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Pro*C/C++プログラマーズ・ガイド
12c リリース1(12.1)
B71397-03
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エラー処理の必要性

どのようなアプリケーション・プログラムでも、その大部分をエラー処理に当てる必要があります。エラー処理の主な目的は、エラーが発生してもプログラムの処理を続行できるようにすることです。エラーは設計ミス、コーディングの誤り、ハードウェア障害、誤ったユーザー入力をはじめ、様々な原因で発生します。

潜在的なエラーをすべて予測するのは無理ですが、プログラムにとって意味のある特定の種類のエラーについてアクションを考えることはできます。Pro*C/C++プリコンパイラにとっては、エラー処理とはSQL文の実行エラーの検出およびリカバリのことです。値が切り捨てられたことを示す警告やデータの終わりなどの状態の変更も処理できます。INSERT文、UPDATE文またはDELETE文では、表内の処理対象行すべてを処理する前に失敗することがあるため、SQLデータ操作文を実行するたびにエラー状態および警告状態がないか調べることが特に重要です。