RHPCTLは、高速ホーム・プロビジョニング操作を実行し、高速ホーム・プロビジョニング・サーバーおよびクライアントを管理するために使用するコマンドライン・ユーティリティです。RHPCTLの構文は次のとおりです。
rhpctl command object [parameters]
このRHPCTL構文の各要素の意味は次のとおりです。
command
は、add
、delete
、query
などの動詞です。
object
(名詞とも呼ばれる)は、RHPCTLがコマンドを実行するターゲットまたはオブジェクト(クライアントやイメージなど)です。
parameters
は、コマンドの追加パラメータを使用できるようにすぐ前のコマンドの組合せの使用範囲を拡大します。パラメータは-keyword value
のように指定します。value
フィールドには、カンマ区切りリストが含まれます。リストのアイテムの間ではスペースを使用しないでください。
RHPCTLコマンドを使用することで、次のようないくつかの高速ホーム・プロビジョニング操作を実行できます。
ディスク・グループ操作(高速ホーム・プロビジョニング・サーバーでイメージを格納するOracle自動ストレージ管理クラスタ・ファイル・システム(Oracle ACFS)を構成するディスク・グループのリストに対するディスク・グループの追加や削除など)。
高速ホーム・プロビジョニング・クライアント操作(高速ホーム・プロビジョニング・クライアント構成の作成など)。
ロール操作(ロールの追加や削除、ユーザーに対するロールの付与や削除など)。
サイト操作(高速ホーム・プロビジョニング・サーバーの構成情報の取得など)。
イメージ操作(イメージの追加、削除、インポートなど)。
イメージ・シリーズ操作(イメージ・シリーズの追加や削除など)。
作業用コピー操作(作業用コピーの追加や削除など)。