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Oracle® Label Security管理者ガイド
12cリリース1 (12.1)
E56367-02
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F Oracle Label Securityリファレンス

Oracle Label Securityでは、データ・ディクショナリ表およびビューが提供されます。Oracle Label Securityの制限事項にも注意する必要があります。

内容は次のとおりです。

Oracle Label Securityのデータ・ディクショナリ表およびビュー

Oracle Label Securityでは、データ・ディクショナリ表、データ・ディクショナリ・ビュー、およびユーザー作成の監査ビューが提供されます。

内容は次のとおりです。

Oracle Databaseのデータ・ディクショナリ表

Oracle Label Securityでは、Oracleのデータ・ディクショナリ表はラベル付けされません。アクセスは、標準的なOracle Databaseのシステム権限とオブジェクト権限により制御されます。

すべてのデータ・ディクショナリ表およびビューの詳細は、『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。

Oracle Label Securityのデータ・ディクショナリ・ビュー

Oracle Label Securityでは、データ・ディクショナリ・ビューの独自セットがメンテナンスされます。これらのビューは、ポリシーの強制対象から除外されます。

DBAビューへのアクセス権は、デフォルトでSELECT_CATALOG_ROLEに付与されます。これは、Oracle Databaseのデータ・ディクショナリを検証できる標準的なOracle Databaseのロールです。

ALL_SA_AUDIT_OPTIONSビュー

ALL_SA_AUDIT_OPTIONSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_AUDIT_ADMIN.AUDITプロシージャ設定に基づいて、Oracle Label Security監査オプションを示します。

「SA_AUDIT_ADMIN.AUDIT」を参照してください。

このビューは、監査を構成する際に、監査レコードを、セッションごと(BY SESSION)またはアクセスごと(BY ACCESS)のどちらで生成するか、および成功した操作または失敗した操作のどちらに対して生成するかを表示します。有効な値は次のとおりです。

  • ハイフン(-)は、監査オプションが何も設定されていないことを示します。

  • 文字Sは、監査オプションがBY SESSIONに設定されていることを示します。

  • 文字Aは、監査オプションがBY ACCESSに設定されていることを示します。

  • 各監査オプションには、可能な設定としてWHENEVER SUCCESSFULWHENEVER NOT SUCCESSFULの2つがあり、スラッシュ(/)で区切られています。

たとえば、次の出力では、ユーザーjjonesは、ポリシー固有の権限に関連する成功したアクションに対してBY ACCESS監査タイプで監査されます。ユーザーrlaytonは、BY SESSION監査タイプで監査されます。監査レコードは、ポリシーの削除に失敗した試行、およびユーザー認証の設定時に成功した試行について書き込まれます。

SELECT * FROM DBA_SA_AUDIT_OPTIONS;

POLICY_NAME      USER_NAME     APY  REM   SET_  PRV
-----------      ------------  ---  ----  ----  ---
HR_OLS_POL       JJONES        -/-   -/-  -/-   A/-
HR_OLS_POL       RLAYTON       -/-  -/S   S/-   -/-
データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ポリシーに関連付けられたユーザーの名前

APY

VARCHAR2(3)

NULL

監査オプション。表およびスキーマに対する指定したOracle Label Securityポリシーの適用を指します。

REM

VARCHAR2(3)

NULL

監査オプション。表およびスキーマからの指定したOracle Label Securityポリシーの削除を指します。

SET_

VARCHAR2(3)

NULL

監査オプション。ユーザー認証およびユーザーとプログラムの権限の設定を指します。

PRV

VARCHAR2(3)

NULL

監査オプション。すべてのポリシー固有の権限の使用を指します。

ALL_SA_COMPARTMENTS

ALL_SA_COMPARTMENTSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_COMPONENTS.CREATE_COMPARTMENTプロシージャ設定に基づいて、Oracle Label Securityポリシー区分に関する情報を示します。

「SA_COMPONENTS.CREATE_COMPARTMENT」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

COMP_NUM

NUMBER(4)

