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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71338-03
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10.4 チャートの作成

アプリケーション・ビルダーには、FlashチャートおよびHTML5チャートを生成するための組込みウィザードが用意されています。また、SVGおよびHTMLチャートの編集もサポートされています。Oracle Application Expressは、この4つのグラフィカル・チャートのみサポートします。

内容は次のとおりです。

10.4.1 チャートのSQL問合せの作成について

アプリケーション・ビルダーでチャートを定義するには、ウィザードを使用します。ほとんどのチャート・ウィザードでは、チャート・タイプを選択し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, label, value
FROM   ...

説明:

  • linkはURLです。

  • labelは、バーに表示されるテキストです。

  • valueは、バー・サイズを定義する数値列です。

次に例を示します。

SELECT null, last_name, salary
FROM   employees
WHERE  DEPARTMENT_ID = :P101_DEPARTMENT_ID

ダイアル・チャート構文(FlashおよびHTML5)

ダイアル・チャートを作成するには、ダイアル・チャート・タイプを選択し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT value , maximum_value [ ,low_value [ ,high_value] ]
FROM   ...

説明:

  • valueは、ダイアルの開始位置です。

  • maximum_valueは、ダイアルでの推定最高位置です。

  • low_valueおよびhigh_valueは、履歴上の最低値および最高値です。

次に例を示します。

SELECT dbms_random.value(500, 1200), 1300, dbms_random.value(100, 200)
FROM DUAL

複数シリーズ構文(FlashおよびHTML5)

列チャートおよび行チャートには、1つのSQL問合せで複数シリーズを定義できます。これらのチャート・タイプのシリーズ名は、問合せ内の関連する列別名から導出されます。複数シリーズのチャートを定義するには、次の構文を使用します。

SELECT link, label, series_1_value [, series_2_value [, ...]]
FROM   ...

レンジ・チャート構文(FlashおよびHTML5)

レンジ・チャートは、各バーに2つの値が必要です。レンジ・チャートを作成するには、チャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを提供します。

SELECT link, label, low_value, high_value 
FROM   ...

散布チャート構文(FlashおよびHTML5)

散布チャートは、各ポイントにx値およびy値が必要です。レンジ・チャートを作成するには、チャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを提供します。

SELECT link, label, x_value, y_value 
FROM   ...

ローソク足チャート構文(FlashおよびHTML5)

ローソク足チャートには、各ローソク足に始値、安値、高値および終値が必要です。ローソク足チャートを作成するには、チャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, label, open, low, high, close
FROM   ...

ガント・チャート構文(Flashのみ)

プロジェクト・ガント・チャートでは、各タスクのタスク名、タスクID、親タスクID、実際の開始日と終了日、および進捗の値が必要になります。計画開始日と計画終了日の2つの値も必要に応じて使用できます。プロジェクト・ガント・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, task_name, task_id, parent_task_id, actual_start_date, actual_end_date, progress
FROM   ...

リソース・ガント・チャートでは、各タスクのリソースID、リソース名、親リソースID、および実際の開始日と終了日の値が必要になります。リソース・ガント・チャートを作成するには、Flashチャートを作成し、次の構文を使用してSQL問合せを指定します。

SELECT link, resource_id, resource_name, resource_parent_id, actual_start_date, actual_end_date
FROM   ...

10.4.2 HTML5チャートの作成について

Oracle Application ExpressのHTML5チャートのサポートは、AnyChart HTML5 Chart Componentをベースにしています。

内容は次のとおりです。

10.4.2.1 HTML5チャートについて

Oracle Application ExpressのHTML5チャートのサポートは、AnyChart HTML5 Chart Componentをベースにしています。AnyChartはフレキシブルなFlashおよびJavaScript (HTML5)ベースのソリューションで、開発者は動きがありコンパクトでインタラクティブなチャートを作成できます。HTML5チャートはJavaScriptチャート・エンジンを使用し、SVG形式のチャートをレンダリングします。Flashは最新のモバイル・デバイスのほとんどでレンダリングできませんが、現在は新しいHTML5チャート作成ソリューションを利用して、チャートをモバイル・アプリケーションに組み込むことができます。HTML5チャートは、次のモバイル・プラットフォームの一般的なブラウザと互換性があります。

