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Oracle® C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B72464-02
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Oracle C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイドの今回のリリースでの変更点

ここでは、次の項目について説明します。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1)での変更点

次に、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)の『Oracle C++ Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』の変更点を示します。

新機能

今回のリリースの新機能は、次のとおりです。

  • OCCI ID列のメタデータ

    現在のデータベース・リリースでは、ID列として作成できる列が提供されています。行を表に挿入すると、これらの列の値が自動的に生成されます。

    「ID列のメタデータ」を参照してください。

    この機能により、新しいColumnAttrId enumMetaDataクラス(表13-27を参照)に追加され、オーバーロードされた形式のgetBoolean()メソッドがMetaDataクラスに追加されました。

    詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

  • 配列DMLの反復ごとの行数のサポート

    この機能により、複数の反復で実行されるDML文の反復ごとに影響を受けた行数が取得されます。「反復操作の実行」を参照してください。

    この機能により、StatementクラスgetDMLRowCounts()getRowCountsOption()およびsetRowCountsOption()の3つの新しいメソッドが追加されています。

  • クライアント側のデプロイメント設定のサポート。これには、次のものが含まれています。

    • 新しいデプロイメント設定のoraaccess.xmlファイル

    詳細は、「クライアント側のデプロイ・パラメータと自動チューニング」および『Oracle Call Interfaceプログラマーズ・ガイド』を参照してください。

  • 増加した行数と追加されたエラー・コード範囲のデータ型の使用のサポート

    この機能により、OCCIの行数の値が現行のint制限からoraub8値に拡張されました。また、OCCIエラー・コードが拡張され、ORA-65535以降の値がサポートされるようになりました。

    「増加した行数と追加されたエラー・コード範囲のデータ型の使用」を参照してください。

    この機能により、増加した行数を戻す新しいメソッドgetUb8RowCount()Statementクラスに追加されました。

  • 再編成されたInstant Clientライブラリ

    ライブラリの構造が、開発を明確かつ容易にするために変更されました。「Instant Clientのインストール」を参照してください。

  • OCCIおよびTransaction Guard

    これらの機能の目的は、停止や移行の後に進行中の作業を安全に再実行することです。計画済の停止と計画外の停止のいずれの後にも、システムを復帰するために使用可能です。これらの機能は失敗した接続またはセッションを検出し、分散アプリケーションの存続しているインスタンス上で迅速に再確立します。トランザクションの最終結果を戻すインタフェースのセットを提供します。これらの機能の影響は次のとおりです。

    • トランザクションの冪等性により、論理トランザクションIDがサポートおよび公開されています。ハンドルの属性でltxidの値が取得され、PL/SQLコールでステータスが取得されます。

    • TAF SELECTモードでは、トランザクションの冪等性を暗黙的に使用することで、冪等性のサポートが拡張されました。

    • エラー分類APIでは、一時的なサーバーの停止(サーバー・ノード、インスタンスまたはプロセスのクラッシュ)によるエラーに関する情報(リカバリ可能かどうか)を提供しています。アプリケーションが再接続してコールが再試行されると、エラーがリカバリすることがあります。

    これらの機能により、新しいメソッドgetLTXID()Connectionクラスに、新しいメソッドisRecoverable()SQLExceptionクラスに追加されました。これらの機能は、『Oracle Database開発ガイド』で詳細に説明されています。

  • プラガブル・データベースのサポート

    「プラガブル・データベースのサポート」を参照してください。

  • 新しい4つのメソッドのEnvironmentクラスへの追加

    これらのメソッドは次のとおりです。

    これらのメソッドは、プログラムによる言語と地域の設定方法を提供します。これらのメソッドを使用して設定された値は、プロセスの環境変数NLS_LANGを介して設定された値をオーバーライドします。

  • 大きな(32K)VARCHAR2NVARCHAR2およびRAWデータ型をサポートするために、StatementクラスへのsetDataBuffer()およびsetDataBufferArray()メソッドのためのオーバーロードされたメソッドの追加、およびResultsetクラスへのsetDataBuffer()メソッドの追加