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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
12c リリース1(12.1)
B72971-07
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OracleTimeStampTZ構造

OracleTimeStampTZ構造は、データベースに格納されるか、またはデータベースから取得されるOracle TIMESTAMP WITH TIME ZONEデータ型を表します。各OracleTimeStampTZには、年、月、日、時、分、秒、ナノ秒およびタイムゾーンの情報が格納されます。

クラスの継承

System.Object

  System.ValueType

    Oracle.DataAccess.Types.OracleTimeStampTZ

宣言

// C#
public struct OracleTimeStampTZ : IComparable, INullable, IXmlSerializable

要件

プロバイダ ODP.NET管理対象外ドライバ ODP.NET管理対象ドライバ
アセンブリ Oracle.DataAccess.dll Oracle.ManagedDataAccess.dll
ネームスペース Oracle.DataAccess.Types Oracle.ManagedDataAccess.Types
.NET Framework 3.5, 4.0, 4.5 4.0, 4.5

スレッド安全性

パブリック静的メソッドはスレッドセーフですが、インスタンス・メソッドではスレッド安全性は保証されません。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class OracleTimeStampTZSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls parameters for the current thread
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeZone = "US/Eastern";
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    info.TimeStampTZFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // Create an OracleTimeStampTZ in US/Pacific time zone
    OracleTimeStampTZ tstz1=new OracleTimeStampTZ("11-NOV-1999 "+
      "11:02:33.444 AM US/Pacific");
      
    // Note that ToOracleTimeStampTZ uses the thread's time zone region,
    // "US/Eastern"
    OracleTimeStamp ts = new OracleTimeStamp("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
    OracleTimeStampTZ tstz2 = ts.ToOracleTimeStampTZ();
    
    // Calculate the difference between tstz1 and tstz2
    OracleIntervalDS idsDiff = tstz1.GetDaysBetween(tstz2);
    
    // Display information
    Console.WriteLine("tstz1.TimeZone = " + tstz1.TimeZone); 
    
    // Prints "US/Pacific"
    Console.WriteLine("tstz2.TimeZone = " + tstz2.TimeZone); 
    
    // Prints "US/Eastern"
    Console.WriteLine("idsDiff.Hours = " + idsDiff.Hours); // Prints 3
    Console.WriteLine("idsDiff.Minutes = " + idsDiff.Minutes); // Prints 0
  }
}

OracleTimeStampTZメンバー

OracleTimeStampTZメンバーを次の表にリストします。

OracleTimeStampTZコンストラクタ

OracleTimeStampTZコンストラクタを、表14-126にリストします。

表14-126 OracleTimeStampTZコンストラクタ

コンストラクタ 説明

OracleTimeStampTZコンストラクタ


OracleTimeStampTZ構造の新しいインスタンスをインスタンス化します(オーバーロード)


OracleTimeStampTZ静的フィールド

OracleTimeStampTZ静的フィールドを、表14-127にリストします。

表14-127 OracleTimeStampTZ静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue


UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最大有効日付、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します

MinValue


UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最小有効日付、-4712年1月1日0時0分0秒を表します

Null

OracleTimeStampTZ構造のインスタンスに割り当てられるNULL値を表します


OracleTimeStampTZ静的メソッド

OracleTimeStampTZ静的メソッドを、表14-128にリストします。

表14-128 OracleTimeStampTZ静的メソッド

メソッド 説明

Equals


2つのOracleTimeStampTZ値が等しいかどうかを判別します(オーバーロード)

GetSysDate

現在の日時を表すOracleTimeStampTZ構造を取得します

GreaterThan


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

LessThan


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

NotEquals


2つのOracleTimeStampTZ値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleTimeStampTZ構造を取得し、指定された文字列を使用して日時の値を設定します

SetPrecision


指定された小数秒精度を使用して、OracleTimeStampTZの新しいインスタンスを戻します


OracleTimeStampTZ静的演算子

OracleTimeStampTZ静的演算子を、表14-129にリストします。

表14-129 OracleTimeStampTZ静的演算子

演算子 説明

operator+

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します(オーバーロード)

operator ==

2つのOracleTimeStampTZの値が等しいかどうかを判別します

operator >

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleTimeStampTZ値が等しくないかどうかを判別します

operator <

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

operator -

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampTZから減算し、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します(オーバーロード)


OracleTimeStampTZ静的型変換

OracleTimeStampTZ静的型変換を、表14-130にリストします。

表14-130 OracleTimeStampTZ静的型変換

演算子 説明

explicit operator OracleTimeStampTZ

インスタンス値をOracleTimeStampTZ構造に変換します(オーバーロード)

implicit operator OracleTimeStampTZ

インスタンス値をOracleTimeStampTZ構造に変換します(オーバーロード)

explicit operator DateTime

OracleTimeStampTZ値をDateTime構造に変換します


OracleTimeStampTZプロパティ

OracleTimeStampTZプロパティを、表14-131にリストします。

表14-131 OracleTimeStampTZプロパティ

プロパティ 説明

BinData


OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEをOracleの内部書式で表すバイトの配列を戻します

Day


OracleTimeStampTZの日のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

IsNull


現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Hour


OracleTimeStampTZの時間のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Millisecond