NOT NULL

0から9999の範囲の区分番号

SHORT_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

区分の短縮名

LONG_NAME

VARCHAR2(80)

NOT NULL

区分の詳細名

ALL_SA_DATA_LABELS

ALL_SA_DATA_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_LABEL_ADMIN.CREATE_LABELプロシージャ設定に基づいて、Oracle Label Securityポリシーのラベルおよびタグを示します。

「SA_LABEL_ADMIN.CREATE_LABEL」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ラベル値として指定された、レベル、区分またはグループの短縮名

LABEL_TAG

NUMBER

NULL

ラベルのソート順を他のポリシー・ラベルとの相対で表す整数(0から99999999)

ALL_SA_GROUPS

ALL_SA_GROUPSデータ・ディクショナリは、SA_COMPONENTS.CREATE_GROUPおよびSA_COMPONENTS.ALTER_GROUP_PARENTプロシージャに基づいて、現行ユーザーのOracle Label Securityポリシー・グループに関する情報を示します。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

GROUP_NUM

NUMBER(4)

NOT NULL

グループ番号(0から9999)

SHORT_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

グループの短縮名

LONG_NAME

VARCHAR2(80)

NOT NULL

グループの詳細名

PARENT_NUM

NUMBER(4)

NULL

関連付けられた親グループの数値ID

PARENT_NAME

VARCHAR2(30)

NULL

グループの親として割り当てられたグループの名前

ALL_SA_LABELS

ALL_SA_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_LABEL_ADMIN.CREATE_LABELおよびSA_LABEL_ADMIN.ALTER_LABELに基づいて、ラベルのタグおよびタイプに関する情報を示します。

「SA_LABEL_ADMIN.CREATE_LABEL」および「SA_LABEL_ADMIN.ALTER_LABEL」を参照してください。ALL_SA_LABELSへのアクセスはPUBLICです。ただし、参照できるのは、セッションにより読取りアクセスが認可されているラベルのみです。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

LABEL

VARCHAR2(4000)

NOT NULL

このラベルに関連付けられたレベルの短縮名

LABEL_TAG

NUMBER(30)

NOT NULL

ラベルに割り当てられた整数タグ

LABEL_TYPE

VARCHAR2(15)

NULL

ラベルのタイプ

ALL_SA_LEVELS

ALL_SA_LEVELSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_COMPONENTS.CREATE_LEVELプロシージャに基づいて、レベルに関する情報を示します。

「SA_COMPONENTS.CREATE_LEVEL」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

LEVEL_NUM

NUMBER(4)

NOT NULL

レベル番号(0から9999)

SHORT_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

レベルの短縮名

LONG_NAME

VARCHAR2(80)

NOT NULL

レベルの詳細名

ALL_SA_POLICIES

ALL_SA_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_SYSDBA.CREATE_POLICYプロシージャに基づいて、Oracle Label Securityポリシーに関する情報を示します。

「SA_SYSDBA.CREATE_POLICY」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

COLUMN_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ポリシーで保護されている表に追加された列の名前

STATUS

VARCHAR2(8)

NULL

ポリシーが有効か無効か

POLICY_OPTIONS

VARCHAR2(4000)

NULL

このポリシーに設定されたオプション

使用可能な強制オプションのリストは、「ポリシー強制オプションのカテゴリ」を参照してください。

ALL_SA_PROG_PRIVS

ALL_SA_PROG_PRIVSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_USER_ADMIN.SET_PROG_PRIVSに基づいて、プログラム・ユニットのポリシー固有の権限に関する情報を示します。

「SA_USER_ADMIN.SET_PROG_PRIVS」を参照してください。

データ型 Null 説明

SCHEMA_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

プログラム・ユニットを含むスキーマの名前

PROGRAM_NAME

VARCHAR(128)

NOT NULL

権限が付与されたプログラム・ユニット

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

PROGRAM_PRIVILEGES

VARCHAR2(4000)

