異機種間サービス・コンポーネントのトランザクション・サービス・コンポーネントは、Oracle以外のシステムとOracle Databaseのトランザクションやセッションとの統合を可能にします。Oracleユーザー・セッションでデータベース・リンクを使用してOracle以外のシステムに初めてアクセスするときに、Oracle以外のシステムで認証済セッションを透過的に設定します。Oracleユーザー・セッションの終了時には、Oracle以外のデータベース・システムでの認証済セッションがクローズされます。
また、Oracle以外の1つ以上のシステムがOracle分散トランザクションに関連づけられます。アプリケーションがトランザクションをコミットすると、Oracleの2フェーズ・コミット・プロトコルがOracle以外のデータベース・システムにアクセスし、分散トランザクションを透過的に調整します。Oracle以外のシステムがOracleの2フェーズ・コミット・プロトコルを全面的にサポートしていない場合にも、Oracleはそのシステムとの分散トランザクションを(制限付きで)サポートできます。