  • Android: バージョン3.1、3.2、4.0、4.0.3および4.1

  • iOs (iPhone、iPad、iPod Touch): Safari 3.2以上が必要

詳細は、次を参照してください。

http://www.anychart.com/

10.4.2.2 既存ページへのHTML5チャートの追加

既存ページにHTMLチャートを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ページ定義」で、新しいリージョンを作成します。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、「リージョン」を右クリックし、「作成」を選択します。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「HTML5チャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。チャート・タイプによっては、1つまたは2つ選択するように求められる場合があります。

    3. 「次へ」をクリックします。

  5. 「表示属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • タイトル

      • リージョン・テンプレート

      • 親リージョン

      • 表示ポイント

      • 順序

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  6. 「チャート属性」で、適切な属性を指定し、「次へ」をクリックします。

    特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  7. 「ソース」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  8. 「条件付き表示」で、次のステップを実行します。

    1. 条件タイプ: このコンポーネントがレンダリングされるために満たす必要があるリストから、条件タイプを選択します。「条件付きのレンダリングおよびプロセスの理解」を参照してください。

    2. 認可スキーム: オプションで認可スキームを選択します。このコンポーネントをレンダリングまたは処理するためには、この認可スキームがTRUEと評価される必要があります。詳細は、「認可を介したセキュリティの提供」を参照してください。

    3. 「リージョンの作成」をクリックします。

10.4.2.3 新しいページへのHTML5チャートの追加

新しいページでHTML5チャートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックします。

  4. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「HTML5チャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。チャート・タイプによっては、1つまたは2つ選択するように求められる場合があります。

    3. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ページおよびリージョン属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • ページ番号

      • ページ名

      • リージョン・テンプレート

      • リージョン名

      • ブレッドクラム

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  7. 「タブ・オプション」で、タブを含めるかどうかを指定し、「次へ」をクリックします。

  8. 「チャート属性」で、適切な属性を指定し、「次へ」をクリックします。

    属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックしてください。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  9. 「問合せ」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    3. 「次へ」をクリックします。

  10. 「作成」をクリックします。

10.4.2.4 HTML5チャートからFlashチャートへの切替え

HTML5チャートの作成後は、「チャート属性」ページでチャート属性を編集することによって、そのレンダリングをFlashに切り替えることができます。

HTML5チャートをFlashチャートに切り替えるには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

    • 「チャート属性」をクリックします。

  3. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「Flashチャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。3Dチャート・タイプはFlashチャートでのみサポートされているため、3Dオプションを使用するにはチャート・タイプを変更する必要がある場合があります。

      属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックしてください。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  4. 「変更の適用」をクリックします。

10.4.3 Flashチャートの作成について

Oracle Application ExpressのFlashチャートのサポートは、AnyChart Flash Chart Componentをベースにしています。

内容は次のとおりです。

10.4.3.1 Flashチャートについて

Oracle Application ExpressのFlashチャートのサポートは、AnyChart Flash Chart Componentをベースにしています。AnyChartはフレキシブルなFlashおよびJavaScriptベースのソリューションで、開発者は動きがありコンパクトでインタラクティブなチャートを作成できます。Flashチャートはブラウザでレンダリングされ、使用するにはFlash Player 9以上が必要です。AnyChart 6.0では、FlashチャートはFLASH_PREFERREDレンダリング・タイプを使用してレンダリングされます。チャートを表示するデバイスでFlash Playerを使用できない場合(iPhoneで表示されるページなど)、AnyChartは自動的にHTML5チャート・エンジンに切り替え、SVGベースのチャートを表示します。

10.4.3.2 既存ページへのFlashチャートの追加

既存ページにFlashチャートを追加するには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ページ定義」で、新しいリージョンを作成します。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、「リージョン」を右クリックし、「作成」を選択します。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、「作成」アイコンをクリックします。

    「リージョンの作成」ウィザードが表示されます。

  3. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  4. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「Flashチャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。チャート・タイプによっては、1つまたは2つ選択するように求められる場合があります。

    3. 「次へ」をクリックします。

  5. 「表示属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • タイトル

      • リージョン・テンプレート

      • 親リージョン

      • 表示ポイント

      • 順序

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  6. 「チャート属性」で、適切な属性を選択し、「次へ」をクリックします。

    特定の属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

  7. 「ソース」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 関連するチャート属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    3. 「次へ」をクリックします。

