ランタイム・コンテキストには、ランタイム・コンテキストが生成されて割り当てられたときにデフォルトの値が設定されるオプションがあります。これらのオプションは次の埋込みSQLディレクティブで設定します。
EXEC SQL CONTEXT OBJECT OPTION SET {option[, option]} TO {:hv[, :hv]} ;
変数は、次のとおりです。
:hv(IN) ...
入力バインド変数hv ...はSTRING型、VARCHAR型またはCHARZ型です。
option ...
ランタイム・コンテキストのどのオプションを更新するかを指定する単純な識別子です。最初のオプションは、最初の入力バインド変数と対になります。現在サポートされている値を次に示します。
表17-1 CONTEXT OBJECT OPTION値の有効な選択肢
オプション値 | 指定内容 |
---|---|
DATEFORMAT |
Date属性とコレクション要素の書式。 |
DATELANG |
Date型とDatetime型すべてのグローバリゼーション・サポート言語。 |
次に例を示します。
char *new_format = "DD-MM-YYYY"; char *new_lang = "French"; char *new_date = "14-07-1789"; /* One of the attributes of the license type is dateofbirth */ license *aLicense; ... /* Declaration and allocation of context ... */ EXEC SQL CONTEXT OBJECT OPTION SET DATEFORMAT, DATELANG TO :new_format, :new_lang; /* Navigational object obtained */ ... EXEC SQL OBJECT SET dateofbirth OF :aLicense TO :new_date; ...
関連項目:
使用可能な書式の詳細なリストは、Oracle Database SQL言語リファレンスを参照してください。
影響されるコンテキストは、その時点で使用されているコンテキストと解釈されます。これらのオプションの値を決定するには、次のディレクティブを使用します。
EXEC SQL CONTEXT OBJECT OPTION GET {option[, option]} INTO {:hv[, :hv]} ;
表17-1のオプションの値は次のとおりです。
出力に使用されるバインド変数hv ...はSTRING型、VARCHAR型またはCHARZ型です。影響されるコンテキストは、その時点で使用されているコンテキストと解釈されます。
関連項目:
使用可能な書式の詳細なリストは、Oracle Database SQL言語リファレンスを参照してください。