SQL文の変換とデータ型のマッピングは、機能に基づいて実行されます。PL/SQLコールは、Oracle以外のシステムのストアド・プロシージャにマップされます。SQL文に関してリモート・システムに機能がない場合は、単純な問合せが発行されるか、文が複数の問合せに分割されます。その後、Oracleデータベースでの後処理によって必要な結果が得られます。
異機種間サービスでは、ほとんどの場合はOracle以外のシステムをOracle分散セッションに取り込むことができますが、これにはいくつかの制限があります。一般的な制限事項を次に示します。
SQL文のCONNECT BY
句に対するサポートはありません。
ROWID
のサポートには制限があります。詳細は、個々のゲートウェイのドキュメントを参照してください。Oracle Universal ROWID
データ型は、異機種間サービスを使用するどのゲートウェイでもサポートされません。
ラージ・オブジェクト(LOB)、抽象データ型(ADT)および参照データ型(REF)はサポートされません。
リモート・パッケージはサポートされません。
リモート・ストアド・プロシージャでは、REF CURSOR
型のout
引数は指定できますが、in
またはin-out
オブジェクトは使用できません。
Oracle異機種間サービス・エージェントでは、共有データベース・リンクはサポートされません。
注意:
各ゲートウェイには、前述の一般的な制限事項に加えて、付加的な制限事項が存在する場合があります。製品の制限事項の全リストは、個々のゲートウェイのマニュアルを参照してください。