  8. 「条件付き表示」で、次のステップを実行します。

    1. 条件タイプ: このコンポーネントがレンダリングされるために満たす必要があるリストから、条件タイプを選択します。「条件付きのレンダリングおよびプロセスの理解」を参照してください。

    2. 認可スキーム: オプションで認可スキームを選択します。このコンポーネントをレンダリングまたは処理するためには、この認可スキームがTRUEと評価される必要があります。詳細は、「認可を介したセキュリティの提供」を参照してください。

    3. 「リージョンの作成」をクリックします。

10.4.3.3 新しいページへのFlashチャートの追加

新しいページでFlashチャートを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

  2. アプリケーションを選択します。

  3. 「ページの作成」をクリックします。

  4. 「チャート」を選択して、「次へ」をクリックします。

  5. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「Flashチャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。チャート・タイプによっては、1つまたは2つ選択するように求められる場合があります。

    3. 「次へ」をクリックします。

  6. 「ページおよびリージョン属性」で、次のステップを実行します。

    1. 次の項目を指定します。

      • ページ番号

      • ページ名

      • リージョン・テンプレート

      • リージョン名

      • ブレッドクラム

      詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

    2. 「次へ」をクリックします。

  7. タブを含めるかどうかを指定して、「次へ」をクリックします。

  8. 「チャート属性」で、適切な属性を選択し、「次へ」をクリックします。

    詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  9. 「問合せ」で、次のステップを実行します。

    1. 問合せは次のいずれかの方法で指定します。

      • 表示されているフィールドにSQL問合せを入力します。「チャートのSQL問合せの作成について」を参照してください。

      • 「問合せの作成」ボタンをクリックします。ビルド・チャート問合せウィザードが表示されたら、画面に表示されるステップに従います。

    2. 残りの属性を指定します。詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    3. 「次へ」をクリックします。

  10. 「作成」をクリックします。

10.4.3.4 すべてのFlashチャートのFlash 6へのアップグレード

アプリケーション内のすべてのFlashチャートをFlash 6にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「FlashチャートのFlashチャート5へのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

10.4.3.5 すべてのFlashチャートのHTML5へのアップグレード

アプリケーション内のすべてのFlashチャートをHTML5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「FlashチャートのFlashチャート5へのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

10.4.3.6 1つのFlash 3チャートのFlash 6へのアップグレード

1つのFlash 3チャートをFlash 6にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「タスク」リストで、「Flash 6チャートへのアップグレード」をクリックします。

  4. 「アップグレード」をクリックします。

10.4.3.7 1つのFlash 3チャートのHTML5へのアップグレード

1つのFlash 3チャートをHTML5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「タスク」リストで、「HTML5チャートへのアップグレード」をクリックします。

  4. 「アップグレード」をクリックします。

10.4.3.8 FlashチャートからHTML5チャートへの切替え

Flashチャートの作成後は、「チャート属性」ページでチャート属性を編集することによって、そのレンダリングをHTML5に切り替えることができます。

FlashチャートをHTML5チャートに切り替えるには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

    • 「チャート属性」をクリックします。

  3. 「チャート・タイプ」で、次のステップを実行します。

    1. チャートのレンダリング: 「HTML5チャート」を選択します。

    2. チャート・タイプ: チャート・タイプを指定します。3Dチャート・タイプはFlashチャートでのみサポートされているため、2Dオプションを使用するにはチャート・タイプを変更する必要がある場合があります。

      属性の詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックしてください。ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  4. 「変更の適用」をクリックします。

10.4.4 SVGチャートについて

以前のリリースのOracle Application Expressでは、SVGチャートの作成がサポートされていました。既存のSVGチャートは引き続きサポートされていますが、Oracle Application Expressでは新しいSVGチャートの作成はサポートされなくなりました。

内容は次のとおりです。

10.4.4.1 SVGチャートのHTML5へのアップグレードについて

この項では、SVGチャートをHTML5にアップグレードする際に適用される制限と、アップグレードの手順について説明します。

内容は次のとおりです。

単一または複数のSVGチャートを自動的にHTML5にアップグレードできます。

10.4.4.1.1 SVGチャートのアップグレードの制限事項について

SVGチャートをアップグレードできますが、次の制限事項があります。

  • 軸の書式文字列で定義された数値書式のみが移行されます。日付書式および時間書式は無視されます。

  • 次の項目を含む数値書式の要素が移行されます。

    0,9,D,G,, (comma),. (period),$,C,L,FM
    
  • HTML5チャートの各シリーズのラベルは、各シリーズの列の別名から導出されます。これは各シリーズのラベルが「シリーズ名」属性から導出されるSVGチャートによって異なります。