NULL

ポリシー固有の権限。

可能な権限のリストは、「ポリシーのユーザーおよびトラステッド・プログラム・ユニットへの権限の付与について」を参照してください。

ALL_SA_SCHEMA_POLICIES

ALL_SA_SCHEMA_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_POLICY_ADMIN.APPLY_SCHEMA_POLICYに基づいて、スキーマ内のすべての表に適用されているポリシーに関する情報を示します。

「SA_POLICY_ADMIN.APPLY_SCHEMA_POLICY」を参照してください。また、これは、スキーマ強制オプションが有効か無効かどうかも示します。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

SCHEMA_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

このポリシーに関連付けられたスキーマの名前

STATUS

VARCHAR2(8)

NULL

(SA_POLICY_ADMIN.APPLY_SCHEMA_POLICYまたはSA_POLICY_ADMIN.DISABLE_SCHEMA_POLICYプロシージャによって)ポリシーがスキーマに対して有効か無効か

SCHEMA_OPTIONS

VARCHAR2(4000)

NULL

適用されているオプション。

デフォルトの強制オプションのリストは、「ポリシー強制オプションのカテゴリ」を参照してください。

ALL_SA_TABLE_POLICIES

ALL_SA_TABLE_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_POLICY_ADMIN.APPLY_TABLE_POLICY設定に基づいて、データベース表に追加されたポリシーに関する情報を示します。

「SA_POLICY_ADMIN.APPLY_TABLE_POLICY」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

SCHEMA_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ポリシーが保護する表を含むスキーマ

TABLE_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ポリシーで保護される表

STATUS

VARCHAR2(8)

NULL

(SA_POLICY_ADMIN.APPLY_TABLE_POLICYまたはSA_POLICY_ADMIN.DISABLE_TABLE_POLICYプロシージャによって)ポリシーが表に対して有効か無効か

TABLE_OPTIONS

VARCHAR2(4000)

NULL

表に使用されるポリシー強制オプション

デフォルトの強制オプションのリストは、「ポリシー強制オプションのカテゴリ」を参照してください。

FUNCTION

VARCHAR2(1024)

NULL

デフォルトとして使用するラベル値を戻すファンクションの名前

PREDICATE

VARCHAR2(256)

NULL

READ_CONTROLのラベルベースの述語と(ANDまたはORを使用して)結合する述語

ALL_SA_USERS

ALL_SA_USERSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_USER_ADMIN.SET_USER_LABELSおよびSA_USER_ADMIN.SET_USER_PRIVSに基づいて、Oracle Label Securityユーザー権限に関する情報を示します。

Null 説明

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_PRIVILEGES

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーに付与されたポリシー固有の権限。

可能な権限のリストは、「ポリシーのユーザーおよびトラステッド・プログラム・ユニットへの権限の付与について」を参照してください。

MAX_READ_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最大読取りラベルを初期化するラベル文字列

MAX_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最大書込みラベルを初期化するラベル文字列

MIN_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最小書込みラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_READ_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

読取りアクセス用の、レベル、区分、グループなど、ユーザーのセッション・ラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

書込みアクセス用の、レベル、区分、グループなど、ユーザーのセッション・ラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_ROW_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

レベル、コンポーネントおよびグループを含む、プログラムの行ラベルを初期化するラベル文字列

USER_LABELS

VARCHAR2(4000)

NULL

下位互換性のためにのみ保持されており、次のリリースでは削除される予定です。

ALL_SA_USER_LABELS

ALL_SA_USER_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_USER_ADMIN.SET_USER_LABELSプロシージャ設定に基づいて、ユーザーに関するラベル固有の情報を示します。

「SA_USER_ADMIN.SET_USER_LABELS」を参照してください。

データ型 Null 説明

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

LABELS

VARCHAR2(4000)

NULL

下位互換性のためにのみ保持されており、次のリリースでは削除される予定です。

MAX_READ_LABEL

VARCHAR2(4000)

NOT NULL

ユーザーが認可される最大読取りラベルを初期化するラベル文字列

MAX_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最大書込みラベルを初期化するラベル文字列

MIN_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最小書込みラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_READ_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

