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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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ocrconfig -backuploc

ocrconfig -backuplocコマンドを使用して、OCRバックアップ・ディレクトリの場所を指定します。

構文

ocrconfig [-local] -backuploc file_name

使用上の注意

  • このコマンドは、rootで実行する必要があります。

  • -localオプションを使用して、OLRバックアップ・ディレクトリの場所を指定します。

  • file_name変数は、すべてのノードからアクセス可能なディレクトリのフルパス名です。OCRバックアップの場所の場合、file_name変数はOracle ASMディスク・グループにすることもできます。次に例を示します。

    • Grid_home/cdata/cluster3/: 場所が存在することを確認します

    • d:\cdata\cluster3: 場所が存在することを確認します

    • +bkupdg: Oracle ASMディスク・グループが存在し、すべてのノードにマウントされていることを確認します

      Oracle ASMディスク・グループを指定する場合は、ディスク・グループの名前の前にプラス記号(+)を付けてください。

      Oracle ASMディスク・グループをバックアップの場所として使用することは、OCRに対してのみサポートされています。

      OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに変更する前に、OCRをOracle ASMに移行する必要があります。

      別個のディスク・グループに1つ以上のOracle ASM OCRの場所がある場合のみ、OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに変更できます。

  • LinuxまたはUNIXシステムでOCRバックアップが生成されるデフォルトの場所は、Grid_home/cdata/cluster_nameで、cluster_nameは、使用しているクラスタ名です。WindowsでOCRバックアップが生成されるデフォルトの場所は、同じパス構造を使用します。

  • LinuxまたはUNIXシステムでOLRバックアップが生成されるデフォルトの場所はGrid_home/cdata/host_nameで、host_nameは、バックアップ対象のOLRが存在するノードの名前です。WindowsでOLRバックアップが生成されるデフォルトの場所は、同じパス構造を使用します。

ディレクトリのOCRバックアップの場所を指定するには、次のコマンドを使用します。

# ocrconfig -backuploc $Grid_home/cdata/cluster3

OCRバックアップの場所をOracle ASMディスク・グループに指定するには、次のようにします。

# ocrconfig –backuploc +bkupdg