表10-2は、Pro*C/C++オプションのクイック・リファレンスです。アスタリスクでマークされたオプションはインラインで入力できます。
表10-2 プリコンパイラのオプション
構文 | デフォルト | 詳細 |
---|---|---|
AUTO_CONNECT={YES | NO} |
NO |
最初の実行文の前の自動CLUSTER$アカウント接続。 |
CHAR_MAP={VARCHAR2 | CHARZ | STRING | CHARF} * |
CHARZ |
文字配列および文字列のマッピング。 |
CINCR |
1 |
現在の物理接続数がCMAX値より少ない場合、データベースに対してオープンされる物理接続数の次の増分をアプリケーションで設定できるようにします。 |
CLOSE_ON_COMMIT={YES | NO} |
NO |
COMMIT時にすべてのカーソルをクローズします。 |
CODE={ANSI_C | KR_C | CPP} |
KR_C |
生成されるCコードの種類。 |
COMP_CHARSET={MULTI_BYTE | SINGLE_BYTE} |
MULTI_BYTE |
C/C++コンパイラがサポートするキャラクタ・セットの型。 |
CONFIG=filename |
none |
ユーザーのプライベート構成ファイル。 |
CMIN |
2 |
接続プール内の最小物理接続数を指定します。 |
CMAX |
100 |
データベースに対してオープンできる物理接続の最大数を指定します。 |
CNOWAIT |
未設定を意味する0。 |
この属性は、プール内の他のすべての物理接続が使用中で、物理接続の合計数がすでに最大値に達している場合に、アプリケーションで繰り返し物理接続を要求する必要があるかどうかを決定します。 |
CPOOL |
NO |
このオプションに基づき、プリコンパイラでは、SQLLIBに接続プール機能を有効または無効にするように指示する適切なコードを生成します。 |
CPP_SUFFIX=extension |
none |
出力ファイルのデフォルトのファイルの拡張子を指定します。 |
CTIMEOUT |
未設定を意味する0。 |
指定された期間(秒単位)より長い間アイドル状態になっている物理接続を終了し、オープンされている物理接続数を最適に保ちます。 |
DBMS={V7 | NATIVE | V8} |
NATIVE |
互換性(Oracle7、Oracle8、Oracle8i、Oracle9iまたはプリコンパイル時に接続されていたデータベースのバージョン)。 |
DEF_SQLCODE={YES | NO} |
NO |
#define SQLCODEに対するマクロを生成します。 |
DEFINE=name * |
none |
Pro*C/C++プリコンパイラで使用する名前を定義します。 |
DURATION={TRANSACTION | SESSION} |
TRANSACTION |
キャッシュ内のオブジェクトの確保継続時間を設定します。 |
DYNAMIC={ANSI | ORACLE} |
ORACLE |
OracleまたはANSI SQLの意味を指定します。 |
ERRORS={YES | NO} |
YES |
エラー・メッセージの送り先(NOを指定すると、リスト・ファイルにのみ送られ、端末には送られません)。 |
ERRTYPE=filename |
none |
intypeファイル・エラー・メッセージのリスト・ファイル名。 |
FIPS={NO | SQL89 | SQL2 | YES} * |
none |
ANSI/ISO非準拠を切り替えるかどうか。 |
HEADER=extension |
none |
プリコンパイルされたヘッダー・ファイルのファイル拡張子。 |
HOLD_CURSOR={YES | NO} * |
NO |
カーソル・キャッシュがSQL文を処理する方法。 |
INAME=]filename |
none |
入力ファイルの名前。 |
INCLUDE=pathname * |
none |
EXEC SQL INCLUDE文または#include文のディレクトリ・パス。 |
INTYPE=filename |
none |
型情報の入力ファイル名。 |
LINES={YES | NO} |
NO |
#lineディレクティブを生成するかどうか。 |
LNAME=filename |
none |
リスト・ファイルの名前。 |
LTYPE={NONE | SHORT | LONG} |
none |
生成するリスト・ファイルの型(生成する場合)。 |
MAXLITERAL=10から1024 |
1024 |
生成されるCコードの文字列リテラルの最大長(バイト)。 |
MAXOPENCURSORS=5から255 * |
10 |
同時にキャッシュされるオープン・カーソルの最大数。 |
MODE={ANSI | ISO | ORACLE} |
ORACLE |
ANSI/ISOまたはOracleの動作。 |
NATIVE_TYPES |
NO |
ネイティブfloat/doubleをサポートします。 |
NLS_CHAR=(var1,..., varn) |
none |
マルチバイトの文字変数を指定します。 |
NLS_LOCAL={YES | NO} |
NO |
マルチバイト文字の意味を制御します。 |
OBJECTS={YES | NO} |
YES |
オブジェクト型をサポートします。 |
ONAME=]filename |
iname.c |
出力(コード)ファイルの名前。 |
ORACA={YES | NO} * |
NO |
ORACAを使用するかどうか。 |
PAGELEN=30から256 |
80 |
リスト・ファイルのページ長。 |
PARSE={NONE | PARTIAL | FULL} |
FULL |
Pro*C/C++で(Cパーサーで).pcソース・コードが解析されるかどうか。 |
PLAN_BASELINE={module_name |YES |NO} |
NO |
モジュール名を指定してSQL計画ベースラインを作成します。 |
PLAN_PREFIX={prefix_name| none} |
none |
計画名が30バイト以内であることを確認します。 |
PLAN_RUN={YES | NO} |
NO |
生成されたSQLファイルを実行します。 |
PLAN_FIXED={YES | NO} |
YES |
作成した計画ベースラインが固定であるか、非固定であるかを指定します。 |
PLAN_ENABLED={YES | NO} |
YES |
作成される計画ベースラインを有効にします。 |
MEMFORPREFETCH=0から4294967294 |
none |
指定メモリーに格納する行をプリフェッチすることで問合せを高速化します。 |
PREFETCH=0から65535 |
1 |
一定数の行をプリフェッチして、問合せを高速化します。 |
RELEASE_CURSOR={YES | NO} * |
NO |
カーソル・キャッシュからのカーソルの解放を制御します。 |
SELECT_ERROR={YES | NO} * |
YES |
SELECTエラーのフラグ付け。 |
SQLCHECK={SEMANTICS | SYNTAX} * |
SYNTAX |
プリコンパイル時のSQLチェック量。 |
SYS_INCLUDE=pathname |
none |
iostream.hなどのシステム・ヘッダー・ファイルがあるディレクトリ。 |
THREADS={YES | NO} |
NO |
マルチスレッド・アプリケーションを指定します。 |
TYPE_CODE={ORACLE | ANSI} |
ORACLE |
動的SQLのOracleまたはANSI型コードの使用方法。 |
UNSAFE_NULL={YES | NO} |
NO |
UNSAFE_NULL=YESと指定するとORA-01405メッセージが使用されなくなります。 |
USERID=username/password[@dbname] |
none |
username/password[@dbname]接続文字列 |
UTF16_CHARSET={NCHAR_CHARSET | DB_CHARSET} |
NCHAR_CHARSET |
UNICODE(UTF16)で使用されるキャラクタ・セットの書式を指定します。 |
VARCHAR={YES | NO} |
NO |
暗黙的VARCHAR構造体の使用を許可するかどうか。 |
VERSION={ANY | LATEST | RECENT} * |
RECENT |
どのバージョンのオブジェクトを戻すか。 |