  • SVGチャートでは、最初のシリーズのラベルがX軸に使用されます。HTML5チャートでは、最初のシリーズでデータのラベルが発生していなくても、すべてのデータが表示されるように拡張されています。

10.4.4.1.2 1つのSVGチャートのHTML5へのアップグレード

SVGチャートをHTML5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「タスク」リストで、「新しいHTML5チャートへのアップグレード」をクリックします。

  4. 「アップグレード」をクリックします。

10.4.4.1.3 アプリケーション内のすべてのSVGチャートのHTML5へのアップグレード

すべてのSVGチャートをHTML5チャートにアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「SVGチャートのHTML5チャートへのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

10.4.4.2 SVGチャート・カスケード・スタイルシート・クラスの理解

SVGチャートを作成すると、そのチャートは、現行のテーマに関連付けられたカスケード・スタイルシート(CSS)のクラスに基づいてOracle Application Expressによってレンダリングされます。別のCSSを参照するか、または属性の編集ページのCSSセクションで個々のクラスを上書きして、チャートの外観を変更できます。

次に、サンプル・アプリケーションのダイアル・チャートのCSSクラスの例を示します。この例には、使用可能なすべてのCSSクラスが示されています。クラス名は太字で表示されています。

text{font-family:Verdana, Geneva, Arial, Helvetica, sans-serif;fill:#000000;}
tspan{font-family:Verdana, Geneva, Arial, Helvetica, sans-serif;fill:#000000;}
text.title{font-weight:bold;font-size:14;fill:#000000;}
text.moredatafound{font-size:12;}
rect.legend{fill:#EEEEEE;stroke:#000000;stroke-width:1;}
text.legend{font-size:10;}
#background{fill:#FFFFFF;stroke:none;}
rect.chartholderbackground{fill:#ffffff;stroke:#000000;stroke-width:1;}
#timestamp{text-anchor:start;font-size:9;}
text.tic{stroke:none;fill:#000000;font-size:12}
line.tic{stroke:#000000;stroke-width:1px;fill:none;}
#dial{stroke:#336699;stroke-width:2px;fill:#336699;fill-opacity:.5;}
#dial.alert{fill:#FF0000;fill-opacity:.5;}
#dialbackground{stroke:#000000;stroke-width:none;fill:none;filter:url(#MyFilter);}
#dialcenter{stroke:none;fill:#111111;filter:url(#MyFilter);}
#dialbackground-border{stroke:#DDDDDD;stroke-width:2px;fill:none;filter:url
(#MyFilter);}#low{stroke-width:3;stroke:#336699;}
#high{stroke-width:3;stroke:#FF0000;}
#XAxisTitle{letter-spacing:2;kerning:auto;font-size:14;fill:#000000;text-anchor:middle;}
#YAxisTitle{letter-spacing:2;kerning:auto;font-size:14;fill:#000000;text-anchor:middle;writing-mode:tb;}
.XAxisValue{font-size:8;fill:#000000;}
.YAxisValue{font-size:8;fill:#000000;text-anchor:end;}
.nodatafound{stroke:#000000;stroke-width:1;font-size:12;}
.AxisLine{stroke:#000000;stroke-width:2;fill:#FFFFFF;}
.GridLine{stroke:#000000;stroke-width:0.3;stroke-dasharray:2,4;fill:none;}
g.dataholder rect{stroke:#000000;stroke-width:0.5;}
.legenditem rect{stroke:#000000;stroke-width:0.5;}