読取りアクセス用の、レベル、区分、グループなど、ユーザーのセッション・ラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

書込みアクセス用の、レベル、区分、グループなど、ユーザーのセッション・ラベルを初期化するラベル文字列

DEFAULT_ROW_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

レベル、コンポーネントおよびグループを含む、プログラムの行ラベルを初期化するラベル文字列

ALL_SA_USER_LEVELS

ALL_SA_USER_LEVELSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_USER_ADMIN.SET_LEVELSプロシージャに基づいて、ユーザーに割り当てられた最小レベルと最大レベルを示します。

また、ユーザーのセッション・ラベルおよび行ラベルのデフォルト値をリストします。

「SA_USER_ADMIN.SET_LEVELS」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

MAX_LEVEL

VARCHAR2(30)

NOT NULL

読取りアクセスと書込みアクセスの最上位レベルの短縮名

MIN_LEVEL

VARCHAR2(30)

NOT NULL

読取りアクセスと書込みアクセスの最下位レベルの短縮名

DEF_LEVEL

VARCHAR2(30)

NOT NULL

デフォルト・レベルの短縮名

ROW_LEVEL

VARCHAR2(30)

NOT NULL

行レベルの短縮名

ALL_SA_USER_PRIVS

ALL_SA_USER_PRIVSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、SA_USER_ADMIN.SET_USER_PRIVSプロシージャに基づいて、ユーザーに付与されているポリシー固有の権限を示します。

「SA_USER_ADMIN.SET_USER_PRIVS」を参照してください。

データ型 Null 説明

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_PRIVILEGES

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーに付与されたポリシー固有の権限

使用可能な権限は、「ポリシーのユーザーおよびトラステッド・プログラム・ユニットへの権限の付与について」を参照してください

DBA_SA_AUDIT_OPTIONS

DBA_SA_AUDIT_OPTIONSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、Oracle Label Securityの監査オプションを示します。

列はALL_SA_AUDIT_OPTIONSの列と同じです。

DBA_SA_COMPARTMENTS

ALL_SA_COMPARTMENTSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、Oracle Label Securityポリシー区分に関する情報を示します。

列はALL_SA_COMPARTMENTSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_COMPARTMENTS

DBA_SA_DATA_LABELS

ALL_SA_DATA_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、指定したOracle Label Securityポリシーのラベルおよびラベル・タグを示します。

列はALL_SA_DATA_LABELSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_DATA_LABELS

DBA_SA_GROUPS

ALL_SA_GROUPSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、Oracle Label Securityポリシー・グループに関する情報を示します。

列はALL_SA_GROUPSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_GROUPS

DBA_SA_GROUP_HIERARCHY

DBA_SA_GROUP_HIERARCHYデータ・ディクショナリ・ビューは、ポリシー内のグループの階層(つまり、親子関係)を示します。

Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

HIERARCHY_LEVEL

NUMBER

NULL

グループ階層内の特定のグループのレベルを示します。親グループを持たないグループは、HIERARCHY_LEVEL 1になります。その子グループは、HIERARCHY_LEVEL 2などになります。

たとえば、次の順序の次のグループについて考えてみます。

  1. G1G4

  2. G2G5

  3. G3

ここでは、G1G4HIERARCHY_LEVEL 1になります。G2G5HIERARCHY_LEVEL 2になり、G3HIERARCHY_LEVEL 3になります。

親子関係は次のとおりです。

  • G3G2の子グループで、G2G1の子グループです。

  • G5G4の子グループです。

GROUP_NAME

VARCHAR2(4000)

NULL

階層レベルを示すことを目的としたグループの短縮名

DBA_SA_LABELS

DBA_SA_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、ポリシーのラベルのタグおよびタイプに関する情報を示します。

列はALL_SA_LABELSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_LABELS

DBA_SA_LEVELS

DBA_SA_LEVELSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、ポリシーに関連付けられたレベルに関する情報を示します。

