Oracle Local Registryから以前に格納されたすべてのIPMI構成(ログイン資格証明およびIPアドレス)を消去するには、crsctl unset css ipmiconfigコマンドを使用します。このコマンドは、クラスタでIPMIを構成解除する場合、またはIPMI構成が不適切なユーザーによって以前に格納された場合に適しています。
crsctl unset css ipmiconfig
このコマンドは、IPMIを構成するときに使用したユーザー・アカウントまたは権限を持つユーザーで実行する必要があります。
このコマンドでは、このコマンドを実行したサーバーのIPMI構成のみが消去されます。
Oracle Clusterwareが、このコマンドで削除する構成データにアクセスして使用できていた場合、Oracle Clusterwareを再起動するまで、引き続きアクセスおよび使用が可能です。
Oracle Local RegistryからIPMI構成データを消去し、IPMIが今後使用されないようにOracle Clusterwareを再起動するには、rootまたはWindowsの管理者グループのメンバーとしてログインし、次のコマンドを実行します。
root
crsctl unset css ipmiconfig crsctl stop crs crsctl start crs