既存のOracle Clusterwareの標準クラスタからOracle Flex Clusterに変更するには、次の手順を実行します。
次のコマンドを実行して、クラスタの現在のモードを判断します。
$ crsctl get cluster mode status
次のコマンドを実行して、グリッド・ネーミング・サービス(GNS)が固定VIPで構成されているかを確認します。
$ srvctl config gns
この手順は、GNSが固定のVIPで構成されていない場合は失敗します。GNSがない場合、次のようにroot
として1つ作成します。
# srvctl add gns -vip vip_name | ip_address
次のコマンドをroot
として実行して、GNSを起動します。
# srvctl start gns
Oracle Automatic Storage Management Configuration Assistant (ASMCA)を使用して、クラスタでOracle Flex ASMを有効にしてからクラスタ・モードを変更します。
関連項目:
Oracle Flex ASMの有効化の詳細は、『Oracle Automatic Storage Management管理者ガイド』を参照してください。
root
として次のコマンドを実行して、クラスタのモードがOracle Flex Clusterになるよう変更します。
# crsctl set cluster mode flex
クラスタの各ノードでroot
として次のコマンドを実行し、Oracle Clusterwareを停止します。
# crsctl stop crs
クラスタの各ノードでroot
として次のコマンドを実行し、Oracle Clusterwareを起動します。
# crsctl start crs -wait
注意:
進捗状況およびステータス・メッセージを表示するには、-wait
オプションを使用します。