表10-4に、サポートされているすべてのCSSクラスを示します。一部のクラスは、特定のチャート・タイプにのみ適用されます。

表 10-4 使用可能なSVGチャートCSSクラス

クラス 説明

text

チャートに表示されるテキストの外観を定義します。

tspan

チャートに表示されるテキストの外観を定義します。tspantextの定義と一致する必要があります。

text.title

デフォルトのチャート・テキストを上書きします。このクラスは、タイトル・テキストに使用します。

text.moredatafound

より多くのデータが検出されたテキストの外観を定義します。

rect.legend

チャート凡例を保持する矩形ボックスを作成します。

凡例の枠線を削除するには、rect.legendを次のように変更します。

rect.legend{fill:#CCCC99;stroke:none;} 

text.legend

チャート凡例に表示されるテキストを定義します。

#background

SVGプラグイン用のバックグラウンド全体を作成します。

枠線なしの単色の立体バックグラウンドを作成するには、#backgroundを次のように変更します。

#background{fill:#FFFFFF;stroke:#FFFFFF;stroke-width:2;}

rect.chartholderbackground

円グラフおよびダイアル・チャートには適用されません。チャート・データを保持する矩形のバックグラウンドを作成します。

バックグラウンドに何も表示しない場合は、rect.chartholderbackgroundを次のように変更します。

rect.chartholderbackground(display:none;)

#timestamp

「非同期更新」チャート属性が「はい」に設定されている場合にのみ適用されます。更新タイムスタンプ・テストの外観を制御します。

タイムスタンプの表示を無効にするには、「カスタムCSS、インライン」属性で#timestampを次のように定義します。

"#timestamp{display:none;}" 

関連項目: 「非同期更新の有効化」

text.tic

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートの数値を定義します。

line.tic

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートの数値の直下に表示される目盛り線を定義します。

#dial

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートに表示される値を定義します。

#dial.alert

ダイアル・チャート専用。別の表示画面を使用してダイアル・チャートにレンダリングされる値(アラート値)を定義します。

#dialbackground

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートのバックグラウンドを作成します。

#dialcenter

ダイアル・チャート専用。ダイアル・チャートにダイアルの中心を作成します。

#dialbackground-border

ダイアル・チャート専用。#dialbackgroundと連動して特定のグラフィック効果を作成します。

#low

ダイアル・チャート専用。チャートに表示されているデータの履歴上の最低水位標を定義します。

#high

ダイアル・チャート専用。チャートに表示されているデータの履歴上の最高水位標を定義します。

#XAxisTitle

X軸に表示されるタイトルを定義します。

#YAxisTitle

Y軸に表示されるタイトルを定義します。

.XAxisValue

X軸に表示される値を定義します。

.YAxisValue

Y軸に表示される値を定義します。

.AxisLabel

軸値に類似しています。

.nodatafound

情報を参照できない場合に表示されるテキスト要素を定義します。

.AxisLine

負の値を含むチャートの0(ゼロ)を示します。

.GridLine

チャートの横線および縦線を作成します。

g.dataholder rect

チャートに表示されるすべてのデータに一律のスタイルを適用します。

.legenditem rect

凡例内のすべての矩形アイテムに一律のスタイルを適用します。


10.4.4.3 SVGチャート・カスタム・カスケード・スタイルシートの参照

「チャート属性」ページの「CSS」セクションを使用して、チャート用のカスタム・カスケード・スタイルシートを参照できます。外部CSSを参照する場合は、全体を参照するか、または特定のスタイルを上書きできます。

カスタム・チャートCSSを参照するには、次のステップを実行します。

  1. CSSをアプリケーション・ビルダーにアップロードします。詳細は、「カスケード・スタイルシートのアップロード」を参照してください。

  2. チャートを含むページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  3. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  4. 「チャート属性」タブをクリックします。

  5. 「チャート属性」ページで、CSSセクションまでスクロールします。

  6. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  7. 外部CSSを排他的に参照するには、次のステップを実行します。

    1. 「カスタムCSS (リンク)」で、カスタムCSSへのリンクを入力します。次に例を示します。

      #IMAGE_PREFIX#themes/theme_4/svg.css
      
    2. CSSが排他的に使用されるように指定します。「カスタムCSS、インライン」で、次のように入力します。

      /**/
      
  8. カスタムCSSを参照し、特定のスタイルを上書きするには、次のステップを実行します。

    1. 「カスタムCSS (リンク)」で、カスタム・スタイルシートへのリンクを入力します。次に例を示します。

      #IMAGE_PREFIX#themes/theme_4/svg.css
      
    2. 「カスタムCSS、インライン」で、上書きするカスタムCSSスタイルを入力します。

10.4.4.4 SVGチャートのカスタムCSSスタイル・インラインの指定

「チャート属性」ページの「カスタムCSS、インライン」属性を使用して、デフォルトCSS内の特定のスタイルを上書きできます。

デフォルトのCSS内の特定のスタイルを上書きするには、次のステップを実行します。

  1. チャートを作成します。「SVGチャートについて」を参照してください。

  2. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  3. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  4. 「チャート属性」タブをクリックします。

