clscrs_restart_resource
APIは、名前が指定されたリソース・セットを再起動するようにOracle Clusterwareに指定します。フラグがasync
の場合、指定したmsgfコールバック関数はコールされません。このAPIでは、Oracle Clusterwareへのコール開始後にOK
ステータスが戻され、非同期に再起動が実行されます。
フラグがasync
以外で、msgf
がNULL以外の場合、APIでは再起動プログラムから収集された出力によってmsgf
が一度に1行ずつ処理されます。オプションのevent
フラグを渡すことで、これがアクションを実行するリクエストではなく、アクションがすでに開始されていることを通知するものであると示すことができます。このフラグは、共通管理対象リソースの限定的なセットのみに対して使用することをお薦めします。
1つ目の引数には、リソースIDのリストまたはフィルタのいずれかを指定できます。フィルタを指定すると、1回のコールで問合せとアクションを実行できます。フィルタによってすべての登録済リソースが検索されます。
入力:
ridlist
: 再起動するリソースまたはリソース・インスタンスのIDのリスト、あるいはフィルタ。env
: 再起動操作に環境引数を指定します。msgf
: ユーザー・メッセージ・コールバック(NULLにできます)。msgarg
: ユーザー・コールバック引数(NULLにできます)。flag
: async
、force
またはevent
オプションのいずれか。出力:
op_status
: 各リソースの再起動操作のステータスを保持するリソース・リスト。
CLSCRS_STAT_INVALID_RESNAME
: ridlist
が空の場合に表示されます。CLSCRS_STAT_AUTHORIZATION_FAILURE
: 認可が失敗した場合に表示されます。CLSCRS_STAT_SUCCESS
: リクエストしたすべてのエンティティに対してリクエストが正常に完了した場合またはフィルタに一致するエンティティがない場合に表示されます。CLSCRS_STAT_FAILURE
: 1つ以上のリソースまたはリソースIDが正常に起動しない場合に表示されます。CLSCRS_STAT_CONNECTION
: 通信エラーが発生した場合に表示されます。CLSCRS_STAT_WRONG_ACTIVE_VERSION
: クラスタをOracle Clusterware 12cにアップグレードする前にAPIを使用した場合に表示されます。