列はALL_SA_LEVELSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_LABELS

DBA_SA_POLICIES

DBA_SA_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、SA_SYSDBA.CREATE_POLICYプロシージャに基づいて、Oracle Label Securityポリシーに関する情報を示します。

また、このビューは、ポリシーが有効か無効かどうかと、そのサブスクリプション・ステータスも示します。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

COLUMN_NAME

VARCHAR2(128)

NOT NULL

ポリシーで保護されている表に追加された列の名前

STATUS

VARCHAR2(8)

NULL

ポリシーが有効か無効か

POLICY_OPTIONS

VARCHAR2(4000)

NULL

このポリシーに設定されたオプション。

使用可能な強制オプションのリストは、「ポリシー強制オプションのカテゴリ」を参照してください。

POLICY_SUBSCRIBED

VARCHAR2(5)

NULL

SA_POLICY_ADMIN.POLICY_SUBSCRIBEまたはSA_POLICY_ADMIN.POLICY_UNSUBSCRIBEプロシージャに基づいて、ポリシーのサブスクリプション・ステータスを示します。

DBA_SA_PROG_PRIVS

DBA_SA_PROG_PRIVSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、プログラム・ユニットのポリシー固有の権限に関する情報を示します。

列はALL_SA_PROG_PRIVSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_PROG_PRIVS

DBA_SA_SCHEMA_POLICIES

DBA_SA_SCHEMA_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、スキーマ内のすべての表に適用されているポリシーに関する情報を示します。

列はALL_SA_SCHEMA_POLICIESの列と同じです。

DBA_SA_TABLE_POLICIES

DBA_SA_TABLE_POLICIESデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、データベース表に追加されたポリシーに関する情報を示します。

列はALL_SA_TABLE_POLICIESの列と同じです。

DBA_SA_USERS

DBA_SA_USERSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、Oracle Label Securityユーザーが持っている権限に関する情報を示します。

列はALL_SA_USERSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_USERS

DBA_SA_USER_COMPARTMENTS

DBA_SA_USER_COMPARTMENTSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、SA_USER_ADMIN.ADD_COMPARTMENTSプロシージャに基づいて、ユーザー認証を示します。

また、このビューは、区分が書込みおよび読取り権限について認可されるかどうかも示します

「SA_USER_ADMIN.ADD_COMPARTMENTS」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

COMP

VARCHAR2(30)

NOT NULL

追加された区分の短縮名

RW_ACCESS

VARCHAR2(5)

NULL

アクセス・モード。可能な値は次のとおりです。

  • SA_UTL.READ_ONLYは、書込みアクセス権がないことを示します。

  • SA_UTL.READ_WRITEは、書込みが認可されることを示します。

DEF_COMP

VARCHAR2(1)

NOT NULL

区分がデフォルト区分内にあるかどうか

ROW_COMP

VARCHAR2(1)

NOT NULL

区分が行ラベル内にあるかどうか

DBA_SA_USER_GROUPS

DBA_SA_USER_GROUPSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、SA_USER_ADMIN.ADD_GROUPSプロシージャに基づいて、ユーザーに関連付けられているグループを示します。

「SA_USER_ADMIN.ADD_GROUPS」を参照してください。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

USER_NAME

VARCHAR2(1024)

NOT NULL

ユーザー名

GRP

VARCHAR2(30)

NOT NULL

追加されたグループの短縮名

RW_ACCESS

VARCHAR2(5)

NULL

アクセス・モード。可能な値は次のとおりです。

  • SA_UTL.READ_ONLYは、読取り専用アクセス権があることを示します。

  • SA_UTL.READ_WRITEは、読取りおよび書込みアクセス権があることを示します。

DEF_GROUP

VARCHAR2(1)

NOT NULL

グループがデフォルト・グループ内にあるかどうか

ROW_GROUP

VARCHAR2(1)

NOT NULL

グループがラベル内にあるかどうか

DBA_SA_USER_LABELS

DBA_SA_USER_LABELSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、ユーザーに関するラベル固有の情報を示します。

