表19-14は、この項で説明しているOCIロー関数を示しています。
表19-14 ロー関数
| 関数 | 用途 |
|---|---|
ロー・メモリーに割り当てられたサイズをバイト単位で取得します。 |
|
ローにロー・バイトを割り当てます。 |
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ローにローを割り当てます。 |
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ロー・データのポインタを取得します。 |
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可変長ローのメモリー・サイズを変更します。 |
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ローのサイズを取得します。 |
用途
ロー・メモリーの割り当てられたサイズ(バイト単位)を取得します。
構文
sword OCIRawAllocSize ( OCIEnv *env,
OCIError *err,
const OCIRaw *raw,
ub4 *allocsize );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
割り当てられたサイズがバイト単位で戻されるロー・データです。これは、NULL以外のポインタにしてください。
戻されるロー・メモリーの割当てサイズ(バイト単位)。
コメント
割り当てられるサイズは、実際のロー・サイズより大きいかそれに等しくなります。
用途
ub1*型のrawバイトをOracleのOCIRaw*データ型に割り当てます。
構文
sword OCIRawAssignBytes ( OCIEnv *env,
OCIError *err,
const ub1 *rhs,
ub4 rhs_len,
OCIRaw **lhs );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
割当ての右側(ソース)となるub1データ型です。
rhsロー・バイトの長さです。
割当ての左側(ターゲット)となるOCIRawデータです。
コメント
rhsロー・バイトをlhsロー・データ型に割り当てます。lhsローのサイズは、rhsのサイズに応じて変更されます。割り当てられたロー・バイトの型はub1になります。
用途
あるOracle RAWデータ型を別のOracle RAWデータ型に割り当てます。
構文
sword OCIRawAssignRaw ( OCIEnv *env,
OCIError *err,
const OCIRaw *rhs,
OCIRaw **lhs );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
割当ての右側(rhs) (ソース)となるOCIRawデータです。
割当ての左側(lhs) (ターゲット)となるOCIRawデータです。
コメント
rhs OCIRawをlhs OCIRawに割り当てます。lhs OCIRawのサイズは、rhsのサイズに応じて変更されます。
用途
ロー・データへのポインタを取得します。
構文
ub1 *OCIRawPtr ( OCIEnv *env,
const OCIRaw *raw );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
指定されたrawのデータへのポインタ。
コメント
なし。
用途
指定の可変長rawのメモリー・サイズを変更します。
構文
sword OCIRawResize ( OCIEnv *env,
OCIError *err,
ub2 new_size,
OCIRaw **raw );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
OCIエラー・ハンドルです。エラーがある場合は、errに記録され、OCI_ERRORが戻されます。OCIErrorGet()をコールして診断情報を取得します。
バイト単位での新規ロー・データのサイズです。
可変長rawポインタです。rawのサイズはnew_sizeに変更されます。
コメント
この関数は、オブジェクト・キャッシュ内の指定した可変長rawのメモリーをサイズ変更します。rawの以前の内容は保存されません。また、指定したrawで占有されている元のメモリーが解放された場合に、新しいメモリー領域にrawを割り当てることがあります。入力raw値がNULL (raw == NULL)である場合、この関数はrawデータにメモリーを割り当てます。
new_sizeが0 (ゼロ)の場合、この関数はrawが占有していたメモリーを解放し、NULLポインタ値を戻します。
用途
指定のローのサイズをバイト単位で戻します。
構文
ub4 OCIRawSize ( OCIEnv *env,
const OCIRaw *raw );
パラメータ
オブジェクト・モードで初期化されたOCI環境ハンドルです。
関連項目:
「OCIEnvCreate()」、「OCIEnvNlsCreate()」および「OCIInitialize()」(非推奨)
サイズが戻されるローです。
コメント
なし。