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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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cluvfy comp peer

参照ノードに対する指定ノードの互換性およびプロパティをチェックするには、cluvfy comp peerコンポーネント検証コマンドを使用します。デフォルトのユーザー・グループ名以外の互換性、および異なるリリースのOracleソフトウェアの互換性をチェックできます。このコマンドは、メモリーとスワップ領域などの物理的な属性、ユーザーとグループの値、カーネル設定およびインストール済オペレーティング・システム・パッケージを比較します。

構文

cluvfy comp peer -n node_list [-refnode node]
  [-r {10.1 | 10.2 | 11.1 | 11.2 | 12.1}] [-orainv orainventory_group]
  [-osdba osdba_group] [-verbose]

パラメータ

表A-20 cluvfy comp peerコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-refnode

他のノードとの互換性をチェックするための参照ノードとしてCVUが使用するノードです。このオプションを指定しない場合、CVUは、ノード・リスト内のすべてのノードについての値をレポートします。

-n node_list

検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。

-r {10.1 | 10.2 | 11.1 |
 11.2 | 12.1}

Oracle ClusterwareまたはOracle RACのインストール要件に合わせて、CVUがチェックするソフトウェア・リリースを指定します。このオプションを指定しない場合、CVUは、Oracle Clusterware 12cまたはOracle Database 12cであると想定します。

-orainv orainventory_group

Oracle Inventoryグループの名前です。このオプションを指定しない場合、CVUは、oinstallをインベントリ・グループとして使用します。

注意: このパラメータは、Windowsシステムでは使用できません。

-osdba osdba_group

OSDBAグループの名前です。このオプションを指定しない場合、CVUは、dbaをOSDBAグループとして使用します。

注意: このパラメータは、Windowsシステムでは使用できません。

-verbose

CVUは詳細な出力を表示します。

使用上の注意

-refnodeオプションによるピアの比較では、他のノードと参照ノードのシステム・プロパティが比較されます。他のノードの値が参照ノードの値より大きくない場合、CVUはその比較に参照ノードからの偏差としてフラグを付けます。グループまたはユーザーが参照ノードまたは別のノードのいずれにも存在しない場合、CVUは一致と報告して、参照ノードからの偏差はないことを示します。同様に、参照ノードよりも総メモリー量が少ないノードの比較結果は、CVUにより不一致と報告されます。

選択したクラスタ・ノードの構成の比較

次のコマンドを実行すると、Oracle Database 12cから様々なノードに対して事前選択された複数のプロパティの値が表示されます。

cluvfy comp peer -n node1,node2,node4,node7 -verbose