列はALL_SA_USER_LABELSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_USER_LABELS

DBA_SA_USER_LEVELS

DBA_SA_USER_LEVELSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース全体に対して、ユーザーに割り当てられた最小レベルと最大レベルを示します。

また、このビューは、ユーザーのセッション・ラベルおよび行ラベルのデフォルト値も示します。

列はALL_SA_USER_LEVELSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_USER_LEVELS

DBA_SA_USER_PRIVS

DBA_SA_USER_PRIVSデータ・ディクショナリ・ビューは、現行ユーザーに対して、ユーザーに付与されているポリシー固有の権限を示します。

列はALL_SA_USER_PRIVSの列と同じです。

関連項目:

ALL_SA_USER_PRIVS

DBA_OLS_STATUS

DBA_OLS_STATUSデータ・ディクショナリ・ビューは、データベース内のOracle Label Securityの構成ステータスを示します。

データ型 Null 説明

NAME

VARCHAR2(20)

NULL

ステータスの名前。値は次のとおりです。

  • OLS_CONFIGURE_STATUS

  • OLS_DIRECTORY_STATUS

  • OLS_ENABLE_STATUS

STATUS

VARCHAR2(5)

NULL

対応する名前の列に記載されている機能のステータスを示します。たとえば、OLS_CONFIGURE_STATUSステータスの値がTRUEの場合、Oracle Label Securityは構成されていることを意味します。

DESCRIPTION

VARCHAR2(4000)

NULL

ステータスの説明は次のとおりです。

  • OLS_CONFIGURE_STATUS: Oracle Label Securityが構成されているかどうかを判断します。

  • OLS_DIRECTORY_STATUS: Oracle Internet DirectoryがOracle Label Securityで有効化されているかどうかを判断します。

  • OLS_ENABLE_STATUS: Oracle Label Securityが有効化されているかどうかを判断します。

USER_SA_SESSION

USER_SA_SESSIONデータ・ディクショナリ・ビューは、現行データベース・セッションのセキュリティ属性値を示します。

このビューへのアクセスはPUBLICです。

データ型 Null 説明

POLICY_NAME

VARCHAR2(30)

NOT NULL

Oracle Label Securityポリシーの名前

SA_USER_NAME

VARCHAR2(4000)

NULL

現行セッション・ユーザーの名前

PRIVS

VARCHAR2(4000)

NULL

現行セッションの権限

MAX_READ_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最大読取りラベルを初期化したラベル文字列

MAX_WRITE_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが認可される最大書込みラベルを初期化したラベル文字列

MIN_LEVEL

VARCHAR2(4000)

NULL

セッションについて認可された最小Oracle Label Securityレベル

LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

現行データベース・セッションのラベル

COMP_WRITE

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが書込みを認可されている区分

GROUP_WRITE

VARCHAR2(4000)

NULL

ユーザーが書込みを認可されているグループ

ROW_LABEL

VARCHAR2(4000)

NULL

現行セッションのポリシーに関連付けられている行ラベル

Oracle Label Securityのユーザー作成の監査ビュー

SA_AUDIT_ADMIN.CREATE_VIEWプロシージャを使用すると、特定のポリシーの監査証跡ビューを作成できます。

デフォルトでは、このビューの名前はDBA_policyname_AUDIT_TRAILです。

データ型 Null 説明

USERNAME

VARCHAR2(128)

NULL

アクションが監査対象となったユーザーの名前

USERHOST

VARCHAR2(128)

NULL

クライアントのホスト・マシンの名前

TERMINAL

VARCHAR2(255)

NULL

ユーザーの端末の識別子

TIMESTAMP

DATE

NULL

ローカル・データベースのセッション・タイム・ゾーンでの監査証跡エントリの作成日時(AUDIT SESSIONで作成されたエントリに対するユーザー・ログインの日時)

OWNER

VARCHAR2(128)

NULL

操作の影響を受けたオブジェクトの作成者

OBJ_NAME

VARCHAR2(128)

