コレクション・メソッドは、コレクションに関する情報を戻したり、コレクションに対する操作を実行するPL/SQLサブプログラムです。
ここでのトピック
構文
collection_method_call ::=
セマンティクス
collection_method_call
collection
起動するメソッドを持つコレクションの名前。
COUNT
コレクション内の要素の数を戻すファンクション。詳細は、「COUNTコレクション・メソッド」を参照してください。
DELETE
コレクションから要素を削除するプロシージャ。詳細は、「DELETEコレクション・メソッド」を参照してください。
DELETEの制限
collection
がVARRAYの場合、DELETE
を使用して索引を指定することはできません。
index
データ型PLS_INTEGER
またはPLS_INTEGER
に暗黙的に変換可能なデータ型を持つ数式である必要があります(後者の詳細はこの項目に関する項を参照してください)。
EXISTS
コレクションにindex
番目の要素が存在する場合はTRUE
、それ以外の場合はFALSE
を戻すファンクション。詳細は、「EXISTSコレクション・メソッド」を参照してください。
collection
が連想配列の場合は、EXTEND
は使用できません。
FIRST
コレクション内の最初の索引を戻すファンクション(詳細は、「FIRSTおよびLASTコレクション・メソッド」を参照)。
LAST
コレクション内の最後の索引を戻すファンクション(詳細は、「FIRSTおよびLASTコレクション・メソッド」を参照)。
LIMIT
コレクションに格納できる要素の最大数を戻すファンクション。コレクションに最大サイズがない場合、LIMIT
はNULL
を戻します。例は、「LIMITコレクション・メソッド」を参照してください。
NEXT
後続の要素が存在する場合、そのコレクション要素の索引を戻すファンクション。存在しない場合、NEXT
はNULL
を戻します。詳細は、「PRIORおよびNEXTコレクション・メソッド」を参照してください。
PRIOR
先行する要素が存在する場合、そのコレクション要素の索引を戻すファンクション。存在しない場合、NEXT
はNULL
を戻します。詳細は、「PRIORおよびNEXTコレクション・メソッド」を参照してください。
TRIM
コレクションの末尾から要素を削除するプロシージャ。詳細は、「TRIMコレクション・メソッド」を参照してください。
TRIMの制限
collection
が連想配列の場合は、TRIM
は使用できません。
number
コレクションの末尾から削除する要素の数。デフォルトは1です。
例
例5-17、ネストした表でのDELETEメソッド
例5-18、文字列で索引付けされている結合配列でのDELETEメソッド
例5-19、ネストした表でのTRIMメソッド
例5-20、ネストした表でのEXTENDメソッド
例5-21、ネストした表でのEXISTSメソッド
例5-22、PLS_INTEGERで索引付けされている連想配列のFIRSTとLASTの値
例5-23、文字列で索引付けされている結合配列のFIRSTとLASTの値
例5-24、FOR LOOP内のFIRSTおよびLASTによるVARRAYの出力
例5-25、FOR LOOP内のFIRSTおよびLASTによるネストした表の出力
例5-26、VARRAYのCOUNTとLASTの値
例5-27、ネストした表のCOUNTとLASTの値
例5-28、様々なコレクション型のLIMITとCOUNTの値
例5-29、PRIORおよびNEXTメソッド
例5-30、疎であるネストした表の要素の出力