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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース4.2 for Oracle Database 12c
B71338-03
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11.5 ブランチを使用したナビゲーションの制御

ブランチは、指定したページが送信された後の特定のページ、プロシージャまたはURLへのリンクに対する指示です。たとえば、ページ1の送信後、ページ1からページ2にブランチできます。

内容は次のとおりです。

11.5.1 ブランチの作成

ブランチの作成ウィザードを実行し、ブランチ・ポイントおよびブランチ・タイプを指定すると、ブランチを作成できます。

ブランチを作成するには、次のステップを実行します。

  1. 該当するページ定義にナビゲートします。「ページ定義へのアクセス」を参照してください。

  2. 「ブランチ」で、ブランチの作成ウィザードにアクセスします。

    • ツリー・ビュー: 「ページ・プロセス」で、右クリックして「ブランチの作成」を選択します。

    • コンポーネント・ビュー: 「ブランチ」で、「作成」アイコンをクリックします。

    ブランチの作成ウィザードが表示されます。

  3. 「ブランチ属性」で、次のステップを実行します。

    1. 名前: 開発者が簡単に識別できるブランチ名を指定します。

    2. 順序: このコンポーネントの順序を指定します。これによって評価の順序が決まります。

    3. 「ブランチ・ポイント」オプションで、次の項目を設定します。

      • 送信時: 計算の前: 計算、検証またはプロセスの前に実行されます。このオプションは、「取消」ボタンに使用します。

      • 送信時: 検証の前: 計算の後、検証またはプロセスの前に実行されます。通常は使用しません。検証が失敗すると、ページ・プロセスは停止し、ロールバックが実行され、ページにエラーが表示されます。このデフォルト動作のために、ブランチを作成して検証を提供する必要がありません。ただし、計算の結果に応じてブランチする必要がある場合があります(たとえば、前のブランチ・ポイントに戻る場合)。

      • 送信時: プロセスの前: 計算および検証の後、プロセスの前に実行されます。このオプションを使用すると、検証されたセッション・ステートに基づいて、ページ・プロセスの実行前にブランチされます。

      • 送信時: プロセスの後: 計算、検証およびプロセスの後に実行されます。このオプションを使用すると、計算、検証およびプロセスの実行後にURLまたはページにブランチされます。このオプションを使用する際、任意のブランチ・ポイントに複数のブランチが存在する場合は、ブランチを順序付ける必要があります。

      • ロード時: ヘッダーの前: ページのレンダリング前に実行されます。このオプションを使用すると、カレント・ページではなく別のページが表示されるか、またはユーザーが別のURLまたはプロシージャにリダイレクトされます。

    4. ブランチ・タイプを選択します。

    5. 「次へ」をクリックします。

  4. 「ターゲット」で、ターゲットの場所を指定します。ページに表示される情報は、選択したブランチ・タイプによって異なります。

    1. ターゲット位置がURLの場合、次のステップを実行します。

      • 「ブランチ・ターゲット」で、「URL」を選択します。

      • URLターゲット: URLを入力します。次に例を示します。

        http://www.yahoo.com
        
    2. ターゲット位置がページの場合、次のステップを実行します。

      • ブランチ・ターゲット: 「このアプリケーションのページ」を選択します。

      • ページ: ターゲット・ページ番号を指定します。

        ユーザーの問合せに合うデータの最初のセットにページを戻すには、「このページのページ区切りをリセット」を選択します。

        ユーザーがページを送信してブランチが他のページに移動する場合にメッセージを表示するには、「プロセスの成功メッセージを含める」を選択します。メッセージの表示はページの送信の一部であり次のページの表示の一部ではないので、このオプションを選択しない場合は、メッセージは表示されません。

      • リクエスト: REQUESTと呼ばれる組込みアプリケーション・アイテムに割り当てるテキストを入力します。詳細は、アイテムのヘルプを参照してください。「フィールドレベル・ヘルプについて」を参照してください。

      • キャッシュのクリア: キャッシュをクリアするページ番号を指定します。複数のエントリをカンマで区切ります。

    3. セッション・ステートを設定するには(リストされたアイテムに値を与えます)、次のステップを実行します。

      • 「次のアイテムを設定」で、セッション・ステートを設定するアイテム名をカンマで区切って入力します。

      • 「次の値を使用」で、「次のアイテムを設定」で指定したアイテムの値をカンマで区切って入力します。

        静的な値または置換構文(&APP_ITEM_NAME.など)を指定できます。URLのf?p=に渡されるアイテム値にはコロン(:)を使用しないでください。また、バックスラッシュでアイテム値全体を囲んだ場合(\1234,56\など)を除いて、カンマも使用しないでください。

    4. 「次へ」をクリックします。

  5. 画面に表示されるステップに従います。