  5. 「CSS」までスクロールします。

  6. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  7. 「カスタムCSS、インライン」で、上書きするカスタムCSSスタイルを入力します。

10.4.4.5 他の言語でのSVGチャートの表示

SVGチャートを他の言語で表示するには、textおよびtspanクラスに正しい言語が反映されるように編集します。

SVGチャートを他の言語で表示するには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

  3. 「チャート属性」タブをクリックします。

  4. 「CSS」までスクロールします。

  5. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  6. 「カスタムCSS、インライン」で、textおよびtspanクラスに正しい言語が反映されるように編集します。次の例では、チャートを韓国語に変更する方法を示します。

    text{font-family:Batang;fill:#000000;}
    tspan{font-family:Batang;fill:#000000;}
    

10.4.5 HTMLチャートについて

以前のリリースのOracle Application Expressでは、HTMLチャートの作成がサポートされていました。既存のHTMLチャートは引き続きサポートされますが、Oracle Application Expressでは作成ウィザードによるHTMLチャートの新規作成はサポートされなくなりました。新しいHTMLチャートのリージョン・タイプのプラグインは、OTNからダウンロードできます。このプラグインは、ユーザーが自分のアプリケーションでHTMLチャート・リージョンを作成できるようにします

詳細は、次を参照してください。

http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/apex/application-express/apex-plug-ins-182042.html#region

内容は次のとおりです。

10.4.5.1 1つのHTMLチャートのHTML5へのアップグレード

HTMLチャートをHTML5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  4. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

    • 「チャート属性」をクリックします。

  5. 「タスク」リストで、「HTML5チャートへのアップグレード」をクリックします。

  6. 「アップグレード」をクリックします。

10.4.5.2 すべてのHTMLチャートのHTML5へのアップグレード

すべてのHTMLチャートをHTML5にアップグレードするには、次のステップを実行します。

  1. 「ワークスペース」ホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。

    アプリケーション・ビルダーのホームページが表示されます。

  2. アプリケーションを選択します。

    アプリケーションのホームページが表示されます。

  3. 「ユーティリティ」をクリックし、「アプリケーションのアップグレード」をクリックします。

    「アプリケーション・サマリーのアップグレード」レポートが表示されます。

  4. 「HTMLチャートのHTML5チャートへのアップグレード」で、候補オブジェクトの数をクリックします。

  5. アップグレードするオブジェクトを選択し、「アップグレード」をクリックします。

10.4.6 チャート属性の編集

チャートの作成後は、「チャート属性」ページでチャート属性を編集してチャートの表示を変更できます。

「チャート属性」ページにアクセスするには、次のステップを実行します。

  1. ページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. チャート属性ページにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・レンダリング」で、リージョン名をダブルクリックします。

    • コンポーネント・ビュー: 「リージョン」で、リージョン名を選択します。

      リージョン定義が表示されます。

    • 「チャート属性」をクリックします。

  3. 対象となる属性を編集します。

  4. ページ上の特定のアイテムの詳細を表示するには、アイテム・ラベルをクリックします。

    ヘルプが使用可能な場合は、アイテムにカーソルをあわせると、カーソルが疑問符付きの矢印に変わります。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

  5. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

SVGチャート(「チャート・タイトル」属性)のチャート・タイトルを削除すると、チャート凡例の位置と表示に悪影響を及ぼす場合があります。

10.4.6.1 ナビゲーションの選択肢について

チャート属性ページは3つのセクションに分かれています。これらのセクションにアクセスするには、ページをスクロール・ダウンするか、ページ上部のナビゲーション・ボタンをクリックします。ページ上部のボタンを選択すると、選択されたセクションが表示され、その他のセクションはすべて一時的に非表示になります。ページのすべてのセクションを表示するには、「すべて表示」をクリックします。

