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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
12c リリース1(12.1)
B72971-07
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OracleLogicalTransactionStatusクラス

OracleLogicalTransactionStatusクラスは論理トランザクションのステータスに関する情報を提供します。

このクラスはODP.NET 12.1.0.2で非推奨となりました。今後のリリースでサポートが終了する予定です。

クラスの継承

System.Object

  System.MarshalByRefObject

    Oracle.DataAccess.Client.OracleLogicalTransactionStatus

宣言

// C#
public sealed class OracleLogicalTransactionStatus

要件

プロバイダ ODP.NET管理対象外ドライバ
アセンブリ Oracle.DataAccess.dll
ネームスペース Oracle.DataAccess.Client
.NET Framework 3.5, 4.0, 4.5

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

OracleLogicalTransactionStatusプロパティ

OracleLoigcalTransactionStatusプロパティを、表6-94にリストします。

表6-94 OracleLogicalTransactionStatusプロパティ

プロパティ 説明

Committed


トランザクションがコミットされたかどうかを指定します

UserCallCompleted


PL/SQLアウト・バインドやDMLのように、コミットの実行後に戻されるデータがアプリケーションに残されているかどうか、またはPL/SQLの途中でコミットが実行されたかどうかを指定します


Committed

このプロパティは、トランザクションがコミットされている場合にtrueを戻します。

宣言

// C#
public bool Committed {get; set;}

プロパティ値

bool

備考

表6-95に、CommittedおよびUserCallCompletedの各プロパティで想定される結果を示します。

表6-95 OracleLogicalTransactionStatusプロパティの結果

Committedの値 UserCallCompletedの値 結果

false

false

このコールはコミットを実行していません。

true

true

このコールはコミットを実行しており、その他に戻される情報はなく、必要な操作もありません(このコールがPL/SQLプロシージャの場合)。

true

false

このトランザクションはコミットされましたが、戻される情報が不完全であるか、一部の操作が完了してない、またはその両方の可能性があります。たとえば、不完全な情報や未完了の操作には、成功時の自動コミットまたはコミットによって変更される行数、PL/SQLプロシージャをコールしたときのパラメータおよびファンクションの結果、コミット後に実行するPL/SQLプロシージャの操作などがあります。コミット後に戻されるデータを使用する場合、その.NETアプリケーションを正しく機能させるためには、UserCallCompleted値を確認する必要があります。


UserCallCompleted

このプロパティは、PL/SQLアウト・バインドやDMLのように、コミット後に戻されるデータがアプリケーションに残されている場合や、PL/SQLの途中でコミットが実行されている場合にtrueを戻します。

宣言

// C#
public bool UserCallCompleted {get; set;}

プロパティ値

bool

備考

表6-95に、CommittedおよびUserCallCompletedの各プロパティで想定される結果を示します。