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Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
12c リリース1(12.1)
B72971-07
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共通スキーマ・コレクション

共通スキーマ・コレクションは、すべての.NET Framework管理プロバイダで使用できます。ODP.NETでは、同じ共通スキーマ・コレクションがサポートされています。


関連項目:

MSDNライブラリ内の共通スキーマ・コレクションの理解に関する説明

MetaDataCollections

表A-1は、表、列、索引、ストアド・プロシージャなどのデータ・ソースから使用できるメタデータ・コレクションのリストです。

表A-1 MetaDataCollections

列名 データ型 説明

CollectionName

string

コレクションを取得するためにGetSchemaメソッドに渡される名前。

NumberOfRestrictions

int

名前付きコレクションに指定されている制限の数。

NumberOfIdentifierParts

int

複合識別子/データベース・オブジェクト名の構成要素の数。


DataSourceInformation

表A-2に、DataSourceInformation情報をリストします。この情報には次の列(場合によっては他の列も)が含まれます。

表A-2 DataSourceInformation

データ型 説明

CompositeIdentifierSeparatorPattern

string

マルチパート名のセパレータ: @ | \

DataSourceProductName

string

データベース名: Oracle

DataSourceProductVersion

string

Databaseバージョン。これは現在DbConnectionによってアクセスされるデータベース・インスタンスのバージョンを表します。

DataSourceProductVersionNormalized

string

異なるバージョンをより簡単に比較するため、正規化されたDataSourceバージョン。次に例を示します。

DataSourceバージョン: 10.2.0.1.0

正規化されたDataSourceバージョン: 10.02.00.01.00

GroupByBehavior

GroupByBehavior

GROUP BY句の列と、選択リスト内の非集計列との関連を示す列挙。

IdentifierPattern

string

有効な識別子の書式。

IdentifierCase

IdentifierCase

非引用識別子の大/小文字を区別するかどうかを指定する列挙。

OrderByColumnsInSelect

bool

選択リストのORDER BY句に列を指定する必要があるかどうかを指定するブール値。

ParameterMarkerFormat

string

パラメータ・マーカーが特殊文字で開始しているかどうかを示す文字列。

ParameterMarkerPattern

string

パラメータ・マーカーの書式。

ParameterNameMaxLength

int

パラメータの最大長。

ParameterNamePattern

string

有効なパラメータ名の書式。

QuotedIdentifierPattern

string

引用識別子の書式。

QuotedIdentifierCase

IdentifierCase

引用識別子の大/小文字を区別するかどうかを指定する列挙。

StringLiteralPattern

string

文字列リテラルの書式。

SupportedJoinOperators

SupportedJoin演算子

データ・ソースでサポートされるSQL結合文の型を示す列挙。


DataTypes

表A-3に、DataTypesコレクション情報をリストします。この情報には次の列(場合によっては他の列も)が含まれます。


注意:

一例として、TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONEデータ型の完全な情報を説明の列に示します。

表A-3 DataTypes

列名 データ型 説明

TypeName

string

プロバイダ固有のデータ型名。

例: TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE

ProviderDbType

int

プロバイダ固有の型の値。

例: 124

ColumnSize

long

非数値列またはパラメータの長さ。

例: 27

CreateFormat

string

この列をDDL文に追加する方法を示す書式文字列。

例: TIMESTAMP({0} WITH LOCAL TIME ZONE)

CreateParameters

string

このデータ型の列を作成するために指定されたパラメータ。

例: 8

DataType

string

データ型の.NETタイプ。

例: System.DateTime

IsAutoIncrementable

bool

このデータ型を自動インクリメントにできるかどうかを示すブール値。

例: false

IsBestMatch

bool

このデータ型がDataType列の値に最も一致しているかどうかを示すブール値。

例: false

IsCaseSensitive

bool

このデータ型の大/小文字を区別するかどうかを示すブール値。

例: false

IsFixedLength

bool

このデータ型に固定長があるかどうかを示すブール値。

例: true

IsFixedPrecisionScale

bool

このデータ型に固定の精度とスケールがあるかどうかを示すブール値。

例: false

IsLong

bool

このデータ型に非常に長いデータが含まれているかどうかを示すブール値。

例: false

IsNullable

bool

このデータ型にNULLを指定できるかどうかを示すブール値。

例: true

IsSearchable

bool

データ型をLIKE述語以外の演算子とともにWHERE句で使用できるかどうかを示すブール値。

例: true

IsSearchableWithLike

bool

このデータ型をLIKE述語とともに使用できるかどうかを示すブール値。

例: false

IsUnsigned

bool

このデータ型を符号なしにできるかどうかを示すブール値。

MaximumScale

short

小数点の右側に指定できる最大桁数。

MinimumScale

short

小数点の右側に指定できる最小桁数。

IsConcurrencyType

bool

行の変更に伴って列が以前と異なる値になるたびに、データベースではデータ型を更新するかどうかを示すブール値。

例: false

MinimumVersion

String

使用可能な最も古いデータベース・バージョン。

例: 09.00.00.00.00

IsLiteralSupported

bool

このデータ型をリテラルとして表現できるかどうかを示すブール値。

例: true

LiteralPrefix

string

指定したリテラルの接頭辞。

例: TO_TIMESTAMP_TZ('

LiteralSuffix

string

指定したリテラルの接尾辞。

例: ','YYYY-MM-DD HH24:MI:SS.FF')


Restrictions

表A-4に、Restrictionsをリストします。次の列が含まれます。

表A-4 Restrictions

列名 データ型 説明

CollectionName

string

制限を適用するコレクション。

RestrictionName

string

制限名。

RestrictionNumber

int

制限の位置を示す番号。


ReservedWords

ReservedWordsコレクションは、現在ODP.NETに接続しているデータベースに予約されている用語についての情報を表します。

表A-5に、ReservedWordsコレクションをリストします。

表A-5 ReservedWords

列名 データ型 説明

ReservedWord

string

プロバイダ固有の予約語