OracleTimeStampTZのミリ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Minute


OracleTimeStampTZの分のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Month


OracleTimeStampTZの月のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Nanosecond


OracleTimeStampTZのナノ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Second


OracleTimeStampTZの秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

TimeZone


OracleTimeStampTZインスタンスのタイムゾーンを戻します

Value


OracleTimeStampTZ構造に格納されている日付および時間を現行のタイムゾーンで戻します

Year


OracleTimeStampTZの年コンポーネントを指定します


OracleTimeStampTZメソッド

OracleTimeStampTZメソッドを、表14-132にリストします。

表14-132 OracleTimeStampTZメソッド

メソッド 説明

AddDays


指定された日数を現行インスタンスに追加します

AddHours


指定された時間数を現行インスタンスに追加します

AddMilliseconds


指定されたミリ秒数を現行インスタンスに追加します

AddMinutes


指定された分数を現行インスタンスに追加します

AddMonths


指定された月数を現行インスタンスに追加します

AddNanoseconds

指定されたナノ秒数を現行インスタンスに追加します

AddSeconds

指定された秒数を現行インスタンスに追加します

AddYears


指定された年数を現行インスタンスに追加します

CompareTo


現行のOracleTimeStampTZインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals


オブジェクトの日時が現行のOracleTimeStampTZインスタンスのものと同じかどうかを判別します

GetDaysBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampTZを減算し、その間隔を表すOracleIntervalDSを戻します

GetHashCode


OracleTimeStampTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetTimeZoneOffset


現行のOracleTimeStampTZのタイムゾーン情報を時間と分で取得します

GetYearsBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampTZを引き、その間隔を表すOracleIntervalYMを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToLocalTime


現行のOracleTimeStampTZインスタンスをローカル時間に変換します

ToOracleDate


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleDate構造に変換します

ToOracleTimeStampLTZ


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStampLTZ構造に変換します

ToOracleTimeStamp


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します

ToString


現行のOracleTimeStampTZ構造を文字列に変換します

ToUniversalTime


現行の日時を協定世界時(UTC)に変換します


OracleTimeStampTZコンストラクタ

OracleTimeStampTZコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成します。

オーバーロード・リスト:

  • OracleTimeStampTZ(DateTime)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(DateTime, string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、指定されたDateTime値およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、指定された文字列を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月および日を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分および秒を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, double)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびミリ秒を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, double, string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒、ミリ秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, int)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, int, string)

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒、ナノ秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

  • OracleTimeStampTZ(byte [ ])

    このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、その値を内部のOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONE書式を表す指定されたバイト配列に設定します。

OracleTimeStampTZ(DateTime)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、指定されたDateTime値を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ (DateTime dt);

パラメータ

  • dt

    指定されたDateTime

備考

タイムゾーンは、スレッドOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

例外

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にdtパラメータを使用することはできません。

OracleTimeStampTZ(DateTime, string)

このコンストラクタは、指定されたDateTime値とタイムゾーン・データを使用してOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ (DateTime value1, string timeZone);

パラメータ

  • value1

    指定されたDateTime

  • timeZone

    指定されたタイムゾーンのデータ。

例外

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません。

備考

timeZoneは、時間オフセット(7:00など)か、US/PacificのようなV$TIMEZONE_NAMESで指定される有効なタイムゾーンのリージョン名です。タイムゾーンの略称はサポートされていません

タイムゾーンがNULLの場合、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。


注意:

PSTは、タイムゾーンのリージョン名および略称のため、OracleTimeStampTZによって認証されます。

OracleTimeStampTZ(string)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、指定された文字列を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ (string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列

例外

ArgumentException - tsStrがOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列として無効であるか、tsStrがスレッドのOracleGlobalization.TimeStampTZFormatプロパティによって指定されたタイムスタンプ書式ではありません。

ArgumentNullException - tsStr値はNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class OracleTimeStampTZSample
{
  static void Main()
  {
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampTZFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampTZ from a string using the format specified.
    OracleTimeStampTZ tstz = new OracleTimeStampTZ("11-NOV-1999" +
      "11:02:33.444 AM US/Pacific");
      
    // Set the nls_timestamp_tz_format for the ToString() method
    info.TimeStampTZFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM US/Pacific"
    Console.WriteLine(tstz.ToString());    
  }
}

OracleTimeStampTZ(int, int, int)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月および日を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外です)。

備考

タイムゾーンは、スレッドOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, string)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, 
  string timeZone);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • timeZone

    指定されたタイムゾーンのデータ。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外であるか、タイムゾーンが無効です)。

備考

timeZoneは、時間オフセット(7:00など)か、US/PacificのようなV$TIMEZONE_NAMESで指定される有効なタイムゾーンのリージョン名です。タイムゾーンの略称はサポートされていません

タイムゾーンがNULLの場合、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。


注意:

PSTは、タイムゾーンのリージョン名および略称のため、OracleTimeStampTZによって認証されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分および秒を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, int hour,
  int minute,  int second);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外です)。

備考

タイムゾーンは、スレッドOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, string)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ (int year, int month, int day, int hour, 
  int minute, int second, string timeZone);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • timeZone

    指定されたタイムゾーンのデータ。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外であるか、タイムゾーンが無効です)。

