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Oracle® Database Real Application Security管理者および開発者ガイド
12cリリース1 (12.1)
B71274-08
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『Oracle Database Real Application Security管理者および開発者ガイド』のこのリリースでの変更点

この章の内容は次のとおりです。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)の変更点

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のOracle Database Real Application Security管理者および開発者ガイドの変更点は次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • Real Application Securityには、ユーザー・パスワード・ポリシー管理のサポートが含まれます。

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)では、アカウント・ロック、パスワード・エイジング、有効期限、パスワードの複雑性の検証、パスワード履歴管理など、Real Application Securityユーザー・パスワード・ポリシー管理が導入されました。この機能は、直接ログインReal Application Securityユーザーに、システムでパスワードをより適切に管理するためのパスワード管理機能を提供します。

    この機能により、次の新規APIが提供されます。

    この機能により、次のAPIの機能が拡張されます。

    • SET_PASSWORDプロシージャ

      opasswordパラメータを追加します。typeパラメータのデフォルト値をXS_SHA512に変更します。

    • SET_USER_STATUSプロシージャ

      statusパラメータに、次のステータス値を追加します: INACTIVEUNLOCKEXPIREDPASSWORDEXPIREDステータス値は非推奨になります。

    • SET_VERIFIERプロシージャ

      検証機能タイプXS_SHA512を追加し、検証機能タイプXS_SALTED_MD5XS_SHA1XS_SASL_MD5XS_MD5XS_MD4およびXS_O3LOGONを削除します。

    この機能により、次の新規ビューが追加されます。

    この機能により、次のビューの機能が拡張されます。

    • DBA_XS_USERS

      次の列が追加されます: ACCOUNT_STATUSLOCK_DATEEXPIRY_DATEおよびPROFILE

    この機能の使用の詳細は、「直接ログイン・アプリケーション・ユーザー・アカウントの作成」およびこれらの新規APIおよび変更されたAPIへのリンクを参照してください。

  • Real Application Securityは、アプリケーション・セッションを透過的かつ安全に設定するためのアプリケーション・セッション・サービスをFusion Middleware (FMW)で提供し、セキュリティ・コンテキストおよびFMWによって外部で管理される既存のアプリケーション・ユーザーおよびロールをサポートします。

    このアプリケーション・セッション・サービスは、アプリケーション・セッションのセットアップおよびアプリケーションがアプリケーション・セッションで使用できる一連のAPIに使用されるサーブレット・フィルタです。

    この機能の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのアプリケーション・セッション・サービスを参照してください。

非推奨となった機能

次の機能は非推奨になったため、今後のリリースではサポートされません。

  • CREATE_USERプロシージャ

    パラメータSTATUSの値PASSWORDEXPIREDおよびLOCKEDは非推奨です。

    詳細は、CREATE_USERプロシージャを参照してください。

  • SET_USER_STATUSプロシージャ

    PASSWORDEXPIREDステータス値は非推奨です。

    詳細は、SET_USER_STATUSプロシージャを参照してください。

  • SET_PASSWORDプロシージャ

    パスワード・タイプXS_MD4およびXS_O3LOGONは非推奨です。

    詳細は、SET_PASSWORDプロシージャを参照してください。

  • SET_VERIFIERプロシージャ

    検証機能タイプXS_SALTED_MD5XS_SHA1XS_SASL_MD5XS_MD5XS_MD4およびXS_O3LOGONは非推奨です。

    詳細は、SET_VERIFIERプロシージャを参照してください。