NULL

操作の影響を受けたオブジェクトの名前

ACTION

NUMBER

NOT NULL

数値のアクション・タイプ・コード。アクション・タイプに対応する名前は、ACTION_NAME列に示されます。

ACTION_NAME

VARCHAR2(47)

NULL

ACTION列の数値コードに対応するアクション・タイプの名前

COMMENT_TEXT

VARCHAR2(4000)

NULL

監査対象となった文の詳細を示す、監査証跡エントリについてのテキスト・コメント。

ユーザーが認証された方式も示す。認証方式は、次のいずれか。

  • DATABASE: 認証はパスワードによって行われた。

  • NETWORK: 認証はOracle Net Servicesまたは厳密認証によって行われた。

SESSIONID

NUMBER

NOT NULL

各Oracleセッションの数値ID

ENTRYID

NUMBER

NOT NULL

セッションの各監査証跡エントリの数値ID

STATEMENTID

NUMBER

NOT NULL

文の実行ごとの数値ID

RETURNCODE

NUMBER

NOT NULL

アクションによって生成されたOracleエラー・コード。有効な値の例は次のとおりです。

  • 0: アクションは成功

  • 2004: セキュリティ違反

EXTENDED_TIMESTAMP

TIMESTAMP (6)WITH TIME ZONE

NULL

UTC(協定世界時)タイム・ゾーンでの監査証跡エントリで作成されたタイムスタンプ(AUDIT SESSIONで作成されたエントリに対するユーザー・ログインのタイムスタンプ)

OLS_COL

VARCHAR2(4000)

NULL

Oracle Label Securityが保護する表に追加された列の名前

Oracle Label Securityでの制限事項

このリリースのOracle Label Securityには、いくつかの制限事項があります。

これらの制限事項は次のとおりです。

  • CREATE TABLE AS SELECTの制限

    Oracle Label Securityポリシーで保護されているスキーマ内でCREATE TABLE AS SELECTの実行を試みると、文は失敗します。

  • ラベル・タグの制限

    ラベル・タグは、データベース内のポリシー間で一意であることが必要です。データベース内で複数のポリシーを使用する場合、異なるポリシー内で同じ数値ラベル・タグは使用できません。

  • エクスポート制限

    Oracle Database 12cリリース1 (12.1)より前では、Oracle Label Securityで不透明型を使用しているため、LBACSYSスキーマをエクスポートできませんでした。Oracle Label Securityをインストールした状態でデータベース全体をエクスポートできますが(パラメータFULL=Y)、LBACSYSスキーマはエクスポートされません。

    Oracle Databaseリリース12cから、この制限はなくなりました。エクスポートをサポートできるデータベース・バージョンの詳細は、「データベースの全体エクスポート」を参照してください。

  • Oracle Label Securityでの削除制限

    DROP USER CASCADEは、LBACSYSアカウントで実行しないでください。

    AS SYSDBA構文を使用してデータベースにユーザーSYSで接続し、ファイル$ORACLE_HOME/rdbms/admin/catnools.sqlを実行して、Oracle Label Securityを削除します。

    関連項目:

    プラットフォーム固有のOracleインストレーション・ガイドを参照してください。

  • 共有スキーマのサポートの制限

    Oracle Internet Directoryに定義されているユーザー・アカウントに、個々のOracle Label Securityの認可を付与することはできません。ただし、ディレクトリ・ユーザーがマップされている共有スキーマに認可を付与することはできます。

    Oracle Label SecurityのファンクションSET_ACCESS_PROFILEをプログラムで使用すると、ユーザーが認証を受けて共有スキーマにマップされた後に使用する、ラベル認可プロファイルを設定できます。Oracle Label Securityでは、Oracle Label Security内でラベル認可が付与されているユーザーと実際のデータベース・ユーザー間のマッピングは施行されません。

  • 非表示列の制限

    PL/SQLでは、表にある非表示列の参照は認識されません。コンパイラ・エラーが生成されます。