備考

timeZoneは、時間オフセット(7:00など)か、US/PacificのようなV$TIMEZONE_NAMESで指定される有効なタイムゾーンのリージョン名です。タイムゾーンの略称はサポートされていません

タイムゾーンがNULLの場合、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。


注意:

PSTは、タイムゾーンのリージョン名および略称のため、OracleTimeStampTZによって認証されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, double)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびミリ秒を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, int hour,
 int minute, int second, double millisecond);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • millisecond

    指定されたミリ秒。millisecondの範囲は(0から999.999999)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外です)。

備考

タイムゾーンは、スレッドOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, double, string)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒、ミリ秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, int hour, 
  int minute,   int second, double millisecond, string timeZone);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • millisecond

    指定されたミリ秒。millisecondの範囲は(0から999.999999)です。

  • timeZone

    指定されたタイムゾーンのデータ。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外であるか、タイムゾーンが無効です)。

備考

timeZoneは、時間オフセット(7:00など)か、US/PacificのようなV$TIMEZONE_NAMESで指定される有効なタイムゾーンのリージョン名です。タイムゾーンの略称はサポートされていません

タイムゾーンがNULLの場合、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。


注意:

PSTは、タイムゾーンのリージョン名および略称のため、OracleTimeStampTZによって認証されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, int)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒およびナノ秒を使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, int hour, 
  int minute, int second, int nanosecond);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • ナノ秒

    指定されたナノ秒。nanosecondの範囲は(0から999999999)です。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外です)。

備考

タイムゾーンは、スレッドOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

OracleTimeStampTZ(int, int, int, int, int, int, int, string)

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、年、月、日、時間、分、秒、ナノ秒およびタイムゾーン・データを使用して日付および時間の値を設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ(int year, int month, int day, int hour, 
  int minute, int second, int nanosecond, string timeZone);

パラメータ

  • year

    指定された年。yearの範囲は(-4712から9999)です。

  • month

    指定された月。monthの範囲は(1から12)です。

  • day

    指定された日付。dayの範囲は(1から31)です。

  • 時間

    指定された時間。hourの範囲は(0から23)です。

  • 指定された分。minuteの範囲は(0から59)です。

  • 指定された秒。secondの範囲は(0から59)です。

  • ナノ秒

    指定されたナノ秒。nanosecondの範囲は(0から999999999)です。

  • timeZone

    指定されたタイムゾーンのデータ。

例外

ArgumentOutOfRangeException - 1つ以上のパラメータの引数が、指定範囲を超えています。

ArgumentException - 有効なOracleTimeStampTZの構成にパラメータの引数値を使用することはできません(つまり、日が月の範囲外であるか、タイムゾーンが無効です)。

備考

timeZoneは、時間オフセット(7:00など)か、US/PacificのようなV$TIMEZONE_NAMESで指定される有効なタイムゾーンのリージョン名です。タイムゾーンの略称はサポートされていません

タイムゾーンがNULLの場合、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。


注意:

PSTは、タイムゾーンのリージョン名および略称のため、OracleTimeStampTZによって認証されます。

OracleTimeStampTZ(byte [ ])

このコンストラクタはOracleTimeStampTZ構造の新規インスタンスを作成し、その値を内部のOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONE書式を表す指定されたバイト配列に設定します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ (byte[] bytes);

パラメータ

  • bytes

    OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEをOracleの内部書式で表す指定されたバイト配列です。

例外

ArgumentException - bytesが内部のOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONE書式でないか、bytesが有効なOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEではありません。

ArgumentNullException - bytesがNULLです。

OracleTimeStampTZ静的フィールド

OracleTimeStampTZ静的フィールドを、表14-133にリストします。

表14-133 OracleTimeStampTZ静的フィールド

フィールド 説明

MaxValue


UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最大有効日付、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します

MinValue


UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最小有効日付、-4712年1月1日0時0分0秒を表します

Null

OracleTimeStampTZ構造のインスタンスに割り当てられるNULL値を表します


MaxValue

この静的フィールドは、UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最大有効日時、9999年12月31日23時59分59.999999999秒を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampTZ MaxValue;

MinValue

この静的フィールドは、UTCでのOracleTimeStampTZ構造の最小有効日時、-4712年1月1日0時0分0秒を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampTZ MinValue;

Null

この静的フィールドは、OracleTimeStampTZ構造のインスタンスに割当て可能なNULL値を表します。

宣言

// C#
public static readonly OracleTimeStampTZ Null;

OracleTimeStampTZ静的メソッド

OracleTimeStampTZ静的メソッドを、表14-134にリストします。

表14-134 OracleTimeStampTZ静的メソッド

メソッド 説明

Equals


2つのOracleTimeStampTZ値が等しいかどうかを判別します(オーバーロード)

GetSysDate

現在の日時を表すOracleTimeStampTZ構造を取得します

GreaterThan


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

GreaterThanOrEqual


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

LessThan


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

LessThanOrEqual


2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

NotEquals


2つのOracleTimeStampTZ値が等しくないかどうかを判別します

Parse

OracleTimeStampTZ構造を取得し、指定された文字列を使用して日時の値を設定します

SetPrecision


指定された小数秒精度を使用して、OracleTimeStampTZの新しいインスタンスを戻します


Equals

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの値が等しいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool Equals(OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの値が等しい場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

