ノード・リストに指定されたノード間の接続性をチェックするには、cluvfy comp nodecon
コンポーネント検証コマンドを使用します。インタフェース・リストを指定した場合、CVUは、指定したインタフェースのみを使用して接続性をチェックします。
表A-15 cluvfy comp nodeconコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
-n node_list
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検証を行う非ドメイン修飾ノード名のカンマ区切りリストです。 |
-networks network_list
|
検証を実行するネットワークのスラッシュ(/)区切りリスト。 |
-i interface_list
|
インタフェース名のカンマ区切りリストです。このオプションを指定しない場合、CVUは、使用可能なインタフェースを検出し、いずれかのインタフェースを使用して接続性をチェックします。 |
-verbose |
CVUは詳細な出力を表示します。 |
このコマンドを冗長モードで実行して、インタフェース、IPアドレスおよびサブネット間のマッピングを識別できます。
このコマンドは、Solarisプラットフォームでは、非推奨とマークされているIPアドレスのテストを省略します。
CVUを使用して次の操作を実行するには、-networks
オプションを指定せず、-n
にall
を設定してnodecon
コマンドを使用します。
クラスタ・ノード上で使用可能なすべてのネットワーク・インタフェースの検出
インタフェースの対応するIPアドレスおよびサブネットの確認
VIPとしての使用に適したインタフェースのリストおよびプライベート・インターコネクトのインタフェースのリストの取得
これらのインタフェースを介したすべてのノード間の接続性の検証
例1: 特定のネットワーク・インタフェースを介したノード間の接続性の検証
次のコマンドを実行すると、インタフェースeth0
を介してnode1
およびnode3
のノード間の接続性を検証できます。
cluvfy comp nodecon -n node1/node3 –networks eth0 -verbose
例2: 使用可能なすべてのネットワーク・インタフェースの検出およびそれらのネットワーク・インタフェースを介したノード間の接続性の検証
クラスタ・ノード上で使用可能なすべてのネットワーク・インタフェースを検出するには、次のコマンドを使用します。これで、CVUによって、インタフェースの対応するIPアドレスおよびサブネットが確認されます。次に、この情報を使用して、VIPとしての使用に適したインタフェースのリストおよびプライベート・インターコネクトのインタフェースのリストがCVUにより取得されます。最後に、これらのインタフェースを介したクラスタ内のすべてのノード間の接続性がCVUにより検証されます。
cluvfy comp nodecon -n all -verbose