移行を容易にするため、ODP.NET管理対象ドライバのAPIはODP.NET管理対象外ドライバのAPIの完全なサブセットになっています。既存の管理対象外ODP.NETアプリケーションが現在使用可能な管理対象ODP.NET APIを使用しているかぎり、移行は直接的で簡単です。
今後のバージョンでは、管理対象ドライバがサポートするODP.NET管理対象外ドライバのAPIが増える予定です。どちらのドライバも、Oracle Databaseと.NET Frameworkの最新機能をサポートするために強化が続けられます。
管理対象外のODP.NETから管理対象のODP.NETに移行するには、次の手順を実行します。
.NETプロジェクトでOracle.ManagedDataAccess.dll
に対する参照を追加します。
ODP.NET管理対象外ドライバの既存のネームスペース参照を、ODP.NET管理対象ドライバの参照に変更します。
// C# using Oracle.ManagedDataAccess.Client; using Oracle.ManagedDataAccess.Types; // VB Imports Oracle.ManagedDataAccess.Client Imports Oracle.ManagedDataAccess.Types
ODP.NET管理対象ドライバはWindowsレジストリ設定をほとんどサポートしておらず、.NET構成設定のフォーマットも異なるため、一部のプロバイダの構成設定は移行が必要です。
詳細は、「Oracle Data Provider for .NETの構成」を参照してください。