GetSysDate

この静的メソッドは、現行の日付と時間を表すOracleTimeStampTZ構造を取得します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampTZ GetSysDate();

戻り値

現行の日付と時間を表すOracleTimeStampTZ構造

GreaterThan

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より大きいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThan(OracleTimeStampTZ value1, 
    OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

GreaterThanOrEqual

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以上であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool GreaterThanOrEqual(OracleTimeStampTZ value1, 
   OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

LessThan

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より小さいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool LessThan(OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より小さい場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

LessThanOrEqual

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以下であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool LessThanOrEqual(OracleTimeStampTZ value1,
   OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以下である場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

NotEquals

この静的メソッドは、2つのOracleTimeStampTZの値が等しくないかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool NotEquals(OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの値が等しくない場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

Parse

この静的メソッドはOracleTimeStampTZ構造を戻し、その日付および時間の値を指定された文字列を使用して設定します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampTZ Parse(string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

例外

ArgumentException - tsStrがOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列として無効であるか、tsStrがOracle NLS_TIMESTAMP_TZ_FORMATパラメータを表すスレッドのOracleGlobalization.TimeStampTZFormatプロパティによって指定されたタイムスタンプ書式ではありません。

ArgumentNullException - tsStr値はNULLです。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class ParseSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_tz_format for the Parse() method
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampTZFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampTZ from a string using the format specified.
    OracleTimeStampTZ tstz = OracleTimeStampTZ.Parse("11-NOV-1999 " +
      "11:02:33.444 AM US/Pacific");
      
    // Set the nls_timestamp_tz_format for the ToString() method
    info.TimeStampTZFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
 
    // Prints "1999-NOV-11 11:02:33.444000000 AM US/Pacific"
    Console.WriteLine(tstz.ToString());   
  }
}

SetPrecision

この静的メソッドは、指定された小数秒精度でOracleTimeStampTZの新規インスタンスを戻します。

宣言

// C#
public static OracleTimeStampTZ SetPrecision(OracleTimeStampTZ value1, 
    int fracSecPrecision);

パラメータ

  • value1

    指定されたOracleTimeStampTZオブジェクト

  • fracSecPrecision

    指定された小数秒精度。小数秒精度の範囲は(0から9)です。

戻り値

指定された小数秒精度でのOracleTimeStampTZ構造

例外

ArgumentOutOfRangeException - fracSecPrecisionが指定範囲を超えています。

備考

fracSecPrecisionに指定する値は、OracleTimeStampTZ値での四捨五入操作の実行に使用されます。この値に応じて、ToString()によって戻される文字列に、後続のゼロが0個以上表示されます。

OracleTimeStampTZの値がDecember 31, 9999 23:59:59.99 US/Pacificである場合、小数秒精度を5に設定してSetPrecision()をコールすると、文字列December 31, 9999 23:59:59.99000 US/Pacificが戻されます。

OracleTimeStampTZ静的演算子

OracleTimeStampTZ静的演算子を、表14-135にリストします。

表14-135 OracleTimeStampTZ静的演算子

演算子 説明

operator+

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します(オーバーロード)

operator ==

2つのOracleTimeStampTZの値が等しいかどうかを判別します

operator >

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より大きいかどうかを判別します

operator >=

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以上かどうかを判別します

operator !=

2つのOracleTimeStampTZ値が等しくないかどうかを判別します

operator <

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値より小さいかどうかを判別します

operator <=

2つのOracleTimeStampTZ値のうち、最初の値が2番目の値以下かどうかを判別します

operator -

指定されたインスタンス値を指定されたOracleTimeStampTZから減算し、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します(オーバーロード)


operator +

operator+は指定された構造を指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

オーバーロード・リスト:

operator +(OracleTimeStampTZ, OracleIntervalDS)

この静的演算子は指定されたOracleIntervalDSを指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleIntervalDS value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    OracleIntervalDS

戻り値

OracleTimeStampTZ

備考

いずれかのパラメータにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZにNULL値があります。

operator +(OracleTimeStampTZ, OracleIntervalYM)

この静的演算子は指定されたOracleIntervalYMを指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleIntervalYM value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    OracleIntervalYM

戻り値

OracleTimeStampTZ

備考

いずれかのパラメータにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZにNULL値があります。

operator +(OracleTimeStampTZ, TimeSpan)

この静的演算子は指定されたTimeSpanを指定されたOracleTimeStampTZに加え、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator +(OracleTimeStampTZ value1, TimeSpan value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    TimeSpan

戻り値

OracleTimeStampTZ

備考

OracleTimeStampTZインスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZにNULL値があります。

operator ==

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの値が等しいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator == (OracleTimeStampTZ value1, 
     OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

等しい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator >

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より大きいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator > (OracleTimeStampTZ value1, 
    OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

1番目のOracleTimeStampTZの値が2番目の値より大きい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator >=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以上であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator >= (OracleTimeStampTZ value1, 
    OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

1番目のOracleTimeStampTZの値が2番目の値以上である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator !=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの値が等しくないかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator != (OracleTimeStampTZ value1, 
   OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZの値が等しくない場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator <

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値より小さいかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator < (OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

