プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Data Miningユーザーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72967-05
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

マーケット・バスケット・データの使用

マーケット・バスケット・データは、一連のバスケットまたはトランザクションで販売された商品群を表します。Oracle Data Miningでは、マーケット・バスケット分析に相関マイニング機能が提供されます。

相関モデルで使用されるAprioriアルゴリズムでは、ある商品が別の商品と同時に購入される傾向を記述する相関ルールが生成されます。たとえば、ピーナッツ・バターを購入する顧客は80%の確率でジャムも購入するという結果が、相関ルールによって示される場合があります。

マーケット・バスケット・データは通常、トランザクショナルです。トランザクショナルなデータでは、1つのケースが1回の取引(トランザクション)を表し、トランザクションのデータは複数の行に格納されます。Oracle Data Miningの相関モデルはトランザクショナル・データまたは単一レコード・ケースのデータで構築できます。ODMS_ITEM_ID_COLUMN_NAMEおよびODMS_ITEM_VALUE_COLUMN_NAMEの設定では、相関ルールのデータがトランザクショナル形式かどうかを指定できます。

注意:

相関モデルは、ネイティブ・トランザクショナル・データで構築できる唯一のモデルです。その他すべての種類のモデルについて、Oracle Data Miningでは、単一レコード・ケース形式で存在するデータが必要です。

Aprioriアルゴリズムでは、データがトランザクショナルで、データに多数の欠損値が含まれていることが想定されます。Aprioriは、すべての欠損値をスパース・データとして解釈し、スパース・データを処理するための独自のネイティブ・メカニズムを持っています。

関連項目:

ODMS_ITEM_ID_COLUMN_NAME設定およびODMS_ITEM_VALUE_COLUMN_NAME設定の詳細は、『Oracle Database PL/SQLパッケージおよびタイプ・リファレンス』を参照してください。