10.4.7 Flashチャートの保存について

イメージの保存をサポートするには、AnyChartはhttp://www.anychart.comに存在するサーバー側スクリプトを使用する必要があります。イメージの保存を試みると、データはBase64エンコーディングでこのサーバーに送信されます。次に、サーバーでデコードされ、デコードされたレスポンスが戻されます。

チャートの保存をローカルでサポートする場合は、デコーディング・スクリプトをローカル・サーバーでホストする必要があります。Flashチャートでは、AnyChart JavaScriptのファンクションgetPNGを使用する必要もあります。デフォルトでは、チャート・リージョンは埋込みHTMLタグを使用し、AnyChart JavaScriptコールを使用しません。AnyChart JavaScriptコールを使用するには、Flashチャートのリージョン・ソースを変更する必要があります。


関連項目:

ローカルでのFlashチャート保存のサポートを追加する方法については、AnyChartユーザーズ・ガイドでイメージまたはベクター・ファイルとしてのチャート保存に関する説明を参照してください。

10.4.8 FlashおよびHTML5チャートとのカスタムXMLの使用

チャート属性ページには、標準の属性で制御できない追加のチャート設定があります。チャートのルック・アンド・フィールをさらに制御するには、カスタムXMLを使用できます。

カスタムXMLを使用するには、次のステップを実行します。

  1. 「チャート属性」ページにナビゲートします。詳細は、「チャート属性の編集」を参照してください。

  2. 「チャートXML」までスクロールします。

  3. 「カスタムXMLの使用」から「はい」を選択します。

    カスタムXMLの使用を選択した場合、もう適用されない属性を持つリージョンは非表示となります。これらのリージョンを再度表示するには、「カスタムXMLの使用」で「いいえ」を選択します。

  4. XMLを編集します。

  5. 「変更の適用」をクリックします。


ヒント:

チャートに対してサポートされているXML書式の詳細は、次のサイトのオンラインXMLリファレンスを参照してください。

http://www.anychart.com


10.4.9 非同期更新の有効化

チャート属性ページで「非同期更新」属性を有効するか、リフレッシュ・アクションとともに動的アクションを使用すると、SVGチャート、FlashチャートおよびHTML5チャートで情報を監視できます。

内容は次のとおりです。

10.4.9.1 非同期更新属性の編集

「非同期更新」属性を有効にすると、チャートが更新され、指定した時間間隔内に基礎となるデータで行われた変更が反映されます。

非同期更新を有効にするには、次のステップを実行します。

  1. 「チャート属性」ページにナビゲートします。詳細は、「チャート属性の編集」を参照してください。

    チャート属性ページが表示されます。

  2. 「リフレッシュ」までスクロールします。

  3. 「非同期更新」で、「はい」を選択します。

  4. 「更新間隔」で、チャートの更新間隔(秒)を入力します。最適なパフォーマンスを得るには、2秒を超える間隔を選択します。

SVGチャートに「非同期更新」を有効にすると、最終更新を示すタイムスタンプがチャートに表示されます。

「非同期更新」タイムスタンプを無効にするには、次のステップを実行します。

  1. 「チャート属性」ページにナビゲートします。

  2. 「CSS」セクションに移動します。

  3. 「カスタムCSSを使用」で、「はい」を選択します。

  4. 「カスタムCSS、インライン」で、#timestampを次のように編集します。

    #timestamp{display:none;}
    

10.4.9.2 リフレッシュ動的アクションの作成

リフレッシュ動的アクションを作成するには、次の手順を実行します。

  1. チャートを含むページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「動的アクション」セクションで、「作成」をクリックします。

  3. 「指定」で、次のステップを実行します。

    1. 名前: 動的アクションの名前を入力します。

    2. 順序: このコンポーネントの順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。

    3. 「次へ」をクリックします。

  4. 「時期」で、次のステップを実行します。

    1. イベント: 動的アクションの起動をトリガするイベントを指定します。

    2. 「次へ」をクリックします。

  5. 「Trueアクション」で、次のステップを実行します。

    1. アクション: 「リフレッシュ」を選択します。

    2. 「次へ」をクリックします。

  6. 「影響を受ける要素」で、次のステップを実行します。

    1. 選択タイプ: 「リージョン」を選択します。

    2. リージョン: チャートを含むリージョンを選択します。

    3. 「次へ」をクリックします。

  7. 「動的アクションの作成」をクリックします。