1番目のOracleTimeStampTZの値が2番目の値より小さい場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator <=

この静的演算子は、2つのOracleTimeStampTZの1番目の値が2番目の値以下であるかどうかを判断します。

宣言

// C#
public static bool operator <= (OracleTimeStampTZ value1, 
 OracleTimeStampTZ value2);

パラメータ

  • value1

    最初のOracleTimeStampTZ

  • value2

    2番目のOracleTimeStampTZ

戻り値

1番目のOracleTimeStampTZの値が2番目の値以下である場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

operator -

operator-は指定された値を指定されたOracleTimeStampTZ値から差し引き、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

オーバーロード・リスト:

operator - (OracleTimeStampTZ, OracleIntervalDS)

この静的演算子は指定されたOracleIntervalDS値を指定されたOracleTimeStampTZ値から差し引き、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator - (OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleIntervalDS value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    OracleIntervalDS

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

備考

いずれかのパラメータにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZにNULL値があります。

operator - (OracleTimeStampTZ, OracleIntervalYM)

この静的演算子は指定されたOracleIntervalYM値を指定されたOracleTimeStampTZ値から差し引き、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator - (OracleTimeStampTZ value1, 
  OracleIntervalYM value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    OracleIntervalYM

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

備考

いずれかのパラメータにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZにNULL値があります。

operator - (OracleTimeStampTZ value1, TimeSpan value2)

この静的演算子は指定されたTimeSpan値を指定されたOracleTimeStampTZ値から差し引き、新規OracleTimeStampTZ構造を戻します。

宣言

// C#
public static operator - (OracleTimeStampTZ value1, TimeSpan value2);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

  • value2

    TimeSpan

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

備考

OracleTimeStampTZインスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造にNULL値があります。

OracleTimeStampTZ静的型変換

OracleTimeStampTZ静的型変換を、表14-136にリストします。

表14-136 OracleTimeStampTZ静的型変換

演算子 説明

explicit operator OracleTimeStampTZ

インスタンス値をOracleTimeStampTZ構造に変換します(オーバーロード)

implicit operator OracleTimeStampTZ

インスタンス値をOracleTimeStampTZ構造に変換します(オーバーロード)

explicit operator DateTime

OracleTimeStampTZ値を現行のタイムゾーンのDateTime構造に変換します


explicit operator OracleTimeStampTZ

explicit operator OracleTimeStampTZは、インスタンス値をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

オーバーロード・リスト:

explicit operator OracleTimeStampTZ(OracleTimeStamp)

この静的型変換演算子は、OracleTimeStamp値をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampTZ(OracleTimeStamp value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStamp

戻り値

戻されたOracleTimeStampTZには、OracleTimeStampからの日付および時間と、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneからのタイムゾーンが含まれています。

備考

OracleTimeStamp構造のOracleTimeStampTZ構造への変換に、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。

OracleTimeStamp構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造にもNULL値があります。

explicit operator OracleTimeStampTZ(OracleTimeStampLTZ)

この静的型変換演算子は、OracleTimeStampLTZ値をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampTZ(OracleTimeStampLTZ value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampLTZ

戻り値

戻されたOracleTimeStampTZには、OracleTimeStampLTZからの日付および時間と、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneからのタイムゾーンが含まれています。

備考

OracleTimeStampLTZ構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造にもNULL値があります。

explicit operator OracleTimeStampTZ(string)

この静的型変換演算子は、指定された文字列の値をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static explicit operator OracleTimeStampTZ(string tsStr);

パラメータ

  • tsStr

    OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

ArgumentException - tsStrがOracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEを表す文字列として無効であるか、tsStrがOracle NLS_TIMESTAMP_TZ_FORMATパラメータを表すスレッドのOracleGlobalization.TimeStampTZFormatプロパティによって指定されたタイムスタンプ書式ではありません。

備考

月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalizationオブジェクトのDateLanguageおよびCalendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class OracleTimeStampTZSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls_timestamp_tz_format for the explicit operator
    // OracleTimeStampTZ(string)
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeStampTZFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // construct OracleTimeStampTZ from a string using the format specified.
    OracleTimeStampTZ tstz = new OracleTimeStampTZ("11-NOV-1999" +
      "11:02:33.444 AM US/Pacific");
      
    // Set the nls_timestamp_tz_format for the ToString() method
    info.TimeStampTZFormat = "YYYY-MON-DD HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    Console.WriteLine(tstz.ToString());
  }
}

implicit operator OracleTimeStampTZ

implicit operator OracleTimeStampTZは、DateTime構造をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

オーバーロード・リスト:

implicit operator OracleTimeStampTZ(OracleDate)

この静的型変換演算子は、OracleDate値をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static implicit operator OracleTimeStampTZ(OracleDate value1);

パラメータ

  • value1

    OracleDate

戻り値

戻されたOracleTimeStampTZには、OracleDateからの日付および時間と、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneからのタイムゾーンが含まれています。

備考

OracleDate構造のOracleTimeStampTZ構造への変換に、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。OracleDate構造にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造にもNULL値があります。

implicit operator OracleTimeStampTZ(DateTime)

この静的型変換演算子は、DateTime構造をOracleTimeStampTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public static implicit operator OracleTimeStampTZ (DateTime value1);

