Oracle ASMのパスワード・ファイル認証はローカルとリモートの両方で機能します。パスワード・ファイル認証を有効にするには、Oracle ASMのパスワード・ファイルを作成する必要があります。
Oracle ASMストレージ・オプションを選択した場合、ASMCAはOracle ASMディスク・グループの初期構成時に初期ユーザー(SYSおよびASMSNMP)を使用してOracle ASMのパスワード・ファイルを作成します。パスワード・ファイルに他のユーザーを追加するには、「Oracle ASMの権限について」で説明したように、CREATE USERコマンドとGRANTコマンドを使用できます。
ASMCAを使用せずにOracle ASMインスタンスを構成する場合は、手動でパスワード・ファイルを作成し、ユーザーSYSにSYSASM権限を付与する必要があります。
SQL*Plusコマンドは、パスワード・ファイル認証を使用します。
関連項目:
パスワード・ファイルの作成と維持の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください。
CREATE
USER
およびGRANT
コマンドの詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
データベース・セキュリティの詳細は、『Oracle Databaseセキュリティ・ガイド』を参照してください。
V$PWFILE_USERS
ビューの詳細は『Oracle Databaseリファレンス』を参照してください。このビューは、パスワード・ファイルから導出されたものとしてSYSASM
、SYSDBA
およびSYSOPER
権限が付与されたユーザーをリストします。