リソースにdispersion
起動依存性を指定すると、Oracle Clusterwareは、このリソースでdispersionが定義されているリソースが最も少ないサーバーでこのリソースを起動します。dispersionを使用するリソースでも、リソースを分散する十分なサーバーがない場合、同じサーバーで実行されることがあります。
次の修飾子を使用して、dispersion
起動依存性を構成できます。
START_DEPENDENCIES=dispersion(intermediate:resourceB)
intermediate
修飾子を使用すると、リソースBがONLINE
状態またはINTERMEDIATE
状態のいずれであっても、Oracle ClusterwareによってリソースAが分散されるように指定できます。
START_DEPENDENCIES=dispersion:active(resourceB)
通常、dispersionはリソースの起動時にのみ適用されます。リソースの起動時に十分なサーバーがないために、相互に分散するリソースが同じサーバーで起動される場合、サーバーがクラスタに追加されてもリソースが実行されていれば、Oracle Clusterwareはそのリソースを変更しません。active
修飾子を指定する場合、Oracle Clusterwareは、新しいサーバーがクラスタに追加されると、リソースに対してdispersionを再適用します。
START_DEPENDENCIES=dispersion(pool:resourceB)
Oracle Clusterwareがリソースを別のサーバーではなく別のサーバー・プールに分散させるように指定するにはpool
修飾子を使用します。