パラメータ

  • value1

    DateTime構造

戻り値

戻されたOracleTimeStampTZには、DateTimeからの日付および時間と、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneからのタイムゾーンが含まれています。

備考

DateTime構造のOracleTimeStampTZ構造への変換に、スレッドのOracleGlobalization.TimeZoneが使用されます。

explicit operator DateTime

この静的型変換演算子は、OracleTimeStampTZ値をDateTime構造に変換し、タイムゾーン情報を切り捨てます。

宣言

// C#
public static explicit operator DateTime(OracleTimeStampTZ value1);

パラメータ

  • value1

    OracleTimeStampTZ

戻り値

現行インスタンスでの日付および時間を含むDateTimeですが、現行インスタンスのタイムゾーン情報は切り捨てられています。

例外

OracleNullValueException - OracleTimeStampTZ構造にNULL値があります。

備考

OracleTimeStampTZ値の精度が変換中に失われる場合があり、現行インスタンスのタイムゾーン情報は切り捨てられます。

OracleTimeStampTZプロパティ

OracleTimeStampTZプロパティを、表14-137にリストします。

表14-137 OracleTimeStampTZプロパティ

プロパティ 説明

BinData


OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEをOracleの内部書式で表すバイトの配列を戻します

Day


OracleTimeStampTZの日のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

IsNull


現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します

Hour


OracleTimeStampTZの時間のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Millisecond


OracleTimeStampTZのミリ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Minute


OracleTimeStampTZの分のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Month


OracleTimeStampTZの月のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Nanosecond


OracleTimeStampTZのナノ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

Second


OracleTimeStampTZの秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します

TimeZone


OracleTimeStampTZインスタンスのタイムゾーンを戻します

Value


OracleTimeStampTZ構造に格納されている日付および時間を現行のタイムゾーンで戻します

Year


OracleTimeStampTZの年コンポーネントを指定します


BinData

このプロパティは、OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEをOracleの内部書式で表すバイトの配列を戻します。

宣言

// C#
public byte[] BinData {get;}

プロパティ値

OracleのTIMESTAMP WITH TIME ZONEをOracleの内部書式で表す指定されたバイト配列です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Day

このプロパティは、OracleTimeStampTZの日のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します。

宣言

// C#
public int Day{get;}

プロパティ値

日を表す数値。Dayの範囲は(1から31)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

IsNull

このプロパティは現行インスタンスにNULL値があるかどうかを示します。

宣言

// C#
public bool IsNull{get;}

プロパティ値

現行インスタンスにNULL値がある場合はtrueを戻します。それ以外の場合はfalseを戻します。

Hour

このプロパティは、OracleTimeStampTZの時間のコンポーネントを現行のタイムゾーンで指定します。

宣言

// C#
public int Hour{get;}

プロパティ値

時間を表す数値。Hourの範囲は(0から23)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Millisecond

このプロパティは、OracleTimeStampTZのミリ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで取得します。

宣言

// C#
public double Millisecond{get;}

プロパティ値

ミリ秒を表す数値。Millisecondの範囲は(0から999.999999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Minute

このプロパティは、OracleTimeStampTZの分のコンポーネントを現行のタイムゾーンで取得します。

宣言

// C#
public int Minute{get;}

プロパティ値

分を表す数値。Minuteの範囲は(0から59)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Month

このプロパティは、OracleTimeStampTZの月のコンポーネントを現行のタイムゾーンで取得します。

宣言

// C#
public int Month{get;}

プロパティ値

月を表す数値。Monthの範囲は(1から12)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Nanosecond

このプロパティは、OracleTimeStampTZのナノ秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで取得します。

宣言

// C#
public int Nanosecond{get;}

プロパティ値

ナノ秒を表す数値。Nanosecondの範囲は(0から999999999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Second

このプロパティは、OracleTimeStampTZの秒のコンポーネントを現行のタイムゾーンで取得します。

宣言

// C#
public int Second{get;}

プロパティ値

秒を表す数値。Secondの範囲は(0から59)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

TimeZone

このプロパティは、OracleTimeStampTZインスタンスのタイムゾーンを戻します。

宣言

// C#
public string TimeZone{get;}

プロパティ値

タイムゾーンを表す文字列

備考

コンストラクタにタイムゾーンが指定されていない場合、このプロパティはデフォルトでスレッドのOracleGlobalization.TimeZoneに設定されます。

Value

このプロパティは、OracleTimeStampTZ構造に格納されている日付および時間を現行のタイムゾーンで戻します。

宣言

// C#
public DateTime Value{get;}

プロパティ値

現行のタイムゾーンでのDateTime

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

Year

このプロパティは、OracleTimeStampTZの年のコンポーネントを現行のタイムゾーンで設定します。

宣言

// C#
public int Year{get;}

プロパティ値

年を表す数値。Yearの範囲は(-4712から9999)です。

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

OracleTimeStampTZメソッド

OracleTimeStampTZメソッドを、表14-138にリストします。

表14-138 OracleTimeStampTZメソッド

メソッド 説明

AddDays


指定された日数を現行インスタンスに追加します

AddHours


指定された時間数を現行インスタンスに追加します

AddMilliseconds


指定されたミリ秒数を現行インスタンスに追加します

AddMinutes


指定された分数を現行インスタンスに追加します

AddMonths


指定された月数を現行インスタンスに追加します

AddNanoseconds

指定されたナノ秒数を現行インスタンスに追加します

AddSeconds

指定された秒数を現行インスタンスに追加します

AddYears


指定された年数を現行インスタンスに追加します

CompareTo


現行のOracleTimeStampTZインスタンスをオブジェクトと比較し、相対値を表す整数を戻します

Equals


オブジェクトに現行のOracleTimeStampTZインスタンスと同じ日時があるかどうかを判別します(オーバーロード)

GetDaysBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampTZを減算し、その間隔を表すOracleIntervalDSを戻します

GetHashCode


OracleTimeStampTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します

GetTimeZoneOffset


現行のOracleTimeStampTZのタイムゾーン情報を時間と分で取得します

GetYearsBetween


現行インスタンスからOracleTimeStampTZを引き、その間隔を表すOracleIntervalYMを戻します

GetType

System.Objectからの継承

ToLocalTime


現行のOracleTimeStampTZインスタンスをローカル時間に変換します

ToOracleDate


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleDate構造に変換します

ToOracleTimeStampLTZ


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStampLTZ構造に変換します

ToOracleTimeStamp


現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します

ToString


現行のOracleTimeStampTZ構造を文字列に変換します

ToUniversalTime


現行の日時を協定世界時(UTC)に変換します


AddDays

このメソッドは、現行インスタンスに指定された日数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddDays(double days);

パラメータ

  • days

    指定された日数。範囲は(-1,000,000,000 < days < 1,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddHours

このメソッドは、現行インスタンスに指定された時間数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddHours(double hours);

パラメータ

  • hours

    指定された時間数。範囲は(-24,000,000,000 < hours < 24,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMilliseconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定されたミリ秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddMilliseconds(double milliseconds);

パラメータ

  • milliseconds

    指定されたミリ秒数。範囲は(-8.64 * 1016< milliseconds < 8.64 * 1016)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMinutes

このメソッドは、現行インスタンスに指定された分数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddMinutes(double minutes);

パラメータ

  • minutes

    指定された分数。範囲は(-1,440,000,000,000 < minutes < 1,440,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddMonths

このメソッドは、現行インスタンスに指定された月数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddMonths(long months);

パラメータ

  • months

    指定された月数。範囲は(-12,000,000,000 < months < 12,000,000,000)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddNanoseconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定されたナノ秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddNanoseconds(long nanoseconds);

パラメータ

  • nanoseconds

    指定されたナノ秒数

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

AddSeconds

このメソッドは、現行インスタンスに指定された秒数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddSeconds(double seconds);

パラメータ

  • seconds

    指定された秒数。範囲は(-8.64 * 1013< seconds < 8.64 * 1013)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

AddYears

このメソッドは、現行インスタンスに指定された年数を加えます。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ AddYears(int years);

パラメータ

  • years

    指定された年数。範囲は(-999,999,999 <= years < = 999,999,999)です。

戻り値

OracleTimeStampTZ

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

ArgumentOutofRangeException - 引数値が指定範囲を超えています。

CompareTo

このメソッドは現行のOracleTimeStampTZインスタンスをオブジェクトと比較し、これらの相対値を表す整数を戻します。

宣言

// C#
public int CompareTo(object obj);

パラメータ

  • obj

    現行のOracleTimeStampTZインスタンスと比較されるオブジェクト

戻り値

メソッドが戻す数値は次のとおりです。

ゼロ未満:現行のOracleTimeStampTZインスタンス値がobj値より小さい場合

ゼロ:現行のOracleTimeStampTZインスタンス値がobj値と等しい場合

ゼロ超過:現行のOracleTimeStampTZインスタンス値がobj値より大きい場合

実装

IComparable

例外

ArgumentException - objがタイプOracleTimeStampTZではありません。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 比較はOracleTimeStampTZ間で行う必要があります。たとえば、OracleTimeStampTZインスタンスとOracleBinaryインスタンスを比較することはできません。OracleTimeStampTZが別のタイプと比較されると、ArgumentExceptionがスローされます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

Equals

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、オブジェクトの日付と時間が現行のOracleTimeStampTZインスタンスのものと同じかどうかを判断します。

宣言

// C#
public override bool Equals(object obj);

パラメータ

  • obj

    現行のOracleTimeStampTZインスタンスと比較されるオブジェクト

戻り値

objがタイプOracleTimeStampTZであり、同じ日付と時間を表す場合はtrueを戻し、それ以外の場合はfalseを戻します。

備考

次のルールが、このメソッドの動作に適用されます。

  • 値を持つすべてのOracleTimeStampTZは、NULL値を持つOracleTimeStampTZより大きくなります。

  • NULL値を含む2つのOracleTimeStampTZは等しくなります。

GetDaysBetween

このメソッドはOracleTimeStampTZ値を現行インスタンスから差し引き、時間間隔を表すOracleIntervalDSを戻します。

宣言

// C#
public OracleIntervalDS GetDaysBetween(OracleTimeStampTZ value1);

パラメータ

  • value1

    差し引かれるOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZ値の間隔を表すOracleIntervalDS

