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Oracle® Clusterware管理およびデプロイメント・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71322-07
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cluvfy comp healthcheck

Oracle ClusterwareおよびOracle Databaseインストールをチェックして、必須要件およびベスト・プラクティス・ガイドラインへの適合性を調べたり正しく動作していることを確認するには、cluvfy comp healthcheckコンポーネント検証コマンドを使用します。

構文

cluvfy comp healthcheck [-collect {cluster|database}] [-db db_unique_name]
  [-bestpractice|-mandatory] [-deviations] [-html] [-save [-savedir directory_path]]

パラメータ

表A-13 cluvfy comp healthcheckコマンドのパラメータ

パラメータ 説明
-collect {cluster|database}

Oracle Clusterware (cluster)またはOracle Database (database)のチェックを実行することを指定するには、-collectを使用します。healthcheckオプションで-collectフラグを使用しない場合、CVUではOracle ClusterwareとOracle Databaseの両方のチェックが実行されます。

-db db_unique_name

-dbフラグの後に入力する特定のデータベースでのチェックを指定するには、-dbを使用します。

CVUでは、JDBCを使用してcvusysユーザーとしてデータベースに接続し、様々なデータベース・パラメータが検証されます。このため、-dbフラグで指定したデータベースに対してCVUによるチェックを実行する場合は、まずそのデータベースにcvusysユーザーを作成し、そのユーザーにCVU固有のロールcvusappを付与する必要があります。cvusappの役割のメンバーに、システム表に対するselect権限を付与する必要もあります。

CVU_home/cv/admin/cvusys.sqlディレクトリにSQLスクリプトが含まれており、このユーザーを簡単に作成できます。このSQLスクリプトを使用して、CVUにより検証するすべてのデータベースでcvusysユーザーを作成します。

-dbフラグを使用し、一意のデータベース名を指定しない場合、CVUではクラスタのすべてのOracle Databaseが検出されます。これらのデータベースでベスト・プラクティス・チェックを実行する場合は、各データベースでcvusysユーザーを作成し、ベスト・プラクティス・チェックを実行するために必要なcvusappロールとselect権限をこのユーザーに付与する必要があります。

[-bestpractice|-mandatory]
 [-deviations]

ベスト・プラクティスのチェックを指定するためには-bestpracticeフラグを使用し、必須のチェックを指定するためには-mandatoryフラグを使用します。ベスト・プラクティスの推奨事項または必須要件からの差異のみを確認することを指定するには、-deviationsフラグを追加します。-bestpracticeまたは-mandatoryのいずれかのフラグを指定できますが、両方のフラグを指定することはできません。-bestpracticeまたは-mandatoryのいずれも指定しない場合は、CVUによってベスト・プラクティスと必須要件の両方が表示されます。

-html

-htmlフラグを使用すると、詳細レポートがHTML形式で生成されます。

-htmlフラグを指定し、CVUによって認識されるブラウザがシステムで使用可能な場合は、チェックの完了時にCVUによってそのブラウザが起動され、レポートがブラウザに表示されます。

-htmlフラグを指定しない場合、CVUによって詳細なレポートがテキスト・ファイルで生成されます。

-save [-savedir directory_path]

検証レポート(cvuchecdkreport_timestamp.txtおよびcvucheckreport_timestamp.htm)を保存するには、-saveフラグまたは-save -savedirフラグを使用します(timestampは検証レポートの日時)。

-saveフラグを単独で使用する場合、CVUは、CVU_home/cv/reportディレクトリ(CVU_homeはCVUバイナリの場所)にレポートを保存します。

-save -savedirフラグを使用する場合、CVUによってレポートが保存されるディレクトリを指定します。