この章では、OCIのXStream関数について説明します。
行論理変更レコード(LCR)は、各行の変更をカプセル化するのに使用されます。これには、スキーマ名、表名、DML操作および列値があります。更新操作の場合、列の前後両方の値が対象となります。列データは、表26-3の「プログラム変数」列で指定したフォーマットです。文字列は、クライアントのキャラクタ・セットに変換されます。
DDL LCRは、各DDLの変更をカプセル化するのに使用されます。これには、オブジェクト名、DDLテキストおよびDDLコマンド(たとえば、ALTER
TABLE
、TRUNCATE
TABLE
など)があります。DDLコマンド・コードのリストは、表A-1を参照してください。
関連項目:
NLS設定の詳細は、『Oracle Databaseグローバリゼーション・サポート・ガイド』を参照してください
XStreamサンプル・プログラムは$ORACLE_HOME/demo
ディレクトリのxstream/oci
内にあります。
各LCRにはトランザクションIDと位置もあります。Oracle Database外で取得されたトランザクションの場合、ストリーム内の各LCRの位置が確実に増加している場合、バイト互換性のあるRAW
配列はすべてLCR位置として使用できます。
この章は、次の項目で構成されています。
この章では、この関数を記述するのに使用される規則について説明します。
この関数の各パラメータの説明。これにはパラメータのモードが含まれます。パラメータのモードには、表26-1に示す3つの値があります。
表26-1 パラメータのモード
モード | 説明 |
---|---|
IN |
OCIにデータを渡すパラメータです。 |
OUT |
このコールでOCIからデータを受け取るパラメータです。 |
IN/OUT |
このコールでデータを渡し、このコールまたは後続のコールからの戻りでデータを受け取るパラメータです。 |