備考

現行のインスタンスまたはパラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalDSにNULL値があります。

GetHashCode

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、OracleTimeStampTZインスタンスのハッシュ・コードを戻します。

宣言

// C#
public override int GetHashCode();

戻り値

ハッシュ・コードを表す数値

GetTimeZoneOffset

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZのタイムゾーンの時間と分の部分を取得します。

宣言

// C#
public TimeSpan GetTimeZoneOffset();

戻り値

TimeSpan

例外

OracleNullValueException - 現行インスタンスにはNULL値があります。

GetYearsBetween

このメソッドはOracleTimeStampTZ値を現行インスタンスから差し引き、時間間隔を表すOracleIntervalYMを戻します。

宣言

// C#
public OracleIntervalYM GetYearsBetween(OracleTimeStampTZ val);

パラメータ

  • val

    差し引かれるOracleTimeStampTZ

戻り値

2つのOracleTimeStampTZ値の間隔を表すOracleIntervalYM

備考

現行のインスタンスまたはパラメータのいずれかにNULL値がある場合、戻されたOracleIntervalYMにNULL値があります。

ToLocalTime

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZインスタンスをローカル時間に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ ToLocalTime();

戻り値

日付および時間を含む。OracleTimeStampLTZ現行インスタンスのクライアントのローカル・タイムゾーンに正規化されています。

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZにNULL値があります。

ToOracleDate

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleDate構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleDate ToOracleDate();

戻り値

戻されたOracleDateには現行インスタンスでの日付および時間が含まれていますが、現行インスタンスのタイムゾーン情報は切り捨てられています。

備考

OracleTimeStampTZ値の精度が変換中に失われる場合があり、現行インスタンスのタイムゾーン情報は切り捨てられます。

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleDate構造の値にNULL値があります。

ToOracleTimeStampLTZ

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStampLTZ構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampLTZ ToOracleTimeStampLTZ();

戻り値

戻されたOracleTimeStampLTZには日付および時間が含まれています。現行インスタンスのクライアントのローカル・タイムゾーンに正規化されています。

備考

現行インスタンスの値にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampLTZ構造にNULL値があります。

ToOracleTimeStamp

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZ構造をOracleTimeStamp構造に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStamp ToOracleTimeStamp();

戻り値

戻されたOracleTimeStampには現行インスタンスでの日付および時間が含まれていますが、タイムゾーン情報は切り捨てられています。

備考

現行インスタンスの値にNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStamp構造にNULL値があります。

ToString

Objectをオーバーライドします。

このメソッドは、現行のOracleTimeStampTZ構造を文字列に変換します。

宣言

// C#
public override string ToString();

戻り値

現行のOracleTimeStampTZ構造と同じ日付と時刻を表すstring

備考

戻された値は、スレッドのOracleGlobalization.TimeStampTZFormatプロパティで指定された書式を使用して、OracleTimeStampTZを文字列で表したものです。月および日付に使用されている名称および略称は、スレッドのOracleGlobalization.DateLanguageおよびOracleGlobalization.Calendarプロパティで指定されている言語による表記です。スレッドのグローバリゼーション・プロパティのいずれかがNULLまたは空の文字列に設定されている場合、クライアントのコンピュータの設定が使用されます。

// C#
 
using System;
using Oracle.DataAccess.Client;
using Oracle.DataAccess.Types;
 
class ToStringSample
{
  static void Main()
  {
    // Set the nls parameters for the current thread
    OracleGlobalization info = OracleGlobalization.GetClientInfo();
    info.TimeZone = "US/Eastern";
    info.TimeStampFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM";
    info.TimeStampTZFormat = "DD-MON-YYYY HH:MI:SS.FF AM TZR";
    OracleGlobalization.SetThreadInfo(info);
    
    // Create an OracleTimeStampTZ in US/Pacific time zone
    OracleTimeStampTZ tstz1=new OracleTimeStampTZ("11-NOV-1999 "+
      "11:02:33.444 AM US/Pacific");
      
    // Note that ToOracleTimeStampTZ uses the thread's time zone region,
    // "US/Eastern"
    OracleTimeStamp ts = new OracleTimeStamp("11-NOV-1999 11:02:33.444 AM");
    OracleTimeStampTZ tstz2 = ts.ToOracleTimeStampTZ();
    
    // Calculate the difference between tstz1 and tstz2
    OracleIntervalDS idsDiff = tstz1.GetDaysBetween(tstz2);
    
    // Prints "US/Pacific"
    Console.WriteLine("tstz1.TimeZone = " + tstz1.TimeZone); 
    
    // Prints "US/Eastern"
    Console.WriteLine("tstz2.TimeZone = " + tstz2.TimeZone); 
    
    // Prints 3
    Console.WriteLine("idsDiff.Hours = " + idsDiff.Hours); 
    
    // Prints 0
    Console.WriteLine("idsDiff.Minutes = " + idsDiff.Minutes);    
  }
}

ToUniversalTime

このメソッドは、現行の日時を協定世界時(UTC)に変換します。

宣言

// C#
public OracleTimeStampTZ ToUniversalTime();

戻り値

OracleTimeStampTZ構造

備考

現行インスタンスにNULL値がある場合、戻されたOracleTimeStampTZ構造の値にNULL値があります。