Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド リリース4.2 for Oracle Database 12c B71338-03 |
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Oracle Application Expressは、Oracle Databaseを使用してインストールされ、表内のデータとPL/SQLコードで構成されます。
Oracle Application Express開発環境を実行する場合でも、Oracle Application Expressを使用して作成したアプリケーションを実行する場合でも、その処理は変わりません。ブラウザにより適切なOracle Application Express PL/SQLコールに翻訳されるURLリクエストが送信されます。データベースでPL/SQLが処理されたら、結果がHTMLとしてブラウザに中継されます。このサイクルはページをリクエストまたは送信するたびに発生します。
アプリケーションのセッション・ステートはApplication Express内のデータベース表で管理されます。専用のデータベース接続は使用しません。かわりに、各リクエストはCPUリソースの消費が最小である新規データベース・セッションを介して作成されます。
Application Expressエンジンは、ページをレンダリングし処理します。また、次のタスクも実行します。
セッション・ステート管理
認証サービス
認可サービス
ページ・フロー制御
検証処理
Oracle Application Expressの様々な環境
Oracle Application Expressをインストールする際には、2つの異なる環境をインストールできます。
ランタイム環境は、本番実装に適しています。この環境では、ユーザーはアプリケーションを実行できますが、アプリケーションの変更はできません。
完全開発環境では、このドキュメントで説明しているように、アプリケーションを開発するためにアプリケーション・ビルダー環境への完全なアクセスを提供します。
関連項目: 『Oracle Application Expressインストレーション・ガイド』 |